最近、園芸店などの売場にたくさんの「マム」が、登場している。 洋菊の一種でアメリカで作られた菊の園芸種だそうだ。 「百日草」の背丈を小さくした園芸種が「ジニア」だが、「ジニア」になって彩りも形も大幅に増えたように、「菊」の園芸種の一つが「マム」と呼ばれ、たくさんの形や色が登場している。 もともと、「菊」を英語では、「クリサンセマム」と呼ばれている訳なので、「菊」を「マム」と呼んでもおかしくは無いのだが、最近「マム」が大人気なのは、その可愛らしさと切り花の寿命の長さが要因のようだ。
菊の花は、天皇や皇室の御紋とされているし、パスポートや五十円硬貨、国会議員のバッジにも使われていて、生け花等にも多く使われている。 日本人に取って長らく大切に思われてきた花なのだが、菊祭りや菊人形など、お寺や神社で行われる事が多く、また葬儀や仏花に使われたりして、堅苦しい花とか、葬儀の花などのイメージが強くなって、避けられてしまったのも事実である。 そんなイメージを一新させるため「マム」として登場した「菊」は、そのもくろみ通り、今の若い人達の人気の花となっているようだ。
当然だが「マム」は菊なので、切り花にしたときの寿命は特に長い。 しかし、細い管で構成されている「マム」の茎は、切り花にする場合、鋏でカットすると管が細いため、つぶれやすく、水の吸い上げが悪くなってしまう。 よって、鋏で切るのは好ましくなく、手で折る事を推奨する。 手で折った箇所から2cm程の水で生け、水が少なくなったら補充するそんな生け方で2ヶ月ほど持たせる事も可能のようだ。
まさに「マム」は、ポットマム、ピンポンマム、スプレーマムなど色々とあり、寄せ植えにも、生け花にも、申し分ない花と言える。