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リモートワークができる職種12選!仕事の特徴やメリット・デメリットを解説

掲載日:2024年01月30日

リモートワークができる職種12選!仕事の特徴やメリット・デメリットを解説
谷所 健一郎

監修者谷所 健一郎

キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)/有限会社キャリアドメイン 代表取締役

記事まとめ(要約)
  • リモートワークは、会社のオフィスとは別の場所で働くこと
  • コロナ禍を境にリモートワークを導入する企業が増えた
  • リモートワークができる職種は数多くある
  • 時間を有効活用できたり、人間関係のストレスが減る良さがある

コロナ禍以降、リモートワークという働き方が急速に広がり、今では多くの企業がリモートワークを導入しています。場所や時間の自由度があり、メリットが目立つ働き方ですが、すべての職種でできるわけではなく、注意点もいくつか存在します。

この記事では、リモートワークができる職種やメリット・デメリットなどをご紹介します。リモートワークという働き方に興味を持っている人は、ぜひ参考にしてください。

目次

    リモートワークの働き方とは? 定義と導入状況

    リモートワークとは、会社のオフィスとは違う別の場所で働くことを指します。英語では「remote work」と表記され、remoteは「遠隔」「遠い」などの意味を持っています。

    コロナ禍において急速に広まったもので、自宅、カフェ、コワーキングスペースなどを活用するケースが挙げられます。

    リモートワークとテレワークの違い

    場所を選ばない働き方として、リモートワークもテレワークも、基本的にはほぼ同じ意味で使われる言葉です。どちらも会社のオフィスと別の場所で仕事をする働き方になっています。

    テレワークは英語で、「telework」と表記され、teleは「遠い」「遠距離の」などの意味を持っています。

    テレワークの定義について、総務省ホームページでは以下のように記載されています。

    テレワークとは、ICT(情報通信技術)を利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方です。

    ※出典:総務省「テレワークの意義・効果」

    【年度別】リモートワークの導入状況

    リモートワークを導入している企業の割合は令和4年では51.7%と、全体の半分以上に上っています。

    総務省の「令和4年通信利用動向調査報告書(企業編)」を基に、リモートワークの導入割合を表にまとめました。

      導入している 導入していないが、今後導入予定がある 導入していないし、具体的な導入予定もない
    平成30年 19.0% 7.1% 73.0%
    令和元年 20.1% 9.4% 70.2%
    令和2年 47.4% 10.6% 41.8%
    令和3年 51.8% 5.5% 42.5%
    令和4年 51.7% 3.5% 44.7%

    令和元年までと令和2年以降では、リモートワークの導入率が2倍以上になっています。このことから、コロナ禍を境に一気に導入が促進されたことが読み取れます。

    コロナ禍が落ち着いた現在では、リモートワークを廃止してこれまでどおりの出社に切り替える企業もありますが、引き続きリモートワークを継続している企業もあるのが現状です。

    【産業別】リモートワークの導入状況

    総務省の同じ資料で産業別に見ると、令和4年時点でリモートワークの導入が最も進んでいるのは情報通信業となっており、金融・保険業が続きます。

    産業 導入割合
    建設業 63.6%
    製造業 57.5%
    運輸業・郵便業 33.0%
    卸売・小売業 50.5%
    金融・保険業 84.3%
    不動産業 64.9%
    情報通信業 97.6%
    サービス業、その他 41.9%

    サービス業や運輸業・郵便業は、仕事柄リモートワークが難しいことも影響して半分以下の導入率となっています。

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    リモートワークの求人がある職種12選

    リモートワークのシステムエンジニアのイメージ画像

    リモートワークが可能な職種とモデル年収平均についてご紹介します。なお、モデル年収平均は、マイナビ転職に掲載された求人のモデル年収例から平均値を算出しています。

    システムエンジニア

    システムエンジニアはSEとも呼ばれ、クライアントのニーズに沿ったシステムの設計・開発を手掛ける職種です。

    ハードウエアの操作・管理や、セキュリティレベルの高い仕事、顧客との打ち合わせなど、社外からでは難しい仕事も一部ありますが、仕様書の作成やプログラミング、テストなどを中心に、リモートワークでも十分働ける業務もあります。

    納期が迫っている時や繁忙期でも、通勤時間がなくなる分、肉体的な負担を減らせるでしょう。

    ■平均モデル年収:594万円(DB・ミドルウエア設計/WEB・オープン・モバイル系)

    Webデザイナー

    Webデザイナーは、Webサイトのデザイン・設計を手掛ける職種です。デザイン力と技術力が求められるクリエイティブな仕事と言えます。

    基本的にはフルリモートでも働ける仕事ですが、社内の環境でしかアクセスできないデザインの確認やテスト、打ち合わせによって、一部出社が必要な場合もあります。

    リモートワークであれば、自分だけの快適な空間で、クリエイティブな発想を生み出していくこともできるでしょう。

    ■平均モデル年収:509万円

    編集・校正

    編集・校正は、書物・動画・Webコンテンツなどを作成する際にその方向性を決め、出来上がったコンテンツを編集し、より見やすく、伝わりやすくする仕事です。

    細かな間違いに気づくためには、集中して取り組む必要があるため、リモートワークでも比較的成果を出しやすい職種と言えます。

    特にWebメディアの編集や校正を行う仕事の場合、パソコン一台で作業できることが多いため、よりリモートワークに適していると言えるでしょう。

    ■平均モデル年収:510万円

    Webプロデューサー・ディレクター

    Webプロデューサー・ディレクターは、Web制作物の監督的役割を果たし、クライアント管理、予算調整、制作チームの指揮など、プロジェクト全体を動かす仕事です。

    クライアントとの打ち合わせやプロジェクトの進行度合いのチェック、納品などもパソコンで行うことが多く、リモートワークでも働ける職種と言えるでしょう。

    ■平均モデル年収:531万円

    SEOコンサルタント・SEMコンサルタント

    SEOコンサルタント・SEMコンサルタントは、Webサイトの集客力を高めるためにデータ分析や広告運用などの戦略を立案・実行する仕事です。

    クライアントとの打ち合わせが対面で行われることもありますが、基本的にリモートワークのみでも十分行える業務になっています。

    データ分析、情報収集、施策の提案、資料作成などが主な業務になり、すべてパソコンを使用して行うため、リモートワークが可能な職種です。

    ■平均モデル年収:541万円

    マーケティングリサーチ・分析

    マーケティングリサーチ・分析とは、サービスを開発する際に顧客のニーズをくみ取り、企業(商品)価値を最大化させるための調査をする仕事です。

    企画から調査票の作成、分析などはリモートでも十分可能な業務で、顧客のニーズを把握したり、商品やサービスの情報を知るために一部出社が必要な場合もありますが、状況によってはフルリモートも可能です。

    ■平均モデル年収:518万円

    営業・企画営業

    営業・企画営業とは、個人・法人問わずクライアントのニーズを発掘し、自社の商品やサービスを提案する仕事です。出来高に応じてインセンティブが付与される場合もあり、高収入を狙うことも可能です。

    オンライン営業やメール営業、電話営業など訪問営業以外での提案も一般的になってきているため、リモートワークの求人も増えています。

    顧客のもとへ出向かないといけない場合でも、会社には行かず自宅から直行直帰し、リモートワークで商談内容をまとめたり、資料を作ったりする場合もあります。

    ■平均モデル年収:
    867万円 営業・企画営業(個人向け)
    617万円 営業・企画営業(法人向け)

    一般事務・庶務

    一般事務・庶務は、所属する部門の事務業務を担っています。入力作業や書類整理、電話対応などを行いますが、自宅にパソコンがあり必要なデータなどが手元にあれば、リモートで働くことは可能です。

    会社宛てに届いた書類のチェック、また来客対応などは自宅で行うことは難しいため、フルリモートではなく、週1回や週2回は出社などの求人もあります。

    ■平均モデル年収:427万円

    オペレーター・アポインター

    オペレーターは、会社宛てに電話もしくはメールで問い合わせがあった場合に対応をする仕事です。

    一方のアポインターは、顧客に対して商品やサービスの提案を行う仕事です。

    自宅にパソコンと顧客対応に必要なツールを準備して、外の音が入らない静かな環境で働いている人もいます。

    ■平均モデル年収:822万円

    キャリアカウンセラー

    キャリアカウンセラーは、求職者の個性や希望を理解し適切な仕事を案内する役割を担います。キャリアアドバイザーと呼ぶ場合もあります。

    対面でなく、Web会議のツールを用いてカウンセリングを行うこともあり、リモートワークができる求人もあります。

    対面で会う必要がないため、全国各地にいる人のキャリア相談を受けることが可能です。

    ■平均モデル年収:549万円

    翻訳

    翻訳は、外国語を日本語に、また日本語を外国語に訳し書面などに落とし込む仕事です。

    パソコン上で書籍や書類を読み、1人で黙々と翻訳することができるためリモートワークも可能です。

    ■平均モデル年収:492万円

    秘書

    秘書は、主に経営者や役員といった経営層のスケジュール管理や来客対応を担う職種です。

    オンライン秘書という仕事もあり、電話やメールを中心に、リモートでスケジュール管理や会議室、会食の予約、書類作成などを行っている人もいます。

    ■平均モデル年収:405万円

    リモートワークができない・難しい職種7選

    数ある職種のなかには、リモートワークが難しい仕事も存在します。目の前の人に向き合う仕事や直接的にものを扱う仕事が多く見受けられます。

    医師・看護師・准看護師・保健師・助産師

    医療従事者は、ケガや病気の人を診療し適切な処置を施すことが仕事です。患者がどういう状態なのかを正確に把握し、場合によっては手術なども行うため、リモートワークは今後も難しいでしょう。

    介護職・ヘルパー

    介護職・ヘルパーは、日常生活を送るのが困難な高齢者や身体に障がいを抱える人に対しての生活支援を行います。

    介護を必要としている人と直接向き合い食事・入浴・着替えなどをサポートするため、リモートワークは難しいです。

    工場生産・製造(食品・化粧品・医薬品系)

    工場生産・製造は、食品・化粧品・医療薬品などを作るための原材料や素材を加工し製品に仕上げる仕事です。

    技術の進歩により工場の自動化が進んでいますが、製品や機械を管理する人材が必要なため、リモートワークができる求人は多くありません。

    土木・建築・解体工事(とび工・鉄筋工など)

    土木・建築・解体工事は、建物や構造物を建てたり、不要になったものを解体したりする仕事です。

    建物などは建設機械だけで建つことはなく、人の手が介在して完成するため、リモートワークはできません。

    配送・宅配・セールスドライバー

    配送・宅配・セールスドライバーは、車やバイクといった移動手段を用いて荷物を届ける仕事です。

    最近ではドローンによる無人運送の研究開発が進められていますが、実際に荷物を運んでいる人がいるからこそ、全国各地にモノが届けられているのです。

    警察官

    警察官は地域や人々の安全を守る仕事で、犯罪捜査や違反者の取り締まりはリモートで行うのは不可能です。

    また、身近なところに警察官がいることが犯罪の抑止力にもなっており、今後もリモートワークは難しいでしょう。

    消防士

    消防士は、火事が発生した際の消火活動に加え、救急救命対応を行う仕事です。

    危険が迫っている現場の最前線で人を助ける非常に重要な役割を担うため、リモートワークからは縁遠い仕事です。

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    リモートワークができる職種の4つの特徴

    リモートワークのイメージ画像

    リモートワークが可能な仕事には、以下のような共通する特徴があります。

    場所を問わずに働ける

    リモートワークは、会社や現場に行かなくても、どこにいてもできる仕事が対象です。

    会社によっては働く場所に指定がある場合もありますが、自宅、カフェ、コワーキングスペースなど、その日の気分で環境を選ぶことができます。

    セキュリティの関係上、働く場所が指定されることもありますが、会社から支給されるパソコンなどにセキュリティ対策がしっかりなされており、かつ周囲から隔離され画面をのぞかれる恐れがない場所であれば、安心してリモートワークできるでしょう。

    フレックスタイム制や裁量労働制で働ける場合もある

    フレックスタイム制のリモートワークは、働く時間帯を自分で調整できます。

    会社の規定にもよりますが、始業・終業時間を自分で決められるなど、柔軟な働き方ができるため、育児や介護などとのワーク・ライフバランスも取りやすいでしょう。

    また、裁量労働制のリモートワークもあります。裁量労働制は、労働時間が社員の裁量に委ねられ、実際の労働時間が長くても短くても、契約した労働時間分働いたと見なされる制度のことです。1日の労働時間を契約で8時間とした場合、実際の労働時間が6時間でも10時間でも、8時間働いたとされてその分の給与が支給されます。

    裁量労働制では成果を強く求められますが、成果さえしっかりと出していれば比較的自由に働けます。

    時間を効率的に使い成果につなげられる人なら、プライベートの時間をより多く確保することも可能です。

    オンラインで仕事を完結できる

    リモートワークでは、資料の作成や顧客との打ち合わせなど、必要な業務をすべてオンラインで完結できます。

    パソコンがあり、インターネットが利用できる環境が整備されていれば、会社や顧客のもとへ出向かなくても仕事を進められます。顧客へのサービス提供、成果物の納品、問い合わせ対応なども可能です。

    人との連携を常時求められない

    リモートワークは基本的に1人で仕事を行うため、人とのコミュニケーションが比較的少なくなります。

    出社していれば先輩や同僚から不意に話し掛けられて作業を中断せざるを得なくなったり、雑談をしたりすることもありますが、リモートワークではメールやチャット機能を使ったコミュニケーションが中心となります。

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    リモートワークのメリット・デメリット

    リモートワークには、メリットとデメリットの両面があります。それぞれについて解説します。

    リモートワークのメリット

    まずは、リモートワークのメリットです。

    時間を有効活用できる

    自宅で仕事をする場合、極端に言えば、起きてすぐに仕事を始めることが可能です。また、出社のための準備時間が削減でき、通勤時間もないため、時間に余裕を持って過ごせるようになります。

    出社準備や通勤時間がなくなれば、自由な時間が増えて、家族との時間や趣味に使えるようになるでしょう。

    環境に左右されず働ける

    自分自身を取り巻く環境の変化に柔軟に対応できる点もリモートワークのメリットです。

    どこにいても働けるため、会社の承諾を得ることができれば、家庭の都合で引っ越しをしても同じ会社でリモートワークを続けられます。

    好きな空間で働ける

    会社という決められた場所ではなく、好きな場所で働くことができることは、リモートワークの大きなメリットです。

    例えば自宅で仕事をする場合、デスクの周りに趣味のものを飾ったり、座り心地の良い椅子を準備したりなど、あなた好みの仕事部屋で働くことも可能です。

    居心地の良い空間で仕事をすることはモチベーションを高め、更なる成果へとつながります。

    人間関係のストレスが減る

    出社している時と比べて、人と会ったり話したりする機会が減るため、人間関係のストレスが少なくなります。

    人から干渉されず自分のペースで働きたい、業務以外の付き合いをしたくない、人見知りであまり人と会いたくないなどと考えている人にとって、リモートワークは大きなメリットとなるでしょう。

    リモートワークのデメリット

    次に、リモートワークならではのデメリットについてお伝えします。

    成果を出さないと評価されにくい

    出社して顔を合わせていると、成果を出すまでのプロセス部分で「真面目に働いている」「一生懸命仕事を頑張ってくれている」という面が評価されるかもしれません。

    しかし、リモートワークでは上司や先輩と会う機会が減る分、仕事への取り組み姿勢などは見えづらくなり、出した成果だけが評価の対象となってしまう可能性があります。

    慣れるまで時間がかかることがある

    入社間もない人や未経験職種に転職した人は、リモートワークだと仕事に慣れるまで時間がかかる可能性があります。出社していれば相手の状況を見て随時相談できますが、リモートワークではそうはいきません。

    リモートワークで研修を受けられる場合もありますが、上司や先輩に直接見てもらうことができないため、適切な指導が受けられない可能性もあります。

    入社してから間もないと、チャットや電話で質問することさえ難しく感じてしまう人もいるでしょう。上司や先輩、同僚に気軽に相談できず非効率な進め方をしてしまい、業務に影響を及ぼす恐れもあります。

    問題解決に時間がかかることがある

    リモートワークではトラブルが発生した場合、上司や先輩にチャットやメール、電話で相談することになります。

    すぐに応答がない場合、そのまま連絡を待つか自分で対応する必要があり、解決までに時間がかかってしまう可能性があります。トラブルの際の報告方法や経路について普段からしっかりと擦り合わせておくことが重要です。

    オン・オフのメリハリが付けづらい

    自宅でリモートワークをしていると、仕事とプライベートの区別があいまいになってしまう人もいます。

    ダラダラと仕事を続けてしまったり、就業時間外でも仕事のことを考えていたりと、無意識のうちに長時間労働になってしまうこともあるようです。

    リモートワークをするのであれば、仕事のオン・オフを上手に切り替える意識が大切です。仕事部屋を作りリビングでは仕事をしない、休みの日はパソコンを開かないなど、意識してメリハリを付けましょう。

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    リモートワークに向いている人と向いていない人

    リモートワークには、向いている人と向いていない人がいます。それぞれどのような人なのか、その特徴を解説します。

    リモートワークに向いている人

    まずは、リモートワークに向いている人の特徴です。

    自己管理能力が高い人

    リモートワークは、働く場所や時間の自由度がある分、自己管理能力の高さが求められます。自分でスケジュールを立て成果物を納期までに完成させるなど、適切なタスク管理を行うことが求められるでしょう。

    上司や先輩の目が届かないからこそ、責任感を強く持ち集中して仕事を行うことが大事です。

    担当する仕事の経験がある人

    担当する仕事に関する経験や知見を持っていれば、それほど人を頼ることなく自分一人で仕事を進められる場合もあります。これまでの経験を生かして、リモートワークでも質の高い仕事を続けることができるでしょう。

    また、リモートワークの仕事に転職する場合、最初は出社してマンツーマン指導でOJTを受けて、慣れてからリモートワークに切り替えられる場合もあります。

    リモートワークになってからも、不明点があればチャットで上司に質問できますが、業務経験の無さに不安を感じている人は、そのような求人を探してみるのも良いでしょう。

    自宅のインターネット環境が整っている人

    主に自宅で仕事をすることになるため、インターネット環境が整っていることは必須条件です。

    環境が不安定な場合、オンラインの打ち合わせで接続が悪くなってしまったり、仕事が思うように進まなくなることもあります。快適な通信環境で仕事できることがリモートワークには重要です。

    リモートワークに向いていない人

    次に、リモートワークに向いていない人についてお伝えします。

    人と接しながら仕事をしたい人

    基本的に1人で仕事をすることになるため、出社している時のように気軽に話すことは難しく、コミュニケーションの頻度は少なくなるため、人によって孤独や不安を感じることがあるかもしれません。

    やりとりは、主にチャットツールを用いたテキストでのコミュニケーションになるため、微妙な温度感を伝えたり把握したりするのはやや困難です。

    相手の状況が見えづらいなかで連絡することにハードルを感じる可能性もあります。仲の良い同僚と対面で話しをすることも仕事の楽しみの一つ、といった人にはリモートワークは向いていないかもしれません。

    集中力が低い・誘惑に弱い人

    集中力が途切れた時に、自宅にある自分の好きなことで少し気分転換をして切り替えられると非常に効率的ですが、集中力を保てず誘惑に負けてしまいやすい人はリモートワークには向いていません。

    具体的に言うと、自宅でリモートワークをする場合、テレビやゲーム、スマートフォンなどさまざまな誘惑があり、仕事に対する緊張感や集中力がなくなってしまう可能性があります。

    仕事に集中できる環境と意識を、しっかりと自分自身で整えることも求められるでしょう。

    指示がないと動けない人

    上司や先輩は、今あなたが何をしているのか、頼んだ仕事がどういう状況なのかをリモートワークで把握するのは難しいです。そのため、あなた自身が積極的に報告や相談をする必要があります。

    上司や先輩からの指示を待っているだけでは、ボーっと過ごす時間が長くなり、一日何もしなかったという日ができてしまうかもしれません。指示を待つのではなく、自分から仕事を取りに行く姿勢が求められます。

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    リモートワークをするために必要なスキル

    リモートワーク環境で働き続けるためには、最低限身に付けておきたいスキルがあります。そのスキルを3つご紹介します。

    コミュニケーション能力

    リモートワークであってもコミュニケーション能力は大切です。出社時のように相手の顔を見ながらコミュニケーションを取る機会は少なくなります。

    その分、チャットやメール、電話などの相手の顔が見えないツールを使いながら仕事を進めていくことになるため、対面時以上にあなたの考えが伝わる言葉を意識して届けなければなりません。また相手の意図していることをしっかりとくみ取る努力も必要です。

    セキュリティ対策の意識

    昨今、インターネットを巡る情報漏えいのニュースが増えています。会社以外の場所でインターネットを使って仕事をする以上、セキュリティリスクはしっかり意識しなければなりません。

    出社のみの仕事であれば、情報はすべて社内で管理されていて、持ち出すことをNGとすればある程度セキュリティは担保されます。しかしながら、リモートワークになると、仕事をするために社内の機密情報を持ち出す必要がある場合もあります。

    そのため、より当事者意識を持ってセキュリティ対策を心掛ける必要があります。会社がセキュリティ対策について発信していることがあれば、正しく把握しルールを守って仕事をしましょう。

    社会人としてのマナー

    働く場所は会社ではありませんが、組織の一員であることには変わりありません。勤怠や日報などの報告はしっかりと行う、会社の規定を守るなどといった社会人としてのマナーは、リモートワークだからこそ強く意識しましょう。

    リモートワークの求人を探す方法

    リモートワークが可能な職種は、求人サイトで探せます。

    例えば、マイナビ転職であれば、検索条件の仕事の特徴のなかに「リモートワーク可」「完全在宅勤務・フルリモートワーク可」という項目があるので、そこから求人を絞り込めます。

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    リモートワークで働く際の注意点

    最後に、これからリモートワークの仕事で働きたいと思っている人に向けて事前に把握しておくべき注意点について解説します。

    リモートと出社の頻度を確認する

    フルリモートワークが可能なのか、リモートワークと出社のハイブリッド型なのかを求人情報や面接の際に確認しましょう。

    ハイブリッド型の場合は、出社頻度についてきちんと把握しておく必要があります。週1回の出社が定められている場合や、その都度申請することでリモートワークが許可されるパターンなど、会社によって規定が異なります。

    自己管理能力を高めておく

    リモートワークでは1人で仕事をする時間が増えるため、スケジュールやタスクを自分で管理する必要があります。

    面接の中で自己管理能力があるかを判断される可能性もあるため、面接官に「この人ならリモートワークでも成果を出してくれそうだ」という印象を与えることが大切です。入社後には期待に応えてリモートワークでも成果が最大限に出せるよう、普段から自己管理能力を意識しておきましょう。

    出社時以上に報告・連絡・相談を行う

    リモートワーク時には、報告・連絡・相談を強く意識しましょう。上司や先輩と同じ空間で仕事をしている時と同じ感覚のままだと、今まで伝わっていたことが伝わっていなかったというギャップが生じる可能性があります。

    迷ったら必ず報告・連絡・相談を行いましょう。上司や先輩とコミュニケーションを取るきっかけにもなりますし、逐一報告すれば上司や先輩はあなたの状況を把握でき、安心して仕事を任せてくれます。

    まとめ

    コロナ禍以降、働き方の自由度は増し、リモートワークはもはや一般的なものとなりました。リモートワークができる職種には、場所を問わずに働けたり、オンラインで仕事を完結できたりといった特徴があります。

    しかし、リモートワークには少なからずデメリットも存在します。また、すべての会社・職種でリモートワークができるわけではない点にも注意が必要です。

    今回リモートワークができる職種として紹介したものも、今後出社型に戻す企業が増えてくるかもしれません。

    求人の探し方や注意点に関して、今回の記事の内容を転職活動にお役立てください。あなたが理想とするキャリアがリモートワークによって実現できるのであれば、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

    監修者
    谷所 健一郎

    谷所 健一郎(ヤドケン)

    キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)
    有限会社キャリアドメイン 代表取締役

    有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾 、キャリアドメインマリッジを経営。主な著書「はじめての転職ガイド 必ず成功する転職」(マイナビ出版)、「転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方」(マイナビ出版)、「転職者のための面接回答例(マイナビ出版)」、「転職者のための自己分析」(マイナビ出版) ほか多数。

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