Google AnalyticsがMCPに対応、MCP Serverをオープンソースとしてリリース

thumb_mcp

Googleは7月23日、Google AnalyticsのデータにAIエージェントでアクセスして分析できるようにするMCP(Model Context Protocol) Serverの実験版をリリースした。GitHub上で「Google Analytics MCP Server (Experimental)」としてOSS(Apache-2.0 license)で公開されている。

Google Analytics MCP Serverを利用すると、例えば、Gemini CLIやGemini Code AssistからGoogle Analyticsのデータに対して質問を投げ掛け、さまざまな回答を得ることができる。あわせて公開されたデモ動画では、「昨日のユーザー数は」といったシンプルな質問に対して回答を得る様子を示している。

また、Google Analyticsのデータを分析したうえで「昨日の売れ筋商品は何ですか」という質問に答えたり、「マーケティング予算は月額5,000ドルで、収益を増やす必要があります。データドリブンなマーケティング プランの作成を手伝って」という質問に答えたりする様子を示している。

Google Analytics MCP ServerはPythonでつくられており、Admin APIとData APIを使ったデータ解析やレポート作成が可能。読み取りリクエストでのみ使用でき、Google Analyticsの設定や構成を編集することはできない。

【参考】:Try the Google Analytics MCP server  |  Google for Developers

【参考】:GitHub - googleanalytics/google-analytics-mcp

ライター

齋藤 公二 (さいとう こうじ)
インサイト合同会社 代表社員 ライター&編集 コンピュータ誌、Webメディアの記者、編集者を経て、コンテンツ制作会社のインサイト合同会社を設立。エンタープライズITを中心とした記事の執筆、編集に従事する。IT業界以前は、週刊誌や月刊誌で、事件、芸能、企業・経済、政治、スポーツなどの取材活動に取り組んだ。
齋藤 公二の記事一覧を見る