
リアセックは1月19日、人事担当者と現場マネージャーを対象に行なった新卒エンジニア育成に関する調査結果を発表した。それによると、新卒研修は技術スキルを教えるものが主流であること、人事・現場ともに「実務の役に立っている」との回答は約9割に上った。

その一方で、研修はうまくいっているものの、現場配属後には約9割の担当者が、新卒の「ソフトスキル(主体性や協調性)」に物足りなさを感じていることがわかった。また、育成で最も重視されているのは「チームで協力する力」だが、実際には約4割が「ソフトスキル不足」が課題だと回答した。さらに、現場だけで育成するのは難しく、約9割が「人事が現場を支援する体制が必要」だと回答した。
調査は2025年11月にインターネットで行われ、863人から回答を得た。

実施している研修については、人事担当者・現場マネージャーともに「技術スキル中心の集合型研修」が過半数で、初期段階では一定の技術基盤を整える取り組みが広く行われていた。また、OJTや部署別研修はいずれも3割前後で、配属先ごとの業務特性に応じた育成は企業によって対応が分かれていた。

また「新卒エンジニア向け初期研修の内容は実務で役立っていると感じるか」について尋ねたところ「とても役立っている」が29.6%、「ある程度役立っている」が59.9%と、あわせて約9割を占めた。

さらに「新卒エンジニア育成で重視するスキル」について尋ねたところ、「チームで協力する力」約4割と最も多く、「周囲をまとめ導く力」が約3割だった。組織で働くうえでの基盤となる協働性を共通して求めている点が明らかになった。
(画像提供:株式会社リアセック)
一方、「若手エンジニア育成において、課題だと感じる点」について尋ねたところ、「ソフトスキル(主体性・論理性・協調性など)が不足している」が4割超、「OJT体制にばらつきがある」が約3割り、「成果を測定・可視化する仕組みがない」が約3割となった。
こうした結果からリアセックでは、「技術力だけでなく、チームの一員として円滑に協力し成果を出す力を持ったエンジニアが求められており、技術教育と並行してコミュニケーション力や協働力などの人間的成長を支援するプログラムの必要性が高まっていることがうかがる」「人事と現場が連携して新卒エンジニア育成に取り組む必要性が強く意識されていることがわかる」としている。
【参考】:【リアセック調査】新卒エンジニアの育成課題は「ソフトスキル不足」に集中!? | 株式会社リアセックのプレスリリース
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