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20代、30代、40代。この先、仕事どう選ぶ? 女性の「私と転職」STORY20代、30代、40代。この先、仕事どう選ぶ? 女性の「私と転職」STORY

【23歳】社会人経験がなさすぎて、転職で何をアピールすればいいのか分かりません

23歳・女性の転職相談渋谷清美さん

仕事のミスマッチ等を理由に新卒で入った会社を4カ月で辞めてしまった渋谷さん。短期アルバイトと派遣の仕事で生活をつなぎ、現在は転職活動に専念している。
アルバイトで経験したキャリアアドバイザーの仕事に引かれるものの、社会人経験や即戦力としてのスキルがないため、とりあえず何となくできそうな事務職の応募を考えているが……。

そんな転職活動の悩みに、キャリアアドバイザーが答えます。

“やりたい仕事と違ったから”新卒で入った会社をスピード退職

――これまでの経歴を教えてください。

昨年の春、大学新卒で中規模の広告代理店へプランナーとして入社しましたが、経営状態が良くなく、望む仕事と違ったために8月に退社しました。

その後、短期アルバイトとして派遣会社内勤の仕事をしました。11月からは派遣スタッフとして家電量販店で勤務しました。現在は転職活動に専念しています。

志望動機が「何となく好き」「自分にもできそうだから」はアリ?

――どんな仕事を志望していますか?

人材業界の仕事に興味を持っています。

――実際にアルバイトで人材コーディネーターの仕事を2カ月ほど経験されているんですね。やってみてどうでした?

とにかく人と接するのが好きなので、楽しかったです。

――「人と接する」。そこが、渋谷さんの機軸ですよね。

ところが今は方向性の違う一般事務の職を探そうとしているんですよね。積極的な志望ではなさそうだけども……。

仮に、人材ビジネスの仕事を目指すとしましょう。キャリアアドバイザーとひと口にいっても活躍の場はいろいろです。渋谷さんは、人材コーディネーター、キャリアカウンセラー、人事部の仕事のうち、実際のところ何をやりたいのか明確になってますか?

特に決まっていません。

――方向性が定まらないうちは、どんな仕事に就いても「これは私の仕事じゃない。ほかの仕事がしたい」と思うでしょう。渋谷さんは【Check1】仕事の方向性があいまいなんですね。どんな立場でどんな仕事に取り組むかがはっきりしないと、企業に効果的にアピールすることはできないんですよ。

実は、キャリアアドバイザーの仕事をやってみて、違和感を持ったことがありました。派遣会社での仕事は、クライアント企業に人材をなるべく多く送り込んで売り上げを上げなくてはいけない。人が好きで仕事をしているのに、営業実績が重視される。そこが自分の方向性と合わないかもしれないと感じました。

――そうでしたか。でも、人材コーディネーターにしてもキャリアカウンセラーにしても、どこかに営業的数値を求められるんです。【Check2】どんな仕事でも営業利益は求められますし、望みをすべて満たす仕事はないと思いますよ。その前提を理解したうえで、自分の価値観に合う仕事の条件をまず決めなければいけないですね。

どんな相手にどう貢献するか、仕事の「方向性」は見えている?

自分の価値観に合った仕事であれば、正社員という雇用形態にこだわらなくてもいいんでしょうか?

――派遣で経験を積むことが、自分にとってプラスと考えるのならいいと思います。

ただ、今の渋谷さんの場合は雇用形態を問う以前に、何が軸かはっきりしていない。それが問題なんです。

本当に人材ビジネスを希望するのであれば、具体的にどんな職種を望むのかが明確になっていないと。「なんとなく人と接するのが好きです」では仕事に対する熱意が伝わりません。

人材コーディネーターと社内人事部の仕事は違いますよね。社内の人事部だったら、採用のほか、社員が働きやすい環境を整備するため社会保険など労務の知識が必要です。キャリアカウンセラーだったら相談者のキャリア形成をサポートするための実践的な勉強もしなければならない。

仕事を通じて、どんな相手にどう貢献するのか、仕事の方向性を見極めることが、転職活動では大切です。

「経験不足」「スキル不足」なのに選考突破する人がアピールしていること

社会人経験が少ないし、特にアピールすることがないんです。それに、スキルはほぼ新卒と同等なのに、新卒採用と同じ扱いではないですよね。

――職務経歴書に決まった形式などないんだから、勉強していることや、希望職種が決まっていれば仕事に対する熱い気持ちは語れるはずですよ。2カ月間だけど、人材関係の仕事の経験もあるし。それに、新卒と自分の採用環境を比べても意味はないですよ。

確かに新卒の人たちを意識しすぎてるのかも。希望の職種に関係する知識や経験だったら、どんどんアピールすればいいんですね。

――そうですね。まず、渋谷さんは「自分の軸」を明確に持つことが大切です。

あと、自分の求める条件をすべて満たす仕事はありませんよ。まずは自分の方向性を定めて、仕事の経験を積んでいくことを考えてみてくださいね。

【Check1】「正社員」と「派遣」では採否の判断が違う

企業が「派遣社員」に求めることは、過去の実績や将来目指す方向性ではなく、現在のスキルであり、即戦力としての実務能力を何よりも重視します。

一方「正社員」は、長期雇用が前提なので、現在のスキルと共に、今後「何をやりたいか」「何を目指すのか」といったビジョンが明確で、会社の方向性と一致していることと、今後の成長が期待できる人材かという点を、採否の判断材料にしています。

「正社員」で応募する場合、強みを生かしたうえで、応募企業だからこそやりたいことが実現できるという信念を、アピールする必要があるのです。

【Check2】望みをすべて満たす仕事はない

人が好きだから、人材業界を志望している渋谷さん。「相手に共感してしまうタイプなので、売り上げ的なことを考えるのは辛い」と感じているようですが、どんな仕事でも「売り上げ」は求められます。

でもね、営業の仕事でも、口がうまくて調子がいい人は長期的に仕事が取れないということもあるんですよ。どんな仕事でも「相手に共感する」という能力は最終的には絶対に必要なんです。

まずは自分の軸・方向性をしっかりと持って転職活動を!

キャリアアドバイザーの転職アドバイス

  • 自分の望みを100%満たす仕事はありません
  • 仕事の「方向性」を決めると、ミスマッチが軽減し、おのずと自分の強みが見えてきます
  • 経験、スキル共に不足気味の人は、仕事にかける「熱意」や「知識」、「勉強していること」を伝えましょう

谷所 健一郎

有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメントアドバイザー(CDA)。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職道場、キャリアドメインマリッジ、ジャパンヨガアカデミー相模大野を経営。主な著書「はじめての転職 必ず成功する転職」(マイナビ)ほか多数。

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