ZOZO、全エンジニアに開発AIエージェントを導入

thumb_zozo(画像提供:株式会社ZOZO)

ファッションEC「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは7月29日、ZOZOグループに所属する全エンジニアを対象に開発AIエージェントを導入すると発表した。

ZOZOのエンジニアは、Claude CodeやGemini CLIをはじめとしたAI開発ツールを規定の範囲内で利用可能になる。利用料金の目安は、1人あたり月額200米ドルが基準となる。

ZOZOでは2023年5月に、全エンジニアを対象にGitHub Copilotを導入し、今年4月にはGitHub Copilot Agent mode、GitHub Copilot code reviewを利用可能な体制を構築した。また、エンジニアを含む全社員がGemini、NotebookLM、ChatGPTなどを利用できる環境を整備した。

加えて、生成AIに関する社内研修や生成AIを活用した業務効率化ツールを開発し、社内提供も進めるなど、生成AIの業務活用と社員のスキル向上に注力してきた。例えば、グループ全社員対象に生成AI研修を実施し、受講者の78.8%が週1回以上業務に活用している状況だという。

今回、開発AIエージェントの導入により、エージェント型開発ツールの進化に対応し、開発業務の自動化に向けた取り組みをより一層加速させる。また、エンジニアのスキルと開発生産性の向上により、さらなる価値創出を目指す。

また、開発AIエージェントの導入にあわせて、導入前の調査・検証と利用ガイドラインの作成を行い、社員がスムーズかつ安全に活用できるような体制を構築した。

【参考】:ZOZO、開発AIエージェントを全エンジニアに導入 - 株式会社ZOZO

ライター

齋藤 公二 (さいとう こうじ)
インサイト合同会社 代表社員 ライター&編集 コンピュータ誌、Webメディアの記者、編集者を経て、コンテンツ制作会社のインサイト合同会社を設立。エンタープライズITを中心とした記事の執筆、編集に従事する。IT業界以前は、週刊誌や月刊誌で、事件、芸能、企業・経済、政治、スポーツなどの取材活動に取り組んだ。
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