2014年 夏の賞与の実態を探る!
上昇基調も…… 賞与の金額に不満を抱く人多数
2014年の夏の賞与について全国の会社員800名を対象にリサーチしたところ、その額は前年度に比べて横ばいか上昇基調に。とはいえ、「賞与なし」という回答も20.8%に上っています。また、満足度についても「普通」もしくは「不満」という回答が多く、昨年来の好況に伴う企業の業績回復が賞与に十分反映されたとは言い難い状況となっています。特に、転職意向を持つ人ほど賞与額に大きな不満を募らせている傾向が見られました。
調査方法/全国の22〜37歳の会社員(正社員)を対象にインターネット調査。実施期間2014年7月16日〜7月18日、回答数800名
夏の賞与は月給の何カ月分?
「夏の賞与額は月給の何カ月分でしたか?」という問いに対し、もっとも多かったのは「2.0カ月分以上2.5カ月分未満(21.3%)」。以下、「1.0カ月分以上1.5カ月未満(19.9%)」、「1.5カ月分以上2.0カ月分未満」と続き、「2.5カ月分未満」が全体の80%以上を占める結果となっています。
一方、「夏の賞与額(額面)を教えてください」という質問には、「賞与なし」が20.8%と最多。特に、年代が高くなるほどその割合は増え、34〜37歳では28%が「賞与なし」と回答。厳しい状況もうかがえます。
次に転職意向の有無による違いを見てみると、転職意向を持たない人のほうが賞与的に恵まれている傾向に。特に、30〜33歳で40万円以上の賞与が出た人の割合は“転職意向あり”が32%にとどまったのに対し、“転職意向なし”は50%と18ポイントも上回っています。
夏の賞与、前年と比較してどうだった?
「夏の賞与額は、前年と比較していかがですか?」という質問への回答で最も多かったのは「前年と変わらない(49.1%)」。次いで「前年よりやや増えた(25.1%)」となり、全体の傾向としては横ばいもしくは上昇の基調が見られました。年代別では、30〜33歳で「前年と変わらない」(59.3%)との回答が多く、特に“転職意向を持つ人”に限ると65.8%が横ばいであるとの結果に。「前年よりやや増えた」と答えた人の割合も、転職意向の有無によって差があり、転職意向を持たない人のほうが賞与面においては優位である傾向が表れています。
夏の賞与に関する満足度はどのくらい?
「夏の賞与額の満足度」について、最多は「普通」で33.9%。以後、「やや不満(21.3%)」「非常に不満(20.2%)」と続く結果になりました。この問いは、転職意向の有無による差が顕著に表れ、転職意向を持つ人ほど賞与額に対して不満を募らせていることが明らかになりました。
特に30〜33歳では、「非常に不満」という回答が転職意向のない人では10.8%に留まったのに対し、転職意向を持つ人の場合は41.8%に。また、22〜25歳、26〜29歳の若手社員も「非常に不満」の回答が20%を超えています。
もともと「転職への意向」を持っていたところに賞与額への不満が重なり、転職への決意を固める人も少なくないかもしれません。
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