こんにちは! プラスト編集部のOです。
第18回目となる「みんなの転職ストーリー」。 今回は株式会社山崎設備設計に、建築設備設計職として入社したMさんにお話しを聞きました。

【🏢株式会社山崎設備設計】
2006年の創業以来、建物の電気や給排水、空調設備の設計業務や、省エネ計算業務を専門に行っている山崎設備設計。直近で150%以上の成長を続けており、安定基盤を築いている。さらに、お洒落なオフィスは地域の特徴にもなっている。


記事では”転職におけるさまざまな決断の瞬間”や”転職成功を実現するための手段”が語られています。 転職活動中の方はもちろん、これから始めようと考えている方にとっても、きっと参考いただける転職体験談になっていますので、ぜひご一読ください。
※本記事は2024年5月28日時点の情報をもとに作成しています







——設備設計のスペシャリストに

2022年4月に山崎設備設計に入社し、3年目に突入したMさん。現在は、難関資格である”設備設計一級建築士”の資格取得を視野に入れつつ、毎日の業務に励んでいるという。
「当社は設備設計業務のスペシャリスト集団。全国各地から依頼が届くため、設計スキルを磨くにはうってつけの環境がありますよ。私自身、大小さまざまな建物の設備設計に携われるところが当社の大きな魅力だと感じています」
仕事内容だけでなく、社内の雰囲気や環境も気に入っているという。
「とにかく社内は明るい雰囲気です。お洒落なオフィスには常に音楽が流れていて開放的だし、私と同じ20代の若手社員が多いのもポイント。みんなフレンドリーで、仕事中のちょっとした質問や相談もしやすい。息抜きに、休みの日の話や実家に帰省した話で盛り上がったりもしますよ」 スポット (60).png
「建築系の学校でも設備について学ぶことってほとんどありません。だから、当社では多くの人がゼロからのスタート。みんながつまづくポイントは同傾向にあり、そういったポイントを個人の経験をもとに教え合いながら進める文化があるのも、若手社員にはうれしい環境です。全員で成長するという一体感があり、とても居心地がいいですね」
スキルを高められる環境、そして切磋琢磨できる仲間が多くいる環境に満足感を覚えているMさん。理想的な企業に入社できた背景にはどんなストーリーがあったのだろうか。Mさんのキャリアをひも解いていきます。 スポット (61).png


——「普通」とは違った進路に

二級建築士の受験資格を得るために、建築系の専門学校を卒業したMさん。無事に二級建築士試験に合格した後、大学の建築学科に編入したという。しかし、資格を取得しながらも、進路には迷っていた。
「二級建築士の資格を活かすために、最初は住宅設計の仕事を目指していました。ただ、仲の良い友人と『それってつまらないよな』って話していたんです。同級生のほとんどが意匠設計や施工管理を目指すなかで、違う分野に挑戦するほうがおもしろいんじゃないかと(笑)。そんな経緯もあり、友人は建築構造の分野に、私は建築設備の分野に進むことにしました」
進路について同級生からは疑問の声が多くあがったというが、Mさんは気にならなかった。
「親戚にゼネコンの設備部門で働いている人がいて、進路についてはその人に相談していました。希望する会社の実績などを見せて、意見をもらっていたんです。そうして、レベルが高い環境があると教えてもらった会社に入社することを決めました」


——理想とのギャップ

数社内定が出て、親戚の方が太鼓判を押す企業に施工管理職として入社したMさん。希望を抱いて入社したものの、理想とのギャップを感じることが多かったという。
「相談しづらい雰囲気がただよっていました。建物の施工現場では、納期を守るために工程が変更されることがあるのですが、経験が浅い私には判断が難しい場面もありました。そんな時に上司に相談しても『自分で考えろ』というようなことを言われて…」
「当時はこれも勉強だと踏ん張っていましたが、正直つらかった。新人教育のやり方としてどうなんだろうと思っていたのを覚えています」
仕事自体にはやりがいを感じていたものの、日々、上記のような不満が積み重なっていったというMさん。一級建築士の資格を取得するため、そして新たなキャリアを築くために転職に踏み切ることになった。


——記憶の片隅にあった会社

約2年勤めた1社目を退職した後に、見事一級建築士の試験に合格したMさん。そこから本格的に転職活動を始めることになった。今回の転職活動でも、親戚の方に相談しながら進めたのだろうか。
「勧めてもらった会社を辞めたので気まずさもあり、転職については親戚の人に相談しませんでした(笑)」
「偶然にも、構造分野に進んだ友人も同じタイミングで会社を辞めており、励まし合いながら転職活動を進めていましたね。その期間に2人でツーリングをしたのはいい思い出です」
それから、Mさんは山崎設備設計を受けることになるのだが、どのように企業探しを進めていたのだろうか。
「実は、就活時に山崎設備設計は気になっていたんです。設備設計を専門にやっていること、さらに設備設計の会社で何十人もの社員がいるという珍しさから、印象に残っていました。転職先を探すタイミングでおぼろげながら存在を思い出してきたんです」
頭の片隅に残っていた記憶を頼りに、Mさんはなんとか山崎設備設計という社名を思い出した。早速ネットで情報収集をすることにしたという。


——事前に雰囲気の良さを確認

Mさんは前職での経験もあって、まずはオフィスや社員の姿を含めた「会社の雰囲気」を知りたいと思っていたという。
「前職の雰囲気が良くなかったこともあって、山崎設備設計にどんな雰囲気があるのかはとても気になっていました」
「また、一緒に働くことになる”人”にも注視していました。前職では案件ごとに上司が変わるスタイルだったのですが、最初に担当した物件の上司はとてもいい人で、その人のもとで建物が完成した際にはとても大きなやりがいを感じました。でも、次の上司とはうまくいかず、物件が完成したときも『やっと終わった』という安堵感の方が大きくて…。そういった経験から、”誰と働くか”が重要であると感じていたんです」
そして、同社のFacebookアカウント、プラスストーリーズの記事を見つけたMさん。読んでみてどのような印象を持ったのだろうか。
「特に、冷暖房システムの導入風景を紹介した記事はよく覚えています。写真の奥の方にバーカウンターが写っていて、同社のオフィスのこだわりがよくわかる記事でした。社員のみなさんの普段の様子もおさめてあって、雰囲気の良さそうな会社だと印象に残りました」 スポット (63).png

——先輩たちとの交流会から入社を決意

採用試験を受けたいという気持ちから、電話問合せをして、選考に進むことになったMさん。選考はすべてWeb上で実施されたという。
「正直に言うと、画面の小さなスマホでWeb面接を受けていたので、面接官の姿があまりわからなかったんです。内定はもらえたものの、選考を通して山崎設備設計の雰囲気をつかみきってなかったので少し不安を感じていました」
「でも、内定が出た後に会社が交流会を開いてくれたのが大きかった。年齢が近い先輩たちが多く参加してくれて、楽しい時間を過ごしました。それがきっかけで、ここでならやっていけると思えたんです」
当時Mさんは関西に住んでいて、石川県の同社への転職は、いわゆるIターン転職となる。不安はなかったのだろうか。
「強いてあげるとすれば、一人暮らしをしたことがなかったので、朝起きれるかどうかは不安でした。内定が出たあともその点が心配で心配で…(笑)。移住については特に気にしなかったですね」 スポット (62).png


——設計スキルを高められる環境

Mさんが山崎設備設計に良い雰囲気があると感じているのは先述した通り。同僚間だけでなく、経営層との距離の近さにも驚いたという。
「オフィスで出会っても役員の方はとてもフレンドリーだし、飲み会の場でも『一緒に話そう』と、気さくに声をかけてくれます。前職では考えられません。さらに社長をさんづけで呼ぶなど、経営陣との距離の近さも当社の魅力だと感じていますね」
業務について、まだまだ学んでいる最中というMさんだが、施工管理の経験や建築士の資格を持っている。それらは今の仕事では活かすことが難しいのだろうか。
「設備設計は専門的なので、学ぶことはとても多い。ただ、今までの経験や資格が役に立ってないかと言われるとそうではありません」
「上司や先輩から教わっている時に、呑み込みが早くなるメリットはあると思っています。また、図面から立体的な完成物を想像できる力もこれまでの経験あってこそ。自身では、順調に建築分野におけるスキルアップができていると感じてます」
今後はどんな目標を定めているのだろうか。
「当社では役職者が大型案件を担当する傾向にあります。私自身、役職者になりたいという気持ちはそこまで大きくないのですが、大型の案件を任されるようなスキルや知識は身に着けていきたい。そのためにも設備設計一級建築士の資格取得だったり、普段の業務を通してのレベルアップだったりは強く意識したいですね」
最後に、転職活動中の方にエールを送ってもらった。
「経験から言うと、勇気を出して一歩を踏み出すことが重要だと思っています。当社では未経験の方も多く活躍していますし、現状を変えたいと思っている方はぜひ挑戦してほしいと思っています」




《編集後記》

初めての転職で、かつ移住をともなうというのに、心配ごとは朝起きれるかどうかだけと語っていたMさん。それだけ、プラストでの情報収集や入社前の交流会によって、山崎設備設計への入社後イメージをつかめていたのでしょう。取材中に、同社の魅力をイキイキと語るMさんの姿からは、大成功の転職になったことがありありと感じられました。
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