(画像提供:クラスメソッド株式会社)クラスメソッドは7月29日、Anthropic社のAIエージェント駆動型コーディングツール「Claude Code」の活用を体系化・効率化するフレームワーク「Tsumiki(積み木)」をオープンソースで公開した。
Tsumikiは、AI支援型のテスト駆動開発(AITDD:AI-assisted Test-Driven Development)という新たな開発手法を通じて、「仕様書ファースト」「テストファースト」「品質ファースト」の原則に基づいた、本番環境で信頼できるシステム構築を実現する。
AITDDは、従来のテスト駆動開発(TDD)にAI技術を組み合わせ、開発効率を向上させる手法で、要件展開 → 設計 → タスク分割 → TDD実装というサイクルが基本となる。従来のAI活用開発との違いとして、Tsumikiは、単にAIがコードを生成するだけでなく、仕様書の自動生成と管理、コードレビューの自動化で、品質を保証する。
フレームワーク公開の背景には、「思った通りに実装されていない」「動くけど、おそらく保守が難しい」「簡単なデモには活用できるが、本番は怖い」といった開発現場が抱える課題があるという。同社によると、こうした、仕様の曖昧さによる手戻りの多発、テスト不足による技術的負債の蓄積、品質保証プロセスの欠如といった課題を解消するためには、「AIの賢さを追求」するだけではなく、「開発プロセスの規律」が不可欠だという。
また、多くの企業から「テスト駆動開発(TDD)の体系的な実践方法を活用したい」「チーム全体で標準化されたワークフローを構築したい」「品質を保証しながらAIを活用した開発プロセスを確立したい」といったニーズも寄せられていた。
こうした課題やニーズに応えるため、クラスメソッドがAI支援型のテスト駆動開発で蓄積したノウハウを体系化し、フレームワークとして公開することにした。GitHub上でMIT Licenseで公開されている。今後は、業界別テンプレートへの拡張も予定している。金融、ヘルスケア、製造、小売など、各業界の特性に応じた専門的なテンプレートを順次提供していく。
【参考】:クラスメソッド、AI支援型テスト駆動開発フレームワーク「Tsumiki」を公開〜AIを活用しながら品質を確保する開発手法をオープンソースで提供〜 | クラスメソッド株式会社
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