
オラクルは米国時間8月7日、世界中の「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」リージョンで、分散型のミッションクリティカルアプリケーションの導入を容易にする新サービス「Oracle Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructure」の一般提供を開始した。
新サービスでは、データを複数拠点に自動で分散・保存・同期することで、リージョン障害が発生した場合でも、アプリケーションの継続稼働を可能にし、企業のデータ主権要件への対応を支援する。また、柔軟なサーバーレスアーキテクチャを採用しており、複雑な設定や管理を必要とせず、ワークロードの変化に応じて自動的にスケーリングを実行することができる。
これによりOCIのユーザーは、OCI上でリアルタイム分析や大規模トランザクションの処理などを実行する際に、常時稼働アーキテクチャによる高可用性やコスト削減、運用の効率化といったメリットが得られる。それにに加え、グローバル展開を安心して推進できる環境を構築できるようになる。
OCIのユーザー企業であるPayPalのデータベース・エンジニアリング・ディレクター Akash Guha氏は、このサービスの価値をこう説明している。
「卓越した顧客満足を提供することはPayPalにとって重要であり、そのために当社は長年にわたって『Oracle Exadata』を使用し、非常に高速な応答時間とミッションクリティカルな可用性を実現してきました。当社のグローバル・ビジネスが拡大する中で、コアの記録システムと統合された分散ソリューションを使用することで、さらに高速な応答を提供し、極めて高い可用性とパフォーマンスを実現していく計画です。『Oracle Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructure』の常時稼働サーバーレスアーキテクチャと組み込みのRaftレプリケーションを活用することで、応答の高速化、アプリケーションの高い回復力、そしてスケーラブルなリソースによるコスト削減を実現できることを期待しています」
また、新サービスでは、変動の激しいエージェント型AIワークロードにも適しているという。エージェント型AIワークロードは分散型でパフォーマンスやスケーラビリティが求められることが多いが、そうした対応をユーザー企業が柔軟に実施することを支援できる。
【参考】:オラクル、ミッションクリティカルおよびエージェント型AIアプリケーションを支える究極の可用性とパフォーマンスを提供 | Oracle 日本
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