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工夫が大事。 【豊明校】

私はとっても片付けが苦手です。 使ったものはその辺にポイッとしてしまうため あっという間に物がなくなります。 朝家を出ようとして車の鍵がない!!!と探し回ることもしょっちゅう。 今朝も付箋を貼ったらまだたくさんあったはずの付箋がどこへやら??? (…鞄の中にありました。) といった感じで、 私は1日数十分は物を探す時間に使っているのでは…と 思っています。 さて、なんでこんな恥さらしなことを記事にしようと思ったかと言うと 療育のお話が出来るな、と思ったからです。 皆さんは片付けが出来ない子に対して、どうしますか? 頭ごなしに片付けなさい!と叱りますか? それとも、一緒に片付けますか? 私の行動の振り返ってみると 今朝の付箋は「付箋を使う」ことで頭がいっぱいでその後を考えていないから。 車の鍵は手に持ったままそのまま家のどこかに置いてしまうから。 使ったものを片付けないのは、「今これをしなければ」と思っているから。 だから、片付けが出来なかった。 客観的に見てみると 使ったものをそのままにしている。決まった場所に置かずあちこちに置く。 といった感じでしょうか。 では、私はどうやったら片付けが出来るようになるでしょうか? 例えば、 「目のつく場所にお片付けBOXを置く」とか 「小さなものは紛失しない様に紐でくっつけておく」とか 「紛失してもすぐ見つけられるように音が鳴るようにする」とか 「見通しをたてて、使ったら片付るを定着させる」とか?? それらの手立てを考えていくことが療育なんじゃないのかなあと思っています。 皆さんが日々生活しやすいように工夫している事を わかりやすくその子に応じて作り替えていく。 お子さんによって理解の仕方、認識の仕方が違うので あの子はこれで出来たけど、この子はこれでは出来ない、なんてこともしょっちゅう。 それがまた、やりがいでもなり楽しさでもあります。

「障害がある」ということ。 【豊明校】

あなたのお子さん、あるいは自分や家族に 障害があります、と言われた時に あなたならどう思われますか? 健康的に育ってきたのに とある日、「自閉症です」と言われた保護者の方の多くは 「そんなはずない」と否定をしようとします。 障害を受容するまでに 「ショック期」「否認期」「混乱期」 「解決への努力期」「受容期」と 様々な感情の波を繰り返していくそうです。 さて、「きらり」に来所される保護者の方はどうでしょうか? もちろん、受容をし前向きに考えておられる方もいます。 もちろん、まだ受容をしきれないながらも どこかに繋がらなければと苦しい中で動いてくださっている方もいます。 頭では障害があると分かっていても 普段生活をする中でこの子には障害があって、こういう特性だから こういう言葉かけをしてあげないと…と 実行できる人も実はそう多くありません。 家族の手前、兄弟姉妹の手前、 今さら態度を変えられない… または逆に過剰になりすぎて、 家族が我慢をせざるを得ない状況になっている事も。 障害があるからって特別なことが必要な訳ではないんです。 障害があるからって誰かが我慢をしたり苦しむ必要もないんです。 私の子どもにも障害がありますが 彼に告知をしました。 あなたには発達障害があるよ、それはこういう特性があるよ。 けれど、あなたの上に障害が貼られているのではなくて あなたの持っているモノの中に発達障害というモノがあるだけで あなたがあなたである事に何も変わりはないよ、と。 視覚優位の彼には絵で示しながら。 発達障害の彼、ではなくて 彼には発達障害がある、のです。 障害がある。と言われると 障害を主体で考えてしまいませんか? もちろん知識も必要ですが、何よりもその子を見てあげて欲しい。 「障害者であるその子」ではなく、ありのままの子どもたちを見て欲しい。 そして、それを保護者と共有していくことで きっと保護者にも「障害者の彼ら」ではなく、 あの日あの時ただただ可愛かった彼らが戻ってくると思うのです。 私たちはこどもたちを支援する施設ですが 「他の子とは違って変…」と言われ続けた保護者の心のケアもしています。 (受容のために私たちが出来ることは小さいのかもしれませんが)

お花見に行ってきました。 【豊明校】

豊明市では今桜が満開で見頃です。 そんな中だったので、思い切ってイベントを決行。 ①おにぎり作り ②お団子作り ③お花見 というプログラムです。 おにぎり一つでもそれぞれのお子さんに応じて 手で握る、ラップを使って丸める、型押しにする…と 分けて用意をします。 どうやったら出来るかな?がポイント。 出来なかった…という失敗体験ではなく 出来た!という成功体験を重ねていくことがとても大切です。 作ったおにぎりやお団子を 桜の下で頬張るお子さんの姿に職員も感無量。 個別療育以外もやっています、の紹介でした。

自立ってなんだ? 【豊明校】

自立した人を思い浮かべると なんとなく「自分一人で立派に生活していくこと」なイメージでしょうか。 さて、「きらり」に通う子どもたちにとっての 自立ってなんでしょう? 「将来自立してほしいんです。」 おおよそすべての保護者の思いです。 子どもたちにとって自立ってなんだろう? もう少し言い方を変えると 障害のある子の自立ってなんだろう? ひとりで、誰からも助けられることなく、出来るようになること 「きらり」豊明校では、これを目標としていません。 だって出来ない事は出来ない。苦手なことは苦手です。 大人でも出来ない事は出来ません。 一人で何でも出来て一人で生きている人なんて 世の中探したってどこにもいやしません。 公的な手続きはお役所に、住むための設備、場所、全部ぜんぶ 誰かしらに助けられて生きています。 「きらり」豊明校の目指す、保護者と一緒に目指す自立の道は どんなやり方、どんな工夫をすれば どんな風に手伝ってもらったら 子どもたちが子どもたちらしく生活していけるのか、です。 その子その子の自立のお手伝いを 一緒にやっていきませんか?

とある保護者のお話。 【こどもサポート教室「きらり」豊明校】

とある保護者のお話です。 お子さんは2歳半で広汎性発達障害といわれ 自分ルールのこだわり、語彙の少なさ、 意に反する人を叩いたり噛みついたりする他害行動のあるお子さんでした。 叩いたり噛んだりしたらダメ!人を傷つけるのはよくないこと! なんでこんな簡単なことも分からないんだろう? なんで人を攻撃してしまうんだろう? お子さんが理解出来ていない事を保護者は理解出来なかったのです。 とある保護者の、とあるお子さんは 今では中学生。 今日に至るまでに、ここでは書けないような色々な事が起こりました。 現在、二次障害ではと言われています。 自己肯定感が低く、やはり今でも自分の気持を他者に伝え 理解をしてもらうことが苦手です。 そして、その保護者は私です。 あの時、ああしてあげればよかった。 こういう関わりを持ていればよかった。 後悔は尽きませんが あの時、あの瞬間に 私がかけて欲しかった言葉、してほしかった事。 それを今悩んでいる保護者の方に伝えることは出来ます。 あなたの経験、あなたの思いも 保護者に伝えていってみませんか? 保護者は一緒に向き合ってくれる人を探しています。

個別療育のよさ 【豊明校】

集団生活の中では自分を出せず押し殺してしまう子も 協調性が足りないばかりに苦しむ子も たくさんいます。 自分の子供のころをふと思い返してみた時に クラスの中にいた 今思えば配慮が必要だった子たち。 保育園や小学校で、学童ではなじめない。 だから、児童発達支援(主に未就学児)や、 放課後等デイサービス(小学生以上)に預ける保護者の方も多くおられます。 実際に集団の通所施設に勤めていたの私が思うのは 1人1人のニーズに合わせた支援なんてとてもやっていられない。んです。 恐らく中にはスペシャリスト集団のような施設もあるのかもしれません。 しかし、個別療育になんで興味を持たれたのか聞くと 「集団では手をかけてあげられなかったからこそ、個別に魅力を感じた」 という話はよく聞く話でもあります。 個別療育の一番のよさは 1対1だからこそ、その子を見つめその子のための時間を提供してあげられる。 その子だけを見て、その子のためだけに指導員が存在している。 その子にとって居場所として、 その子にとって認められる場所として、 その子にとって輝ける舞台として。 そのために 「きらり」豊明校は個別療育を行っています。

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