先日、一年前にきらり白金高輪校の利用を終えた、現在小2になる男の子の母親から 電話がありました。突然の電話だったので、何かあったのかと思いお話をうかがいました。
小学校で二者面談があったそうです。そこで、授業中にその男の子が壁を見ていたり、 周囲をきょろきょろ見ている時があり、担任の先生が注意するとはっと我に返って 授業を聞いているという話があったそうです。 担任の先生は授業の妨げにはなっていないとおっしゃっていたそうですが、 母親は心配になって誰か相談したいと思い、きらりに電話をかけたということでした。
授業の妨げになっていないのであれば、担任の先生と情報共有できただけで十分だと 思いますし、過度の心配は不要だと思いますと、母親には伝えました。 母親の心配が少しはやわらいだと思います。
「子どもに何か言った方がよいですか?」と母親に聞かれたので、 「授業中にキョロキョロしたくなったら、壁じゃなくて手に持っている鉛筆やノートを 見るようにすれば、先生から注意されなくなるよ」と伝えてみてはどうでしょうかと 提案しました。
ひょっとすると、その子にとっては授業が難しくて、気が逸れてしまうのかもしれません。 そんな子に「先生の話を頑張って聞いてごらん」と言ったところで苦痛でしかないと 思います。この場合は、先生に注意されることなく、みんなと一緒に授業を受けられる ことが、その子の自信につながると思われたので、そういう提案をしました。 これが最適解かどうかはわかりませんが、その子のできることが少しずつ増えて いけばいいのではないかと思います。

その子の困っていることに寄り添い、少しずつ自信を持ってもらえるように サポートしていきたいと、私たちは考えています。
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