こんにちは、有限会社斉藤造園 採用担当です。
11月30日(日)にある転職フェア横浜に参加する予定です! そこに向けて弊社が行ってる採用にまつわるお話をしたいと思います。
今回の記事、少し“胡散臭い”と思われるかもしれません。 でも私は 綺麗ごとで人を採りたくない ので、今日は全部本音で書きます。
■ よく聞かれる質問。「なんで造園業界に入ったんですか?」
求職者の方に、ほぼ必ず聞かれる質問です。 普通なら、
「緑が好きで、人の役に立ちたくて……」
と言うところなんでしょうが、私は言いません。 なぜなら、私は造園が好きで入社したわけではないから です。
むしろ、嘘でもそう言ったほうが“採用担当としては正解”なのかもしれませんが、 そんな採用はしたくないので、時にはこんなことも言います。
「あなたのためにも、今は入らないほうがいいと思います。 ◯◯みたいな業界のほうが合うかもしれませんよ。」
……これ、冗談ではなく本気で言っています。 今日は、その理由をお話します。
■ そもそも、私は“造園が好きで入った”わけじゃない
入社のきっかけは、コロナ禍でした。
私はもともと、 出版社・音楽制作・アニメ・広告・Webマーケなど、 いわゆる “屋内クリエイティブど真ん中” の世界にいました。
名声はそれなり 給料も順調 忙しいけど楽しい IT導入やデジタル化にもどっぷり浸かっていた
ただ、コロナ禍で一人作業が増えていく中で、ふと燃え尽きてしまいました。
「このまま10年、同じ景色を見続けるのかな?」
業界が悪いわけではありません。 “成熟した業界の中で、自分の心が一度止まった”という感覚でした。
そんなとき、こんな話を持ちかけられます。
「採用もうまくいかないし、パソコンも高いし、 ホームページも作れないし……ちょっと見てくれない?」
それが、造園業界との出会いでした。
■ 正直、最初は“絶対自分に合わない”と思った
外仕事 体力仕事 体育会系の文化もある 生活リズムも企業リズムもまったく違う
クリエイティブ畑から見ると、本当に別世界でした。
でも、中身をしっかり見た瞬間、こう思いました。
「あ、これめちゃくちゃ伸びしろある。 手をつけてる会社も少ないし、うまくいけば業界ごと変えられるかも。 それって、すごく面白そうじゃない?」
業務は属人的 IT化はほぼゼロ 採用計画もない 情報共有は口頭と紙 給与体系も昔のまま 「人がいないから改善できない」の悪循環
つまり、笑ってしまうくらい、若い人たちから指摘されてしまう課題の宝庫でした。
でも私は前職で、“ゼロ → 1” を散々やってきた人間です。 その苦しさも楽しさも、体が覚えています。
「……これ、めちゃくちゃ面白いじゃん」
そう思った瞬間、自分の中でスイッチが入りました。
■ 入社理由は“好き”じゃなくて“変えたい”から
よく求人では、
緑が好きな人歓迎 自然が好きな人歓迎 造園が好きな人歓迎
と書かれます。うちの求人にも、出てきます。 もちろん、本当にそういう方が入ってくれたら最高です。 それは間違いなくWIN-WINです。
でも、そんな都合よくいかないのが現実ですよね。
正直に言うと、今の造園業界、そしてうちの会社に向いているのは
「造園が好き」よりも 「変えたい」「面白い」が強い人
だと感じています。
自然が好きでも、仕事として続けるのは簡単ではありません。 「造園=泥臭くて稼げない昭和脳」という偏見も、まだまだ根強いです。
でも実際には、
DX化を推進するには、それなりのITリテラシーが必要 チームワークやコミュニケーション能力も不可欠 仕組みづくりができると、その成果がダイレクトに返ってくる
学んできたことやITの知識も、むしろ“刺さる”場面が多い
むしろ 「頭を使う仕事」 です。
そして、今進めている施策のほとんどは、その“余白”から生まれました。
Netflix 会社負担(大手福利厚生サービス導入) 年間休日120日 男性育休3ヶ月+育児時短3年の実績 クラウド化・IT導入 360°フィードバック評価制度 業務フローの再構築 など
何も整っていなかったからこそ、全部できた。 これが本音です。
■ 「こんな荒れた業界、誰が来るの?」という疑問
正直、多くの求職者の方がそう思っていると思います。
その感覚は、間違っていません。 答えを言うと——
あまり来ません。正直に言えば。 でも、“合う人にはとんでもなく合う”業界だと思います。
■ 課題がある場所には、成長・評価・チャンスが全部ある
造園業界は、昭和〜平成の高度成長期で一度成熟し、 今、構造変化の真っ只中にあります。
言い方を変えれば、終わりかけている古い形から、新しい形へ変わる途中 です。 つまり、今は “転換期”。
だからこそ、
若手でも仕組みづくりに関われる 改善が形になるスピードが早い 小さな会社でも、個人の影響力が大きい
こういう環境が生まれています。
私自身も入社してすぐに、 組織づくり IT導入 採用基盤の整備 福利厚生の設計 評価制度の見直し
など、大企業なら10年かかるようなこと に、数年で携わってきました。 まだまだ道半ばですが、「この会社だからできた」と断言できます。
■ この会社・この業界は“万人向け”ではありません
本音を言えば、業界全体がもっと人気になってほしいです。 福祉・公共サービス・建設業界などと同じく、 もっと社会全体で支えるべき分野だとも思っています。
給与をどうするのか、休みをどうするのか—— 簡単には変わらない問題も、多くあります。
でも、前回の記事でも少し触れたように、 AIには取られないAIと共存していく「現場」と 「空間づくり」の仕事 がここにはあります。 造園業は、まだまだ“捨てたものじゃない”と本気で思っています。
ただし、現状向いている人は、やっぱり限られています。
変化を面白がれる 課題にワクワクできる 裁量を持ちたい 成長フェーズの会社で働きたい 自分の力を試したい 未完成の会社を一緒に作ってみたい
こんな方には、間違いなく刺さる環境 です。
私はそのタイプでした。 だからこそ、胸を張ってこう言えます。
■ 最後に:綺麗事で採用しません
よく聞かれます。
「造園が好きじゃなくても良いんですか?」
答えは、YES です。
もちろん、造園が好きなら大歓迎です。 でも、“変えたい”と思って入る人のほうが強い瞬間もある。
造園業界は今、変化の真っ最中。 当社もまた、変わり続けている途中です。
次にこの会社を変えていくのは、もしかしたらあなたかもしれない。 というか、あなたのような人が来てくれないと変わらないかもしれない。
少しでも何か感じるものがあったら、まずは気軽に話をしませんか?
現場のリアルも、会社の課題も、 そして「それでもこの業界おもしろいよ」と思えるポイントも、 全部、本音でお伝えします。