【岩手県のU・Iターン転職・移住ガイド】歴史と文化が息づく街々——おでんなくっせ! 岩手県
「岩手県」と聞いてイメージするものはなんでしょうか。
ここ数年のトレンドで行くと、まず間違いなく『世界で有名な野球選手の出身地』『わんこそば』『平泉』がTOP3に入ると思います。
…いや……もったいない! それしか知らないのは、超もったいないです!!
NYタイムズ紙の『2023年に行くべき52カ所』(※1)に選ばれた盛岡市をはじめ北に南に、魅力的な場所・グルメ・文化が盛りだくさん。U・Iターン転職や移住先としても注目を集めています。
それが岩手県の正体です。
今回は盛岡市で働いていたスタッフが、U・Iターン転職や移住を考えている方に向けて、暮らしや仕事の魅力を超ダイジェストでご紹介します。
この記事はマイナビ転職公式noteで
2025年10月8日に掲載された記事の転載です
豪族、文豪、メジャーリーガーが愛した“イーハトーブ”
岩手県はざっくり4つのエリアに分かれています。
- 名実ともに岩手の中心である『県央エリア』
- 朝ドラの舞台になったことで一躍有名になった『県北エリア』
- 壮大な歴史ロマンとメルヘンで絵本のような2つの世界観に浸れる『県南エリア』
- リアス式海岸でおなじみ、東日本大震災の復興の象徴でもある『三陸沿岸エリア』
ここまで特徴が異なるのは、岩手県、なんと本州だと一番デカい県(※2)だからなんです。
県央エリアは岩手の玄関口『盛岡駅』をはじめ、役所や企業が揃っていますが、国の重要文化財である岩手銀行赤レンガ館を筆頭にレトロな街並みが残り、個性豊かな喫茶店が並ぶなど、街歩きに最適。
また、小岩井農場やつなぎ温泉といった、自然の豊かさを感じる観光スポットも有名ですね。
県北エリアには有名な朝ドラマのロケ地になった久慈市や縄文時代中期の大集落『世界遺産御所野遺跡』など、雄大な自然が織りなす四季折々の景色に、思わずため息が漏れてしまいます……!
県南エリアは、これまた世界遺産『中尊寺・金色堂』をはじめ、奥州藤原氏が栄華を誇った時代を彷彿とさせる名勝地がある一方、宮沢賢治誕生の地として、記念館や童話村、碑石など、本好きにぴったりなスポットも!
ちなみに、甲子園の常連で数々のメジャーリーガーを輩出する高校もこのエリアにあるんですよ。
三陸沿岸エリアは、親潮と黒潮が出合う世界三漁場からとれる、新鮮で美味しい魚介類が楽しめる北東北屈指のグルメスポットが豊富。
さらに浄土ヶ浜や龍泉洞といった、自然が作り出した圧巻の景勝地も、私たちを非日常にいざなってくれるでしょう。
伝統から最先端まで、意外と知らない岩手県のシゴト
岩手県は農業、畜産、漁業と第一次産業が盛ん。
だからこそ、農機や農薬、食品メーカー、物流といった、多彩な業界の地元優良企業が各エリアにあるんですよ。
また、南部鉄器をはじめとした伝統工芸品の製造など、脈々と継承されるモノづくりもあれば、北上・花巻の県南エリアを中心とした工業系の製造も活発。
更にはIT産業や産学連携のスタートアップ企業も増えてきており、まさに伝統と最先端が混ざり合っている市場なんです。
くわえて、岩手県各地に存在する温泉やレジャー施設、観光地に関連する業種もあるので、サービス業も活気がありますよ!
岩手は特性を生かした多様なラインナップで、さまざまなキャリアの道が拓ける場所とも言えるでしょう。
住めば都? いいえ、なにもかもちょうどいい街ですよ
電車やバスはあるものの、岩手県全域で言えるのは車社会であること。近年では盛岡市を中心にカーシェアも増えてきています。
各地にショッピングモールや大型のスーパーがあるので、生活に必要なものには困りません。また、首都圏と比較すると生活コストも控えめ。娯楽と言えば、雄大な自然のなかでのキャンプや、温泉でのリフレッシュ、観光地巡り、カフェ巡り……とオンオフともにアクティブに過ごせるのも、岩手県の大きな魅力です。
更には、東北新幹線の駅が7つもあるので、どのエリアにいてもお隣の街仙台や、東京へ遊びに行くにもアクセス良好。
働きやすさ・住みやすさも整っていると思います!
ぶっちゃけ、寒くて、暑くて、そしてめっちゃ広いです
筆者自身も仙台から盛岡に移住した身。正直同じ東北だからってナメてました。
仙台と全然違う、圧倒的に寒いです。冬の本当に寒い日はマイナス10度になったことも……(通販で購入したボディスクラブが凍った状態で届きました)。
そのため、雪は解けきらず、日中に解けた雪は夜に凍ります。だから、寒さ対策や冬用タイヤのご用意は必須。
そんな場所だからこそ、賃貸物件は石油ストーブの利用がOKなことも多いんです。また、夏は普通に30度以上が連日続くこともあります。冬と夏の落差が激しいですね……。
更に、車社会がゆえにお店同士、会社同士の距離は遠いですね。どこかに行こう! となった場合、最寄りの駅から歩いて40分とか衝撃のマップ情報におののくこともあると思います。
アクセス情報は、しっかりチェックしておきましょう!
データから見る岩手県
それでは、岩手県がどのような県なのか、データからも見てみましょう。
物価はほぼ全国平均。食料、住居、教育費などは低めで子育てしやすい傾向
総務省の調べ(※3)によると、岩手県の物価指数は全国平均を100とした場合、99.7となっており、全国11位に位置しています。
全国的にみて食料費、住居費、教育費は平均より低く、特に子育て世代にとっては暮らしやすい環境といえそうです。
都市部は全国平均並み。家賃を抑えたいなら郊外で車所有も
岩手県の家賃相場は、全国賃貸管理ビジネス協会の調べ(※4)では1部屋(1K〜1LDK)で48,706円、2部屋(2K/2LDK)で53,775円、3部屋(3K/3LDK)で64,390円となっています。
盛岡市などの都市部では全国水準並みか若干下回る傾向にありますが、県全体で見ると全国平均と比べて低めと言っていいでしょう。
なお、車を持っていれば郊外で家賃を抑えて暮らすことも可能。駐車場代もセーブできるでしょう。
平均年収は全国平均を下回る
岩手県の平均年収はおよそ267万円(※5)。全国平均より控えめですが、家賃相場は全国平均よりやや低めで、ゆとりある住環境を手頃な価格で得られるのが魅力です。
また、岩手県は本州最大の面積を誇り、四季折々の自然や豊かな食文化に恵まれています。物価自体は全国平均に近い水準ですが、広々とした住宅や自然環境、落ち着いた生活リズムが手に入ります。岩手県ならではの「心の豊かさ」が実感できるでしょう。
それでも、私が岩手県が好きな理由
人、自然、カルチャー、歴史。さまざまな要素を網羅した岩手県。
県庁所在地として県の中心にある盛岡市は、近年インバウンド客を含め、観光で訪れる人が増えたように感じます。活気があるなかでも、変わらずのんびりノスタルジーな雰囲気であることは、個人的に魅力に思えます。
赴任当初、まず1カ月で感じたのは「ご飯の量がやたらと多い」こと。
定食を頼むと、1.5人前のご飯と、小鉢含めた多くのおかずが出てきました。多いよ、食べきれないよ、でもめっちゃ美味しい……。
また、盛岡3大麺「じゃじゃ麺」「盛岡冷麺」「わんこそば」はどれも格別です!駅前に有名店が揃っていますが、繁華街の中に、県境に、「え?こんなとこに?」という場所に実は隠れた名店もあるんですよ。住んでいる身でも、よく食べにいく程度には、クセになります。
なので、美味しいものが揃っているがゆえに、食べすぎにはご注意を!
【出典】
国土交通省 全国都道府県市区町村別面積調(令和7年)
全国賃貸管理ビジネス協会 全国平均家賃による間取り別賃料の推移」2025年4月調査
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