こんにちは 福岡の建設コンサルタント オービット総務部のSです。
技術士としての専門性を武器に、現場と若手を支える第1部設計部長。
今回は、長年の経験と知識を活かして社内勉強会を主催している設計部長に、技術士の役割や勉強会への思いをインタビューしました。
Q:第1部設計部長として、現在の業務内容を教えてください。
主に橋梁詳細設計、橋梁補修設計、橋梁点検業務を管理技術者や照査技術者として業務担当しています。また、設計1部長として、部内をまとめたり指導したりしています。
Q:技術士資格を取得されたきっかけは?
模範解答的には、発注者の信頼を得るためですかね?でも、本音では、資格手当による給料アップだったような気がします。
技術士は、科学技術分野における日本の国家資格の中でも最高峰とされる資格で、取得することによって周りからの見られ方も変わりますし、発言に対する説得力が増します。その分責任も伴いますが、そのことを意識して業務にあたるようになるため、技術者として成長できたと思っています。
Q:現在、社内で技術士勉強会を主催されていますが、その目的は?
会社が取得を推進しているのもありますが、土木設計技術者は無資格でも設計が可能ではありますが、技術力がつくまでは会社の看板に背負われているようなものです。技術力がついてその証として技術士を取得することで、それからは会社の看板を背負う技術者になれると思っています。そのような自立した技術者を一人でも多く育てたいと思って開催しています。
Q:勉強会では、どんな内容を扱っていますか?
点数を取るための答案の書き方について指導しています。
具体的には問題の分析の仕方、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)を意識した解答の書き方、特に文章に流れを作り採点者と文章を通じたコミュニケーションをとることを意識した文章の書き方、各内容(骨子)や技術的なキーワードの書き方などです。
その成果を見るために模擬試験も実施しています。私だけでなく、社内には多くの分野に精通した技術士がいますので、協力いただいて「合格できる答案」作成に向けて指導しています。
Q:ちなみに、休日はどう過ごしてるんですか?
怠け者なので、何もしないで寝て過ごすことが多いですが、家族と買い物に出かけたりします。
最近は、週1回はウォーキングするように心がけています。全然足りないと思いますが。。。
また、4月~7月の技術士勉強会開催期間中は、最近の建設業界の動向や問題傾向の分析をしたり答案の添削指導をしたりしています。試験の傾向も年々変わってきていますので、適切な指導をするためには勉強も欠かせません。
Q:若手社員に向けて、メッセージをお願いします。
似たようなことわざがあったと思いますが、「勉強は人のためならず」だと思っています。勉強したことは、必ず自分にいい意味で返ってきます。
技術士の勉強を通して学ぶことは技術者としてあるべき姿であり、普段の仕事の仕方もかわってくると思いますので、仕事との両立は大変だと思いますが頑張ってください。
「会社の看板を背負う技術者」という言葉が印象的だったインタビュー
現場を知り尽くした設計部長の言葉には、説得力と熱意が込められていました。
これからも社内での技術力の継承が進むことを期待します。
こんな頼もしい設計部長がいるオービットで、一緒に成長しませんか。
次回のブログもお楽しみに😀






