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「仕事辞めたい」7つの理由とリアル対処法

皆さんは「仕事を辞めたい!」と思ったことがありますか?

社会の荒波にもまれ働いていると、「辞めたい……辞めたい……、とにかく辞めたい……!!」そんな瞬間が一度や二度、三度四度あるのではないでしょうか。今回、働く20~35歳を対象に行ったアンケートでも、71%の人が「仕事を辞めたいと思ったことがある」と回答。

世の人は、いったいどんなシチュエーションで仕事を辞めたいと感じているのか、辞めたい人々の嘆きとリアルな対処法&アドバイスをご紹介します!

調査方法/全国の20~35歳の会社員(正社員)を対象にインターネット調査
実施期間/2015年7月31日~8月2日、回答数370名

アンケートから分かった! みんなの「仕事辞めたい」理由7

1.給与明細を持つ手が震える! 仕事辞めたい理由は「お金」

今日もスペシャルもやし弁当☆
仕事辞めたい人の嘆き
  • 給料を30%カットされた(製造/34歳男性)
  • 残業手当もボーナスもない。時給換算したら、近所のコンビニバイトのほうが上だった……(SE/24歳男性)
  • どんなに遠くても、通勤手当が月100円(インストラクター/35歳女性)
  • 隣の席で居眠りをしている人と、終電帰りの自分が同じ給料(Webディレクター/30歳男性)
  • 自社ブランドの服をたくさん買わなければならず、生活が苦しい。好きだったオシャレも楽しめなくなった(アパレル販売/24歳女性)

最も多かった「辞めたい理由」は、給与や福利厚生に関することでした。やはり、仕事のやる気には「お金」が大きく影響するようです。

「まぁ、こんなもんか……」とあきらめがつけばいいのですが、「働きが給与と見合ってないのでは?」「今の会社で給与アップは見込めるのか?」など疑問を感じ始めると、仕事のモチベーションもどんどん下がっていきますよね。

仕事に対する“好き”や“あこがれ”だけでは越えられない、「お金」の壁は皆さん高めなようです。

2.振り回されてイライラMAX 仕事辞めたい理由は「人間関係」

私は、透明人間
仕事辞めたい人の嘆き
  • 新人の後輩があんぱんを食べながら質問にくる……(Webデザイナー/30歳男性)
  • 上司が言ったことをすぐ忘れる。指示どおり進めても、数日後には違うことを言い出す(総務/26歳男性)
  • 女性ばかりの職場で、裏でコソコソ陰口を言われる(歯科衛生士/34歳女性)
  • 後輩に仕事のミスを指摘すると、「だいたいでよくないっスかー?」と返ってくる(マーケティング/33歳男性)
  • 隣の先輩が香水のにおいがキツい! 業務中ずっと爪をクチャクチャと噛んでいて不快!(ボランティア関係/35歳女性)

辞めたい理由として、「お金」と並んで多かったのが「人間関係」に関することでした。些細(ささい)なことが重なってストレスになる場合や、明らかに悪意がある態度をとられるなど原因はさまざまです。

人間関係を気にせず、仕事の成果を出すことに注力できるのがベストですが、職場にはいろいろな人がいるものですよね。一緒にいる時間が長いこともあり、人間関係に関する不満も出やすいのかもしれません。

3.働き始めて分かった、実態。 仕事辞めたい理由は「仕事内容」

毎日毎日、コピーコピーコピー
仕事辞めたい人の嘆き
  • 毎日毎日、血のりを作る仕事に嫌気がさした(ヘアメイク/33歳女性)
  • 「売れ売れ売れ」って言われても、売れないものは売れない!(法人営業/35歳男性)
  • 人の命を預かる責任と重圧に耐えられなくなった……(看護師/29歳女性)
  • 高齢者に高価な宝石を売りつけるのが心苦しくなった(個人営業/26歳男性)
  • 財務に興味がない(財務/25歳男性)
  • 高所恐怖症なのに高いところに上らないといけない(とび職/28歳男性)
  • アイスの試食ばかりで毎日おなかが痛い(商品開発/29歳女性)

1日の多くの時間を費やすことになる仕事。その仕事を好きになれないと、苦痛が多いだけでなく、人生の貴重な時間を無駄にしているのではないかという、焦りを感じることも。

「働くのはお金を稼ぐ手段」と割り切ることができればいいのですが、仕事内容をどうしても好きになれない、自分の性格や能力に合わないというような場合には、やりがいや満足度よりも「辞めたい」という気持ちが強くなってしまうのかもしれません。

4.会社に身をささげすぎ……? 仕事辞めたい理由は「労働時間」

家が恋しい……
仕事辞めたい人の嘆き
  • 今日で会社に22連泊目!(Webディレクター/32歳男性)
  • なるべく残業しないように仕事を早くこなすと「まだ余力がある」と思われ、どんどん仕事をふられる。少ない仕事をダラダラこなし、仕事を増やさないようにしている同僚に腹が立つ(事務/32歳女性)
  • 原稿締め切り前に連日徹夜で意識がもうろうとしていた時、家に帰る途中でタクシーに何度もひかれそうになった(編集/32歳女性)
  • 残業の月上限は120時間までとオフィシャルなメールが流れた(システム開発/23歳男性)

平日は終電まで仕事、休日は疲労回復のために寝だめ……。付き合いが悪くなり友達も減ってしまった……。ワーク・ライフバランスってなんだろう? そんな状況に陥っている人は少なくないようです。

忙しい分だけ、仕事の経験やスキルは身に付いているし、一つの仕事の区切りには、それなりに達成感も感じられる。そのため、潔く退職を決断できない……。そんな人は、気持ちより先に体力に限界を感じ「辞めたい」と思うことも多そうです。

5.これ以上、会社色に染まれない! 仕事辞めたい理由は「社風」

来期の方針は…… あみだくじで決めよう
仕事辞めたい人の嘆き
  • SNSに投稿される社長の交友関係がヤバい(アプリ開発/26歳男性)
  • 忘年会や新年会で、毎回出し物をしなければならない(営業/26歳男性)
  • あれもダメ、これもダメ。新しいことに何も挑戦できない(Webプロデューサー/29歳男性)
  • 会社の仕事がなくなり、常にオフィスの掃除をさせられる(プログラマー/32歳男性)
  • 経営層がこぞって怪しげな宗教に入っている(鑑定士/29歳女性)

会社の将来性や社風は、どうしても一個人では状況を変えるのが難しいところ。

入社前には気づかなかった会社のダークな部分が見えてしまったり、数カ月後会社が存続しているのかも怪しい財務状況を知ってしまったりすると、「この会社にいて大丈夫? 早々に辞めたほうがいい……?」という気持ちが大きくなってくるようです。

また、社風や職場の雰囲気が合わないと「自分の居場所はここじゃないのかも?」という疑問が膨らみ、辞めたい気持ちにつながることも。

6.理不尽な扱いに涙! 仕事辞めたい理由は「評価」

……。
仕事辞めたい人の嘆き
  • ゴマすり上手が出世する会社だと悟った(建設/35歳男性)
  • 同期と比較されて嫌みを言われる(保育士/24歳女性)
  • 休みの日に強制的にボランティア活動に参加させられ、感想文を書かなければならない(営業企画/33歳女性)
  • 殴られた(AD/23歳男性)
  • やること全部を否定されて、自分の人格を失いそうになった(保険営業/24歳女性)
  • 男性上司がかわいい女性にだけ明らかなひいきをする(一般事務/26歳女性)

一生懸命取り組んだ仕事に対して、正当な評価が受けられないことが続くと、仕事への意欲が下がり、辞めたい原因になるようです。

ましてや、自分だけがパワハラ・セクハラまがいの不当な扱いを受けているとなると、自分の存在自体を否定されているようなやりきれない気持ちになります。

自分の仕事を全うし、正当な評価を受ける。それが当たり前ではない職場も少なくないようです。

7.ただただ、働きたくない

人生の夏休み中
仕事辞めたい人の嘆き
  • 毎週月曜日は辞めたくなる(営業事務/25歳女性)
  • 失恋して仕事どころではない(広報/24歳女性)
  • 仕事のことを考えるとじんましんが出る(エンジニア/34歳男性)
  • 出勤中、業務時間中、帰宅中。常に辞めたい……(SE/27歳男性)

今の仕事がイヤで「辞めたい」だけではなく、「そもそも働きたくない!」という方も。
昼まで寝ていたい……。好きなことだけして暮らしたい……。そして、お金はいっぱい欲しい……。
これが働く人々の最終結論か、と思わされるような率直な意見ですね。

「仕事辞めたい」経験者のリアル対処法&アドバイス

「そもそも働きたくない」といった意見はさておき、「仕事辞めたい!」という気持ちが強くなった時、経験者の方々はどのような対処法をとってきたのでしょうか?

ここでは、辞めたいと思ったことがある経験者に聞いたリアルな対処法とアドバイスをご紹介します。対処法とアドバイスの中に、現状打開のヒントを見つけることができるかもしれません。

リアル対処法&アドバイス
  • 宝くじが当たるのを待っている(地方公務員/31歳男性)
  • イヤなことをシャットアウトして、無心で毎日を過ごした(介護福祉士/32歳男性)
  • 自己啓発本を読みあさって考え方を変えた(旅行営業/26歳女性)
  • 上司をこらしめた(プログラマー/26歳男性)
  • 忙しすぎて転職先を探す時間さえなかったから、とりあえず辞めた(マーケティング/31歳女性)
  • 憧れていた職業の求人を見まくった(経理/32歳男性)
  • 頑張った分だけ評価されると聞いて、外資系企業に転職した(法人営業/32歳男性)
  • 上司も同僚もいろいろ大変なんだろうな、と思うと、前よりイライラしなくなった(営業事務/27歳女性)
  • 社内恋愛したら楽しくなった(広告代理店/25歳女性)
  • 座禅に参加した(美容師/24歳女性)
  • 異動願を出した(営業/33歳女性)
  • 革命を起こした(法人営業/26歳男性)
  • どんな相手でも優れている面はある。その部分をリスペクトして、この人には何を言われても仕方ないと思い込んだ(営業事務/30歳男性)
  • 自分に後輩ができ、叱(しか)ってくれる人がいることはありがたいと気づいた(研究開発/24歳男性)
  • 逃げればいい。人生はやり直せる(運送/24歳男性)
  • ネットで同じ境遇の人を探した(製造/28歳男性)
  • 新人ということを忘れない(公務員/24歳男性)
  • 会社員である以上、給料は誰かに決められる。副業や資産運用など自分で総所得を上げていくことがこれからの時代必要!(SE/28歳男性)
  • 今の職業が好きで会社に不満があるなら、同業他社に転職する(エステティシャン/27歳女性)
  • 頑張っていたら、自分を見ていてくれる人は必ずいる(サービス業/34歳男性)
  • 気楽に生きよう(教員/30歳男性)
  • お金、やりがいなど自分の中で優先順位を決める(溶接作業員/25歳男性)
  • 自分の考えが一番正しいという思い込みをなくす。人それぞれ価値観は違う(整備士/22歳男性)
  • 「給料上げて!」と、家計簿持参で社長に直談判した(ゲーム制作/26歳女性)
  • 辞めた(IT関連/27歳男性)

現職に不満があり、「仕事を辞めたい」という人は少なくないと思います。

しかし、お金や人間関係、仕事内容など、仕事を辞めたい原因が何であれ、今置かれている環境を変えることはなかなか難しいもの。「辞めたい」経験者の中には、自分の視点や、考え方を変えて仕事を楽しめるようになったという人もいます。

嫌いな仕事、どうしたら好きになれる?

いったん仕事が嫌になると、不満が雪だるま式に増えてくることがあります。
大切な時間と労力を注ぐ仕事を楽しめないのはもったいないばかりか、嫌々働いているとパフォーマンス低下につながり、辞めたいという気持ちが強くなってしまいます。

そんな時は自分を冷静に見つめてみましょう。まず仕事や会社が嫌だと感じる理由を紙に書き出します。
人間関係、業務内容など矛先を見極め、不満に感じる点をできるだけ具体的に記すのがポイントです。そして改善策を書き出し、できることから実行していきます。

また、上司へ思い切って悩みを打ち明けると、一人では得られなかった突破口が見つかるかもしれません。

視野を広げ、小さなことからでも行動することで状況や心境が変わり、辞める決断をせず、今の仕事に前向きに取り組むことができるかもしれません。

決断のその前に!  「辞めるリスク」を想像する

どうにも状況を打開できない場合、「辞めて転職する」というのも一つの選択肢です。
ただし、決断をする前には、辞めると起こりうるリスクを想像する必要があります。

転職先を決めずに辞める場合は、貯蓄がないと先の見えない転職活動に不安や焦りが出てきます。
手続き面では、退職に伴う社会保障の切り替えや納付を自ら行わなくてはなりません。

また、理想と思った会社に転職しても、働き出せばイメージとのギャップは必ず出てくるもの。
すべてを満たす転職はまれなのです。
現職に不満があると転職した場合のメリットを追いがちですが、一時の感情や半端な覚悟で進めるには代償が大きいことをお忘れなく。

「辞めるリスク」をすみずみまで想像し、仕事で実現したいことや大切にしたいことを掘り下げ、5年後のビジョンを描いてみてください。そのうえで現職で改善を図る道とどちらがいいのか冷静に判断しましょう。

辞める前にやっておきたい5つのポイント

辞めると決めたら、退職前にやっておきたいことがあります。

1.現職で実績をつくること。応募企業はあなたの実務での貢献度を知りたがっています。売上上位に入る、重要企画を通すなど目標を達成しアピール材料にしましょう。

2.資格はスキルの目安になるので、希望職種に役立つ資格があれば挑戦してみましょう。

3.専門外で伸ばせる分野があればスキルアップをおすすめします。経理×英語など複数のスキルを持つと強固なアピール材料になります。

4.もし辞めるべきか迷いが出てきた時は、周囲に相談を。社内外の信頼している方から客観的な意見をもらうことで思い込みが消え、解決策が見えてくるかもしれません。

5.当然ですが会社の不満は封印し、学ばせてもらったことに感謝する姿勢を基本に持ちましょう。

働きながら? 辞めてから? 転職活動2つのスタイル

転職活動のスタイルは、在職中にするか退職後にするかで異なります。

在職中に行う場合は、収入があるので転職が決まらなくても妥協せず活動を続けられます。
しかし、仕事が忙しいと転職活動が二の次になるデメリットがあります。
また面接の日程調整が難しく、急ぎの求人で早期入社に対応できないと選考で不利になることも。

一方、退職後の転職活動は自由に時間が使えるので、資格取得の勉強や情報収集に集中でき、同時期の複数面接も可能です。
しかし収入が絶たれるため、活動が長引くと生活面・精神面でストレスがかかります。
また、長い離職期間は時にハンディになることもあります。

両者のメリット・デメリットをよく確認し、ご自分に適した転職スタイルを選びましょう。

転職をする際に大事なのは、不満や勢いに任せてアクションを起こさないこと。

まずは現状辞めたいと思っている原因が何なのか、自分の中でしっかり整理することが大切です。転職をする場合でも、そのステップを踏むことが理想に近い転職先を見つけるヒントになります。

「辞める」「辞めない」どちらにしても、後悔のない決断をしてくださいね。

◎illustration/+PLANNING ◎イラストレーター/上原ゆかり

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