(画像提供:Oracle 日本)日本オラクルは4月3日、データベース製品「Oracle AI Database」のAIエージェント機能に関する機能強化と新機能を発表した。大きく、データ活用向けAIエージェント機能、データセキュリティ機能、データ連携機能という3つの領域で、機能の強化・追加が行われている。
Oracle AI Databaseは、トランザクション処理を担うオペレーショナルデータベースから分析を担うレイクハウスまで、AIエージェントとデータを一貫して連携できるよう設計されている。今回の新機能・機能強化により、本番ワークロードに適したセキュアなエージェント型AIアプリケーションをより迅速に構築、展開、拡張できるようになった。
データ活用向けAIエージェント機能は、データ活用に特化して設計されたエージェント型機能を提供するもの。AIエージェント対応のために個別にワークフローを構築する必要がなくなる。新機能として提供されるのは、ベクトルデータベースをシンプルな方法で提供する「Oracle Autonomous AI Vector Database」、ビジネスアナリストや業界エキスパートがデータドリブンのエージェントとワークフローを迅速に構築・展開できる「Oracle AI Database Private Agent Factory」、複数のAIエージェントが利用するコンテキストを単一のシステムに保存できる「Oracle Unified Memory Core」となる。
データセキュリティ機能は、外部攻撃や内部不正、偶発的な漏えい、LLMへの意図しない露出からデータを保護するための機能。新機能として、データベース内に強力なエンドユーザー別のデータアクセスルールを実装する「Oracle Deep Data Security」、AIモデルをプライベートなインスタンスで実行できる「Oracle Private AI Services Container」、質問に対するLLMの回答をレポートと照合することでハルシネーションを防ぐ「Oracle Trusted Answer Search」がある。
データ連携機能は、オープンな標準とデータ形式を用いて、AIデータのロックインを防ぐための機能。Apache Icebergテーブルに保存されたベクトルデータをネイティブにサポートする「Oracle Vectors on Ice」、外部のAIエージェントとMCPクライアントからのアクセスに対応するMCPサーバー機能「Oracle Autonomous AI Database MCP Server」などがある。
リリースでは、開発者が新しいエージェント型AI機能を活用することで「データを移動したり新たなスキルを習得したりする必要なく、またデータベースの拡張性やエージェント型AIのセキュリティ不足に悩まされることなく、革新的なエージェント型AIアプリケーションの開発と展開をすぐに始めることができる」とアピールしている。
【参考】:オラクル、業務データ向けAIデータベースのエージェント型AIイノベーションを発表 | Oracle 日本Oracle Unveils AI Database Agentic Innovations for Business Data
ライター