転職Q&A【面接・選考】
面接でノルマの有無を確認してもよいか?
私は、以前勤めていた会社で事務の仕事をしていたのですが、保険のノルマがあって辞めました。
そのためノルマがある会社では勤めたくはありません。企業によっては社員全員になんらかのノルマがあるところがあると思うのですが、そのことを面接で確認してもいいのでしょうか? また、どのような言い方で聞いたらいいのでしょうか?
はな(28歳 女性)
A
事務職で入社したにも関わらず、営業活動をせずにノルマを与えられるということはおかしなことです。営業職を採用しにくい企業では、営業事務職などで募集を行い、売上目標を課すような企業もあるみたいですが、一般的に、事務職は営業活動を行っているわけではありませんから、ノルマのようなものを課す場合は、知人や親戚に販売することを求められます。社内のキャンペーンで、全社員が一丸となって販売しようということもありますが、日常茶飯事で行われているとしたら問題があると思います。ノルマがあるかどうかの見極めは扱う商品にもよります。
保険のように一般の人が購入できる商品を扱っている場合、事務職であっても協力を求められることがあります。ただし、一般の人が購入できない商品の場合は個人向け営業は不可能ですから、ノルマを課せられるという可能性は低いでしょう。
面接で確認する場合、ノルマを与えられることを拒否するような質問ではなく、逆に、「後方部門の社員であっても、一丸となって売上向上に協力することも大切なことだと思いますが、御社ではどのようにお考えですか?」と確認することで、前向きな姿勢を示しながら事実を確認できます。もし、「事務職でも、販売に協力してもらいます」という答えが返ってきたなら辞退すればいいのですから、はなさんの本音を示さず、企業の実態を確認してみましょう。
キャリアアドバイザー 谷所健一郎
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