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「仕事の達人」かく語りき

その仕事ぶりを"達人"と呼ばれる人たちがいる。職業人が毎日取り組んでいる"仕事"について神奈川で働く"達人"たちは、どう向き合い、どう働いているのか。

vol.8 まだまだ発展途上の会社ですが、目指すのは「一流」です。株式会社インクルーブ 代表取締役 中村和広さん

杉谷 拓紀さん

profile

1988年中央大学文学部卒。大手教育系出版社、文具メーカーでの営業経験を経て、タウン情報誌の制作会社へ。2001年インクルーブ設立。新百合ヶ丘・たまプラーザ周辺のライフスタイルコーディネート誌「MiSMO(ミスモ)」を中心に、「MiSMO 箱根」や「箱根・小田原ごちそうMAP」など、複数のタウン誌・ガイドブックの編集・発行を手掛けている。趣味は旅行・読書・映画鑑賞など多岐に渡る。社員に自分の会社や仕事に誇りをもって働いてもらえる会社を目指しているそうだ。

「好き」を仕事に。紆余曲折を経て、到達した独自のビジネス。

イメージ画像幼い頃から本も映画も大好き。大学時代には旅行先で撮った写真を冊子に編集して、友人たちによく見せていました。とにかく編集という作業を通して、人を喜ばせることが好きだったんです。就職活動を経て、出版社への就職も叶いましたが、与えられた仕事は営業職。トップセールスも記録し、「営業も向いているかも?」とも感じましたが、やはり「編集」への思いは消えませんでしたね。
30歳を超え、一念発起して転職したのがタウン誌の小さな制作会社。自ら営業して広告をとり、取材して記事も書くという大変さはありましたが、ようやく編集の仕事ができる喜びは大きかったですね。約4年務め、編集ノウハウを蓄えながら、自分自身がやりたいこともどんどん増えていく中で、慣れ親しんだ地元・新百合ヶ丘で2001年に設立したのがインクルーブです。
新百合ヶ丘は、言わずと知れた高級住宅地で、消費の幅も行動範囲も広い富裕層が多く住むエリアです。創刊した「MiSMO」は従来の“街中の情報だけ”で完結するタウン情報誌ではなく、箱根や日光、さらには京都など、“新百合ヶ丘以外の情報”もどんどん積極的に扱い、これまでにない切り口で勝負を仕掛けていきました。

「一流」を目指す。その決意があったからこそ、今がある。

イメージ画像読者の目が肥えているからこそ、誌面の品質・センス、そして品格も一流を目指そうと決意。フリーペーパーには広告が必要不可欠ですが、“街の企業や商店だけ”で完結するのでなく、“一流の大手企業”にも創刊当時から営業をかけていました。決して無理難題ではなく、大手企業にも新百合ヶ丘のマーケットは魅力に映り、メリットを与えられるはずだという確信があったからなんですね。
最初の5年は私自身が先頭に立って営業・編集を行い、当社のスタイルを確立。次の5年は培ったスタイルや理念を社員に熱心に伝えていきました。地道にコツコツと種まきを続けてきた結果、今日までの5年間は「面白いね、やってみようか」という大手企業が1社、また1社と増えていく、まさに躍進の時期でしたね。
当社は歴史も浅く少人数の会社ですが、一流の大手企業が信頼を寄せ、直接取引をさせていただいていることを大きな誇りとしています。だからこそ、当社も一流の仕事で応えますし、社員たちにも一流を目指して欲しいと伝えています。
私自身もまだ一流への旅の途中です。決して見栄っ張りなわけではなく、その世界を見ること、知ることで、仕事も人生も豊かにしていけるヒントがたくさん掴めると思うんですよね。

達人の格言

イメージ画像最初の就職で望まずして「営業職」への配属となった中村代表。気持ちを入れ替え、一生懸命取り組むことで気づいたのが「仕事はお金をいただくことで成立し、お金を払う顧客の求めにプロとして応えることの大切さ」だったという。その経験こそがインクルーブのビジネス、そして「編集者」、さらには「経営者」としての中村代表に繋がっている。
与えられた仕事が自分にとって不本意なものだった場合にも、その状況を悲観するのではなく、どのように取り組めるか―そこにこそ、仕事人としての真価が問われるのだ。