中途採用ノウハウ

エンジニア採用で人材紹介は使うべき?求人広告との違い・費用相場・選び方を徹底解説

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近年、エンジニア採用は年々難易度が高まっています。背景には、IT人材そのものが不足している一方で、企業の需要が高く、採用競争が激しくなっている状況があります。加えて、スキルの見極めの難しさや条件交渉の調整など、採用活動における課題はさまざまです。

本記事では、エンジニア採用における求人広告と人材紹介の使い分け方人材紹介サービスの費用相場人材紹介サービスを選ぶ際のポイントについて解説します。

※本記事では、主に中途の正社員エンジニア採用を想定しています。対象としているのは、Web・アプリケーション開発やインフラ領域などのエンジニア職です。
 
【この記事でわかること】
● 求人広告と人材紹介の違いと使い分け
● 人材紹介の費用相場やサービス選定のポイント
● 人材紹介の推薦の質を見極める指標

エンジニア採用の主な手法

エンジニアの採用にはさまざまな手法があり、代表的なものとして以下が挙げられます。

・求人広告
・人材紹介
・転職イベント
・リファラル採用
・SNS採用


採用手法によって、特徴やかかるコスト、運用に必要な手間、出会える人材の傾向はそれぞれ異なります。エンジニア採用は、他職種と比べて採用が難しくなる傾向があるため、限られた人材の中から自社に合うエンジニアを見つけるには、採用手法の選び方が重要です。

まずは、エンジニアの中途採用で比較されやすい「人材紹介」と「求人広告」について、採用ニーズ別の選び方をまとめました。

【採用ニーズ別】採用手法の選び方
採用におけるニーズ 向いている採用手法
即戦力エンジニアを採用したい
技術要件が明確で、マッチ度を重視したい採用に割ける工数を抑えたい(日程調整などの代行を希望する)
人材紹介
幅広く母集団形成をしたい
若手・ポテンシャル採用をしたい応募対応や選考管理を自社で運用できる体制がある
求人広告
複数ポジションを並行して効率的に採用したい
「広く集める母集団形成」と「専門人材のピンポイント採用」を両立したい
人材紹介と求人広告の併用
など

エンジニア採用における求人広告と人材紹介の使い分け

求人広告は、広く募集をかけられるため、応募者を集めて母集団を形成しやすい点が特徴です。

一方、人材紹介では、紹介会社が保有する求職者データベースの中から、企業の要件に合った人材を紹介してもらえるため、マッチ度の高い候補者と出会いやすくなります
人材紹介 求人広告
母集団形成 広く募集をかけ、短期間で集めやすい 条件に合う層をデータベースから迅速に探し出せる
面接設定までのリードタイム 自社の選考体制により変動しやすい 紹介会社が調整を代行するためスムーズに進む
専門職への適性 特定の技術スキルを持つ層は集まりにくい傾向がある 専門性の高いポジションでも活用しやすい
採用担当者の工数 応募対応など自社負担が増えやすい 担当者が代行するため自社負担を抑えやすい
マッチング精度 人柄や志向性の把握が難しく、ミスマッチのリスクがある 推薦理由の共有を受けられ、マッチング精度を高めやすい
主な活用シーン 採用人数が多い若手やポテンシャル層を狙いたい 即戦力を採用したい非公開の転職層にアプローチしたい

求人広告の特徴

求人広告は、求人サイトに求人を掲載することで、転職を検討している層に向けてアプローチする手法です。

広く情報を公開できるため、短期間で母集団を形成しやすい点が特徴といえるでしょう。一方で、応募者の選考や日程調整などは企業側で対応する必要があり、採用体制によっては運用の負担が大きくなる場合もあります。

メリット

● 応募者数を集めやすい
● 潜在層にも訴求できる
● 採用人数が多い場合でも活用しやすい


デメリット

● 応募者の質にばらつきが出やすい
● 応募対応や選考対応を自社で行う必要がある
● 掲載型の料金体系では、採用に至らなくても費用が発生する場合がある

人材紹介の特徴

人材紹介は、人材紹介サービス側が保有するデータベース内から、自社が求める採用要件にマッチした人材を紹介してもらえる手法です。

企業が伝えた求める人材像や条件をもとに候補者が紹介され、採用が決定した場合に成功報酬が発生する仕組みが一般的です。

メリット
● 採用にかかる初期費用を抑えやすい
● 採用業務の工数を削減できる
● 条件に合う人材に出会いやすい

デメリット

● 一人あたりの採用単価が高くなる傾向がある
● 自社に採用ノウハウが蓄積されにくい
● 必ず採用できるとは限らない

エンジニア採用に人材紹介を利用するときの費用相場

人材紹介サービスでは、基本的に採用が決定し、求職者が入社したタイミングで成果報酬が発生します。

成果報酬の相場は、採用決定者の理論年収に対して30~35%程度とされることが多く、業種や職種、採用の難易度によっては最大50%程度まで設定される場合もあります。採用単価の目安は「理論年収×◯%」で考えることができ、想定する年収レンジから複数名採用時の総額感もある程度把握できます。

なお、マイナビ転職AGENTの成果報酬費用は、紹介した求職者が入社した場合に「理論年収×35%(税別)」が発生します。

人材紹介の費用は手数料だけでなく、採用にかかる社内工数も含めた採用単価の視点で考えることが大切です。単純な費用の高低ではなく、採用の難易度やマッチング精度を踏まえ、費用対効果で判断することがポイントになります。

人材紹介サービスの手数料相場、料金の決まり方について詳しくは以下の記事もお読みください。
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エンジニア採用における人材紹介サービスの選び方

エンジニア採用においては、一般的な人材紹介会社の選定基準に加え、技術領域や開発環境への理解が欠かせません。以下のポイントから人材紹介サービスの特徴や強みをチェックしてみましょう。

IT領域への専門性

人材紹介では、担当者が企業の採用要件をもとに、条件に合う人材を選定して紹介します。紹介会社を選ぶ際には、自社の特性と人材紹介サービスの強みが合致しているかを確認することが重要です。

具体的なチェックポイント

● 技術スタックと専門領域:使用言語(Java, Go, Pythonなど)やフレームワーク、インフラ環境について、人材紹介会社がどの程度の紹介実績や登録者層を持っているかを確認します。

● 担当工程と開発体制:上流工程(設計・要件定義)に強い人材、あるいは実装に強みを持つ人材など、自社が求めるフェーズに適したエンジニアが在籍しているかを見極めます。

● ビジネスモデル(自社開発・受託・SESなど)自社の事業形態に合わせたマッチングが可能かを確認します。(例:自社サービス開発への志向が強い層 など)

● 就業条件:近年のエンジニア採用では、リモートワークの可否やフルフレックスなどの柔軟な働き方がマッチングの大きな鍵となります。これらの条件を正しく候補者に訴求できるかどうかを見極めます。

あわせて、返金規定や支払い条件も確認できるとよいでしょう。

登録者データベースの規模

人材紹介は、サービス側が保有する求職者データベースの中から、企業の採用要件に合う人材を紹介する仕組みです。そのため、登録者データベースの規模が小さい場合、希望に合う人材の紹介を受けにくくなる可能性があります。

サービスを選ぶ際には、登録しているエンジニアの総数や、どのレベルのエンジニア人材が登録しているのかを確認しておくことが大切です。あわせて、登録者の中で実際に転職活動を行っているアクティブな求職者がどの程度いるのかも把握できると、より判断しやすくなります。

マッチング精度の高さ

人材紹介サービスを選ぶ際には、どのような手法でマッチングが行われているのかも確認しておきたいポイントです。マッチングの精度は、書類通過率や面接設定率などの歩留まりに影響し、最終的な採用成功にも関わってきます。

たとえば、マイナビ転職AGENTでは、専任の担当者が企業の採用要件や求める人物像を丁寧に把握したうえで、候補者を選定しています。データも活用しながら候補者の抽出を効率化し、最終的には担当者の知見をもとにマッチ度を見極めて紹介を行う仕組みです。

こうした体制により、スピードとマッチング精度の両立を図っています。

人材紹介で起きがちな失敗パターン

人材紹介では以下のような失敗も起こりがちです。
失敗 原因
技術要件や志向性のミスマッチ 担当者のIT専門知識が不足しており、スキルや開発環境のスクリーニングが不十分
自社の採用要件を十分に言語化して共有できていない
想定以上のコスト負担 手数料率だけでなく、返金規定や支払い条件などの契約内容を十分に確認していない
マッチしない推薦が続くことで、採用担当者の工数(人件費)が膨れ上がってしまう
入社後の早期離職 スキル面のみを重視し、候補者の人柄やキャリア志向、自社の社風とマッチしない紹介を受けている
推薦理由に具体性がないまま採用を決定している

採用ノウハウの不足 人材紹介に依存しすぎることで、自社内に採用ノウハウが蓄積されず、採用の改善が図れない
人材紹介で起きがちな失敗の多くは、サービスの選び方や担当者との連携不足に起因するケースが少なくありません。

失敗を防ぐために依頼前に準備すべきこと

上記のような失敗を防ぐためにも、依頼前は以下のポイントを中心に情報を整理しましょう。

● 採用要件を明文化する
● 採用を行う背景や課題を整理する
● これまでの採用活動の状況をまとめる
● 求人情報や会社情報の資料を準備する
● 労働条件を明確にする
● 過去の採用成功例や失敗例を分析する


採用要件や採用背景、過去の採用状況などを整理して共有しておくことで、企業の採用課題や求める人物像を理解しやすくなります。結果として、マッチ度の高い候補者の紹介に期待できます。

人材紹介における推薦の質を見極めるポイント

人材紹介サービスを選ぶうえでは、推薦の質を見極めることが重要です。
確認すべき具体的な指標として、以下が挙げられます。

● 書類通過率……推薦された人材が自社の採用要件(経験・スキル)にどの程度合致しているか、初期のマッチング精度を測りましょう。
● 推薦理由……スキル要件への適合根拠だけでなく、候補者の人柄・志向性・懸念点まで具体的に言語化されているかを確認しましょう。
● 一次面接通過率……書類上の情報と、現場が求める実務能力や人物像に乖離がないかを見極めましょう。
● 内定承諾率……候補者の志向性に沿って動機付けができているか、最終的なマッチングの精度を判断しましょう。
● 入社後の早期離職率……現場での定着までを測り、マッチング精度を長期的に見極めるようにしましょう(3か月または6か月で算出しているケースが多い)。

推薦理由の具体性

人材紹介では、採用要件だけをもとに機械的にマッチングするのではなく、求職者の人柄や志向性まで含めて丁寧に確認したうえで紹介を行っているかが大切です。

推薦の際には、必須要件に対してどのような経験やスキルが根拠になるのかに加え、懸念点や志向性なども整理したうえで共有されているかを確認しましょう。

たとえば、マイナビ転職AGENTでは、求職者を担当するキャリアアドバイザーと企業を担当する営業担当が直接マッチングについて相談しながら推薦を行う体制となっており、より質の高い紹介を実現しています。結果として、入社6か月時点での定着率は98%(※)という実績につながっています。
(※ 2023年4月~2024年3月に入社した求職者のうち、入社6か月時点で在籍している人数)

面接設定率

面接設定率とは、エントリー数のうち実際に面接日時の設定まで進んだ割合を示す指標です。

一般的には、「面接設定数 ÷ 有効エントリー数 × 100」で算出されます。
平均値はおおよそ55~65%程度とされています。

面接設定率を他社や他施策と比較する際には、母数となるエントリー数や集計期間、対象としている候補者の範囲などの条件をそろえて確認しましょう。

歩留まり率

マッチング精度を判断する際は、紹介人数の多さだけでなく、選考の進捗に関する指標もあわせて確認するとよいでしょう。

たとえば、推薦数に対する書類通過率や面接通過率、内定承諾率などの数値を確認することで、紹介された人材がどれだけ採用要件に合っているかを把握しやすくなります。

さらに、入社後の早期離職率も重要な指標です。紹介数が多いかどうかではなく、実際に入社後まで見据えたマッチングが行われているかという観点から、数だけでなく紹介の精度まで確認することが大切です。
指標 計算式
書類通過率 書類選考通過数 ÷ 推薦数
一次面接通過率 一次面接通過数 ÷ 一次面接実施数
内定承諾率 内定承諾(入社決定)数 ÷ 内定出した数
早期離職率 早期(3〜6ヶ月)離職者数 ÷ 総入社人数

まとめ:エンジニア採用では人材紹介をどう活用するかが重要

エンジニア採用では、応募母集団を広く形成しやすい求人広告と、即戦力人材の確保につながりやすい人材紹介を、採用目的に応じて使い分け、あるいは併用することが有効です。それぞれの強みが異なるため、自社の採用課題に合わせて活用することで、採用活動を進めやすくなります。

費用を検討する際には手数料率だけで判断するのではなく、採用人数や歩留まり、採用にかかる工数なども含めた総額や費用対効果の視点で考えることが大切です。エンジニア領域への専門性やマッチング精度なども確認しながら、自社の採用要件に合うサービスを選びましょう

マイナビ転職AGENTとマイナビ転職AGENT Boosterであれば、応募母集団の形成とマッチング精度の高い人材紹介の両方を活用できます。詳しくは、以下からご確認ください。
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