こんにちは! プラスト編集部のOです。
第29回目となる「みんなの転職ストーリー」。 今回登場していただくのは株式会社第一鉄道で、線路の保守メンテナンスを担っているTさんです。
今回も、みなさんの転職活動の参考になる転職体験談を紹介しています。ぜひご一読ください。

【🏢株式会社第一鉄道】
JR東日本グループ「ユニオン建設株式会社」の協力会社として、北東北の鉄道インフラ整備を担ってきた第一鉄道。軌道工事のスペシャリストとして、地域の人々の暮らしを支えています。
プラストでは、豊富な福利厚生や制度、仕事内容、社員同士の関係性まで、多岐にわたって魅力を発信。入社後をイメージできる記事の数々が投稿されています。






——同年代・同期の存在が活力に

取材時点で入社4ヵ月ほどになるTさん。まだまだ覚えることばかりで余裕はないようだが、仕事にはしっかりとやりがいを感じているという。
「線路のメンテナンスは、いわゆるインフラを守る仕事として多くの人々の生活を支えています。自身の仕事が社会に貢献しているという感覚をつかめていることは、間違いなく働く上でのモチベーションにつながっています」
実際に仕事を経験してみて、ギャップを感じている部分もあるようだ。
「この仕事で初めて現場作業や夜勤を体験しましたが、やっぱり体力は使いますね。おかげで、入社後に5キロ以上痩せて筋肉がつきました。健康になりましたよ(笑)」
キャプション付き画像 (30).png 「ただ、夜勤があると言っても、昼夜連続で働くわけでないし、なんなら日中早くに退勤できることも少なくありません。今までにない柔軟な働き方ができていて、そこは私の性に合っていると実感しています。手当が出るのもうれしいポイントです」
また、仕事や働き方だけでなく、人間関係においても魅力があるという。
「これまでの職場も人間関係は良かったのですが、年の離れた先輩ばかりだったんです。でも、第一鉄道では同年代も多く、同期の同僚までいます。趣味のゲームの話で盛り上がったり、年齢が近い分お互いの話にも共感できることが多かったり——。今までにない横のつながりをつくることができていて、楽しく会社生活を送っていますよ」
キャプション付き画像 (31).png Tさんの語り口からは、新たな環境で、順調にキャリアをスタートさせている様子がうかがえました——。 そんなTさんは、どのようにして現在地までたどりついたのでしょうか。ここからは、Tさんキャリアの軌跡を紐解いていきます。


——アルバイトから正社員へ

学生時代に飲食店でアルバイトをしていたというTさん。高校を卒業後、そのままアルバイト先に就職することとなった。
「社長から『うちで働かないか?』っていう打診があったんです。当時は若いこともあって将来について真剣に考えていませんでした。だから、『そう言ってくれるなら!』って、あっさりと入社を決断したことを覚えています(笑)」
Tさんは主に料理を担当。調理はもちろん、メニュー開発なども担っていた。最終的には副料理長という重要ポジションを任されていたというが…。
「朝から深夜まで働きっぱなしできつかったですね。一番つらかったのは、土日休みや長期休暇がなかったこと。飲食店はそのタイミングが稼ぎ時なんでしょうがないのですが…」
「友人たちと飲み会を開いても、自分はちょっと顔を出してまた仕事に戻るって感じで…。当時は若かったこともあり、もっと自分の時間がほしいと思っていました」
よりプライベートの充実を実現できる環境を求め、Tさんはアルバイト時代も含めて10年ほど勤めた飲食店を退職することにした。


——最初の転職活動に費やした時間は”ゼロ”

Tさんが退職に踏み切ったのは、他にも大きな理由があったようだ。
「実は、飲食店時代に知り合った方で、電装品の取付をメインで手掛ける自動車整備会社を経営していた社長がいたんです。その社長に誘われたのがキャリアチェンジのきっかけになりました」
もともと車が好きだったというTさん。趣味を仕事にできるということで、すぐに入社を決断。書類審査や面接はなかったという。
「一回りも二回りも年の離れた先輩ばかりだったのですが、可愛がってもらえて、今振り返っても楽しい思い出ばかりです。そして、趣味の知識を存分に活かせ、仕事にもやりがいを感じていました」
さらに、土日休みで大型連休もあり、まさにTさんの望んでいた環境があったようだ。それなのになぜ、転職を考え出したのだろうか。
「ある時期から会社の経営が傾いていって…。給料がみるみる下がっていくなかで先輩たちも一人、また一人と辞めていきました。そして最後には、社長が会社をたたむ決断を下したんです」


——初めての本格的な転職活動

前職の事情から、会社・仕事探しをしなければならなくなったTさん。転職経験はあるものの、いわゆる「転職活動」は初めて。どのように進めたのだろうか。
「書類作成も面接も経験したことがなかったので、不安しかなかったです。それでも、エージェントなどに相談しませんでした。とりあえず、自分でやってみようと考えていましたね」
手始めに、Tさんは多数の求人サイトに登録してみたり、ハローワークに行ってみたりしたという。そうして、第一鉄道の求人を発見した。
「第一鉄道は、過去に私が通学で利用していた鉄道の線路メンテナンスを手掛けていました。それで、すごく身近に感じたというか、興味を持ったことを覚えています」
「気になって会社発信のブログを見てみると、第一鉄道のポスターについて紹介していた記事が目に留まりました。そのポスターでは、『この仕事、ちょっと地味。でも超大事』というキャッチコピーを大々的に打ち出していたんです。私は、自身が表に出るというより、縁の下で支えるような仕事をしたいと思っていました。だからこの記事をきっかけに、同社の仕事内容に一層興味が湧いてきました」


——面接時の雰囲気に魅力を感じる

第一鉄道が土日休みで長期休暇があることもTさんの希望通り。求人から応募して面接に進むことになったという。
「面接って堅苦しい雰囲気のなかでおこなわれるイメージがあったので、当日はすごく緊張しましたね。とりあえず、初めての経験だし、感覚をつかもうという気持ちを持ちつつ臨みました」
しかし、実際の面接は想像とは違っていたという。
「基本的には雑談するようなかたちで進行し、堅苦しさは一切なし。とてもフレンドリーな雰囲気でしたね。2社目を辞めて、第一鉄道に入社するまでに9カ月ほどの空白期間があったのですが、それについて鋭く突っ込まれることもなかったです。趣味の質問など、私の人柄を知ろうとしてくれていることが伝わってきて好感を持ちました」
キャプション付き画像 (29).png 無事に内定も出て、すぐに入社を決意したというTさん。現在、Tさんが良い人間関係のなかで、仕事に精を出していることは冒頭でお伝えした通り。最後に、転職を考えている人にエールを送ってもらった。
「やっぱり、まずは一歩踏み出せるかどうかが大事だと思います。私としても、現場作業や夜勤は初めてで、躊躇した部分があったのも正直なところ。でも、実際に体験して、やりがいや働き方など、魅力もたくさん知ることができました。少しでも興味や関心があるのであれば、挑戦してみるのがいいと思います!」





※本記事は2025年9月3日時点の情報をもとに作成しています

《編集後記》

同社のプラスト記事を読んでいると、資格取得支援など、社員のスキルアップ・キャリアアップを積極的に応援していることがわかります。 Tさんも、仕事に慣れて自信がついたら、積極的に資格の取得などを目指していきたいとのことでした。頼れる先輩や気が合う同期のもと、これから一層活躍するTさんの姿が想像できるインタビューとなりました。

▶株式会社第一鉄道のプラスト記事はコチラ ▶株式会社第一鉄道のHPはコチラ



【バックナンバーはこちらから】 みんなの転職ストーリーまとめ