
米DataRobotは米国時間7月31日、AIエージェントを組織の従業員と協力して働く環境を構築できるプラットフォームとして、エージェントワークフォースプラットフォームを発表した。
DataRobotは、誰でも簡単に機械学習(ML)エンジンを利用できるノーコードAIプラットフォームなどを提供してきた企業。複数のAIモデルを使って予測や分析を行うことができるほか、生成AIや予測AIを統合的に管理する仕組みも提供する。
今回提供するエージェントワークフォースプラットフォームは、エンタープライズグレードのAIエージェントを構築・運用・統制するためにNVIDIAと共同開発した初めてのプラットフォーム。
具体的には、NVIDIAが提供するAIソリューションのうち、NVIDIA NIMモデル、NVIDIA NeMo マイクロサービス、NVIDIA AI Blueprintsといったソフトウェアを搭載し、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPUにも対応している。
このプラットフォームを活用すると、企業は、デジタル従業員のようにエージェントを管理し、展開や統合からリアルタイムの監視、再トレーニング、廃止までを行うことができる。また、インフラ管理やクラウド構成の手間なしに、クラウド間、オンプレミス、ハイブリッド環境を問わず、AIエージェントのワークロードを迅速に実行、編成、自動スケールできる。
DataRobotによると、プラットフォーム提供の狙いは、AIエージェントの活用を目的に、PoCから本番環境へ移行する際、認証や運用監視面で課題に直面しやすく、それらの課題に応えるものだという。プラットフォームを利用することで、継続的で安全なデータアクセス、ツール選択、強力なポリシーの適用、監視、デバッグ、制御が可能になるとする。
【参考】:DataRobot、NVIDIAと共同開発したエージェントワークフォースプラットフォームを発表 | DataRobot, Inc.のプレスリリース
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