情報更新日:2024.09.02
JALの「ESG戦略」ーそのフライトの目的地は、持続可能な未来
JALは社会課題を解決しながら、サステナブルな人流・商流・物流を創出するために「ESG戦略」を経営の軸に据えています。
その一つの方向性が「持続可能な未来の航空輸送を実現」していくこと。具体的には航空業界が排出するCO2や、衣料品の回収など、活動は多岐に渡ります。今回はJALが安全・安心なフライトと共に今、取り組んでいる「ESG戦略」について取材してみました。
サステナブルのすべてを盛り込んだ、 特別なフライト
2022年11月、羽田と沖縄を結ぶ「JAL2030サステナブルチャーターフライト」にて「みんなで行こう、サステナブルな未来へ。」を合言葉に、環境負荷の低減や資源の有効利用など、多彩なテーマを盛り込んだ特別な旅を実施しました。注目すべきは、日本初「CO2排出量実質ゼロ」のフライトを実現した点です。使用機材はエアバスA350型機で、従来機に比べCO2排出量を15~25%削減。燃料にはSAFを使用し、排出を避けられなかったCO2を他の手段で削減する「JALカーボンオフセット」も併用されました。JALは2009年からお客さまの寄付からフライト分のCO2を相殺できるシステムを導入しています。
CO2排出量実質ゼロ
2050年に向けて、新しい燃料「SAF」を
このフライトには、植物や廃食油などから作られる燃料で、化石燃料に比べてCO2排出量を大幅に抑える「SAF(持続可能な代替航空燃料)」が搭載されました。JALは2030年度までに、全燃料の10%をSAFに置き換えることを目指しています。また、2050年にはCO2排出量実質ゼロを達成する計画で、その削減量の45%はSAFによって賄われる見込みです。これまでに国際定期便への搭載を実施したほか、海外のSAF製造メーカーへの出資も日本企業として初めて行い、調達先の確保にも力を入れています。さらに、JALはSAFの国内製造にも先駆けて挑戦しています。
25万着の衣料品を SAFへ
日本の技術力を証明
2018年にJALは、全国から衣料品を回収し、SAF(持続可能な代替航空燃料)を製造するプロジェクトを開始しました。集まった約25万着の衣料品は、国内技術で加工され、SAFに変換され、このSAFは2020年に国際規格であるASTM D7566 Annex 5の適合検査に合格し、国産SAFの製造が可能であることが証明されました。このプロジェクトで製造されたSAFは、2021年2月に国内線定期便に搭載されました。一見、通常のフライトと変わらないように見えますが、そこにはサステナブルな未来への強い意志と確かな技術が込められています。
非航空領域で新たな価値を生む新規事業
「JAL Wingman Project」を開始
JALは「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2023」を策定し、ESG戦略を推進することで価値創造を目指し、中長期的な成長を図っています。その一環として「JAL Innovation Lab(ラボ)」では、2023年度より「JAL Wingman Project」という、JALグループと共創するパートナーを募集するビジネスコンテストを開催しています。
