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会社の上司や先輩に年賀状は出すべき? 送る時のマナーや注意点について解説

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会社の上司に年賀状を出すべきか迷っている社会人が多いようです。一昔前であれば「年賀状を出すのは社会人の常識」と、誰もが出すものでしたが、今では年賀状をやめる流れも出てきているため、どうすれば良いのか悩むところですよね。

では、多くの社会人は上司への年賀状をどのように考えているのでしょうか? 上司に年賀状を出すべきなのか、出すのならどのような点に注意をしたら良いのか、年賀状を出す際のマナーについて確認してみましょう。

目次

    上司や先輩に年賀状を出す必要はある?

    上司に年賀状を出す必要があるかどうかの判断は、「会社や個人の判断による」という考えが浸透してきています。最近では年賀状を虚礼廃止(心がこもっていない、意味のない儀礼をやめること)の名目で年賀状を出さないように通知している会社もあります。

    実際、アンケートで「会社関係の人に年賀状を出すか」尋ねてみたところ、意見がちょうど半々に分かれました。出す派の意見と出さない派の意見をご紹介します。

    <出す派の意見>

    • 年に一度のあいさつがハガキ1枚で済むなら安いし、日ごろお世話になっているから
    • 自分だけが出さないと、後で面倒だから
    • 律義さをアピールする絶好のチャンスだから
    • 結婚や子供が生まれたなどの近況報告にちょうど良いから

    <出さない派の意見>

    • 個人情報が漏れるのが心配だから
    • 上司も返事を書くのが大変だと思うから
    • 上司からの返事が返って来る頃には会社で顔を合わせているからもったいない

    どちらの言い分も正しいですが、年賀状を出すのが当たり前の時代を生きてきた上司がいる場合は、会社から年賀状の虚礼廃止通知がない限り、年賀状を送ったほうが無難と言えるでしょう。

    社会人として「日ごろお世話になっている人に新年のあいさつをする」という気持ちで年賀状を出してみるのも良いと思います。

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    会社や上司・先輩への年賀状を送る際のマナー

    せっかく年賀状を出すなら、好印象を残せるようしっかりマナーを守って送りたいですよね。ここでは年賀状のビジネスマナーをご紹介します。

    元旦に届くように出す

    年賀状は、元旦に届くように出すのがマナーです。遅れないように出すことで、真面目さや律義さをアピールできます。

    郵便局では12月15日ごろから年賀状の受付を開始し、元旦に届けるためには25日までに投函するよう推奨しています。年末は仕事が忙しくなる時期のため、11月中に準備を始めておくと良いでしょう。

    年賀状のデザインは派手なものは避ける

    友達や家族に出す年賀状はキャラクターものやユーモアのあるデザインでも構いませんが、上司や先輩に出す年賀状はなるべくフォーマルなデザインのものを選ぶようにしましょう。既成デザインから選ぶ場合は「ビジネス向け」や「フォーマル」と分類されているものがおすすめです。

    住所は必ず本人に確認する

    近年では、個人情報の保護やコンプライアンスの観点から名簿非公開の企業が多く、上司や先輩の住所を知らないという人も多いと思います。そのような場合は、送りたい相手に直接住所を尋ねてみましょう。

    同僚などを介し、人づてに住所を手に入れるのは失礼になってしまいますし、年賀状を受け取った側は「どうして住所を知っているのだろう……」と不安に思うかもしれません。本人に直接「年賀状を送りたいので住所を教えてください」と伝えてみましょう。

    間違えたら新しく書き直す

    住所や添書きなど、つい書き損じてしまうこともあるでしょう。もし間違えてしまったら、新しい年賀状に書き直しましょう。修正ペンや修正液で直すのはマナー違反となります。

    誤字脱字に気を付ける

    書き終えたら必ず読み返し、誤字脱字がないか確認をしましょう。枚数が増えれば増えるほど集中力が落ちてしまい誤字脱字が起きやすくなりますので、落ち着いて丁寧に書きましょう。

    この時、忌み言葉を使っていないかも忘れずにチェックします。忌み言葉については後ほど詳しく説明します。

    自身の報告がメインにならないようにする

    結婚や出産などのライフイベントがあると、つい年賀状で報告したくなる人も多いと思います。プライベートな写真が入った年賀状を送れば家族や親戚は喜んでくれるかもしれませんが、普段から親しくしていない上司や先輩などへの年賀状では控えたほうが無難です。

    年賀状は「新年のあいさつ」をするために出すものだということを意識し、結婚や出産など自身の報告は添書きで簡単に済ませるようにしましょう。

    添書きで一工夫入れておく

    上司に年賀状を出す際は、去年のお礼と共に「今年の目標」について書いておくと、今後一緒に仕事をするうえでプラスになるでしょう。最近では表面・裏面どちらもパソコンで作成してプリントアウトする人が増えているため、手書きで一言だけでも添えられていると印象に残りやすいです。

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    【表書き】会社や上司・先輩への年賀状の正しい書き方

    ハガキの表書きは宛名や住所など、文字のバランスを取るのが難しいですよね。また、上司など役職名がある人に送る時は役職の書き方も間違えてはいけません。

    ここでは、まず年賀状の住所や宛名の正しい書き方、ポイントを押さえていきましょう。

    住所・番地

    住所は都道府県から省略せずに記入します。郵便番号欄の右端にそろえるときれいに見えます。郵便番号欄から一文字分空白を空けて書き始め、一行で書ききれない場合は二行目に折り返し記載します。二行目は一行目より更に一文字分空けてから書き始めるとバランスが良くなります。

    マンション名やビル名が分からない場合、部屋番号さえ書けばマンション名を省略しても届きますが、分かる場合はきちんと略さず書くのが正式なマナーです。

    役職・名前

    上司や先輩の自宅宛に年賀状を書く場合は、役職を書かず「〇〇様」と宛名を記入します。ただし、会社宛てに送る場合は部署名と役職も入れます。役職名は名前の上に少し小さめの字で書き、部署名は名前の右横に、住所や会社名よりも小さめの文字で書くようにします。くれぐれも「〇〇部長様」の順で書かないように気を付けましょう。

    敬称

    上司や先輩宛の年賀状での敬称は、「御中」ではなく「〇〇様」と書きます。基本的なビジネスマナーですので間違えないようにしましょう。

    ▼縦書きの場合

    縦書きの場合

    ▼横書きの場合

    横書きの場合

    【文章構成】会社や上司・先輩への年賀状の正しい書き方

    年賀状は、「謹賀新年」や「恭賀新年」などの賀詞か「謹んで新年のお慶びを申し上げます」のような新年を祝う言葉で書き始めるのが一般的です。次に、「昨年は格別の御厚情を賜り 厚く御礼を申し上げます」といったお礼の言葉を続けます。

    お礼の言葉を述べたら、「結婚して初めてのお正月です」「昨年 待望の女の子が我が家に誕生しました」のような近況報告などを入れ、「皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます」といった先方の繁栄や発展を祈る言葉や、「本年もご指導の程よろしくお願い申し上げます」といった変わらぬお付き合いや支援をお願いする言葉で締めます。

    最後に、何年の年賀状か分かるように「〇年元旦」と日付も入れましょう。差出人の住所や氏名を入れる際には、相手が返事を出す時に困らないように、郵便番号やマンションの部屋番号なども正しく書くようにしましょう。

    では、実際に上司や同僚、取引先へ送る年賀状の例文を見てみましょう。

    上司への年賀状

    上司への年賀状は、旧年中の感謝と今年の抱負を入れた一言を添えましょう。少し堅苦しいかなと思うかもしれませんが、新年のあいさつだということを意識し、フォーマルな文章にするのがおすすめです。

    例文:
    昨年は公私にわたりご指導ご鞭撻をいただき ありがとうございました
    昨年の経験を生かし 今年はご期待に応えられるべく精進いたす所存でございます
    本年も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます
    皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
    令和○年 元旦

    先輩への年賀状

    先輩への年賀状は、上司宛の年賀状よりはやや崩した文体でも構いません。なじみのある言葉で旧年中の感謝などを伝えましょう。

    例文:
    旧年中はたくさんのご指導 誠にありがとうございました
    おかげさまで大変充実した一年になりました
    これまでのご指導を更に生かせるよう 今後も精一杯努力いたします
    本年も変わらぬご指導のほどよろしくお願いいたします
    令和○年 元旦

    取引先への年賀状

    取引先に送る年賀状は、日ごろの感謝を伝える良い機会です。普段は打ち解けた関係性であっても、年賀状では丁寧な言葉遣いで相手への敬意を表します。

    また、あまり密な付き合いがない取引先でも、年賀状を送ることで思い出してもらうきっかけにもなりますので、直前のやりとりや取引について一言触れられると良いでしょう。

    例文:
    謹賀新年
    旧年中は格別のお引き立てを賜り 厚く御礼申し上げます
    本年も社員一丸となって 更なるサービスの向上を目指し
    微力ながらも貴社のお役に立てるよう努力する所存です
    またご一緒できることを楽しみにしております
    貴社の更なるご発展をお祈りいたしますとともに
    本年もお引き立てを賜りますようお願い申し上げます
    令和○年 元旦

    会社や上司・先輩への年賀状で注意すべきこととは

    せっかく上司や先輩に年賀状を書いても、書き方のルールを知らずに書いてしまうと残念な印象を与えてしまう可能性があります。「常識のない人だ」と思われないためにも、しっかりと書き方のルールを確認しておきましょう。

    意味の重複には気を付ける

    新年のあいさつには、意味が重複しやすい引っ掛け言葉がたくさんあります。例えば、よく間違えられるのが「新年明けましておめでとうございます」です。実はこの書き方では意味が重複してしまっています。「新年」は「年が明ける」という意味が含まれているため、正しくは「新年おめでとうございます」あるいは「明けましておめでとうございます」となるので注意しましょう。

    また「1月1日元旦」も間違えやすいポイントです。元旦は「1月1日の朝」という意味ですので、重複した表現にならないように気を付けてください。なお、2日以降に届けられる年賀状に関しては、「元旦」ではなく「正月」にしておきましょう。

    「賀正」や「迎春」など簡略化された表記はNG

    賀詞についても、上司に送る時にふさわしいのは「謹賀新年」や「恭賀新年」など4文字のものだけです。「賀正」や「迎春」のような文字数の少ないものは簡略化した表現になり失礼に当たるため注意しましょう。

    忌み言葉は使わないように気を付ける

    年賀状はおめでたいものですので、忌み言葉を使わないように気を付けましょう。忌み言葉とは縁起の悪い言葉で「去る」「絶える」「衰える」「失う」「終わる」「流れる」などの言葉があります。

    上司や先輩宛の年賀状で使いがちなのが、「去年」「終了」「月日は流れ」などの言葉です。去年は「昨年」や「旧年」に言い換え、ほかの言葉もうっかり使っていないかチェックしましょう。

    句読点は付けないようにする

    年賀状を書く際には句読点を付けてはいけません。句読点には文字を区切る意味があるため、忌み言葉同様お祝いごとでは避けられるしきたりがあるのです。

    また、句読点は毛筆で書かれた文が上手に読めない人のために使われ出したという歴史があります。そこから転じて、句読点を使う=「文が読めない人」の意味になることから、年賀状では句読点を使わないことで相手を敬う気持ちを表す慣習ができたといわれています。

    グレーや赤のペンは使わない

    上司や先輩宛の年賀状で使うペンは黒のインクがフォーマルで好ましいとされています。筆ペンやサインペンもOKです。グレーや赤のペンは血や不祝儀を連想させるため使わないほうが良いでしょう。

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    年賀状はスマホでも簡単に作れる

    「年賀状は送りたいけれど、仕事で忙しく作っている暇がない」という人も多いと思います。そういった場合は、空き時間を利用してスマートフォンで年賀状を作ってみてはいかがでしょうか?

    年賀状を作れるアプリは年々増加しており、内容も充実してきました。無料・有料アプリどちらもデザインが豊富です。アプリによっては宛名印刷ができたり、ハガキ代にプラスして投函代を支払うことで印刷から投函までしてもらえるサービスも利用できます。アプリを使用する際は、デザインした年賀状を手持ちのプリンタで印刷するタイプのアプリなのか、作成したデザインで印刷の注文ができるタイプのアプリなのかを確認しましょう。

    また、プリンタメーカーの年賀状アプリの場合、印刷できるプリンタがそれぞれのメーカーのものに限られる可能性があるので注意が必要です。

    まとめ

    ここまで、会社の上司や先輩に年賀状を出すべきか、また年賀状の書き方に関するマナーやポイント、注意点について解説してきました。

    会社のルールにもよりますが、特に禁止されていない場合は、上司や先輩に年賀状を出すと好印象を残せるかもしれません。マナーやルールを守って年賀状を出し、新年のあいさつと日ごろの感謝を伝えましょう。

    また、上司への年賀状は、上手に生かすと自己アピールにも使えます。年賀状の正しい書き方を覚えて、社会人として恥ずかしくない年賀状を出せるようにしましょう。

    マイナビ転職 編集部

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