女性ならではの未病にも効果的! 初心者向け「漢方」ガイド
人間の治癒力を高める日本古来の漢方とは?
病気などの治療法のひとつ「漢方医学(以下、漢方)」。江戸時代前期までは日本における医学はすべて漢方のことでしたが、オランダから西洋医学が伝わると区別するために漢方(東洋医学)と呼ばれるようになりました。西洋医学が病気をピンポイントで治療するのに対し、漢方は体の内部から治癒力を高める方法を取るのが特徴です。
気になる「未病」は漢方を取り入れて改善
漢方には、「未病」と呼ばれる“病気に向かいつつある状態”でも治療を施すという考え方があります。例えば、検査結果に表れない胃腸の不快感や体の疲れ、生理痛などは「未病」にあたり、鍼灸や漢方薬を使って改善につとめます。とくに漢方薬は天然の素材をもとにしているため、様々な症状に効果を発揮するとされます。
漢方の専門家からアドバイスを貰おう
いまでは、大きな病院でも漢方薬を処方してくれるケースは多いですが、漢方ビギナーにおすすめなのは漢方薬を取り扱う店舗などでの相談。漢方専門薬剤師などの専門家に身体の症状を伝え、アドバイスをもらうといいでしょう。体調面で心配なことがあれば、漢方で改善することもひとつの手段として考えてみてはいかがでしょうか?
◎文/やじろべえ