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テクノロジーは、 人間の五感を拡張する。 株式会社ホットリンク 代表取締役社長 内山 幸樹
1995年、日本最初期の検索エンジン「Nippon Search Engine」の開発に関わる。
世の中にブログが現れていなかった2000年、既にWeb2.0を構想。
未来を見通す圧倒的な視力。それが内山幸樹の武器だ。
  profile
  内山幸樹うちやまこうき
1971年、富山県生れ。 東京大学船舶海洋工学科在籍時に株式会社マジックマウス(現デジット株式会社)立ち上げに参加。その後、正式入社し、デジット株式会社常務取締役に就任。1996年、大学・学部・学科を超えた研究機関、エージェント研究会(現ホットリンク)を発足。2000年6月に株式会社ホットリンクを設立し、同社代表取締役社長に就任。
  株式会社フロントメディア 代表取締役社長 市川茂浩
ITは既に身体の一部になっている
「理論的には人間には脳だけあればいい。身体は必要ないと思う」と言い切る内山氏。極端に思えるこの意見も、彼の説明を聞くと妙に納得してしまうから不思議だ。
哲学者のデカルトは「我思う故に我あり」と言いました。僕もまったくその通 りだと思う。生きているということは、考えている自分がいるということです。つまり、人間が生きるということは、脳の活動に他ならない。

卑近な例で言えば、映画の『マトリックス』がありますね。登場人物たちが現実だと思っていたことが、実際にはカプセルの中で寝ていた時に見ていた仮想現実だったという話です。でも、僕等の現実だってバーチャルではないとは言い切れない。というよりも、人が生きることにとって、バーチャルなのかリアルなのかは問題ではない。「目の前で起こっていることを見て感じ考えている自分」がそこに在ることだけが確かであり、それが生きているということだと思うんです。

その時、ITが果たす役割は、人間の五感を拡張することです。それは携帯電話を例にとってみると分かりやすい。普通 に僕等が耳で聞き取れる範囲には限度があります。ところが、携帯電話によって生身の人間では聞き取れない遠隔地の音声を聞き取れるようになった。言ってみれば、地獄耳のようなものですね。テクノロジーは、そうやって人間の知覚を拡張して、進化させていく。

さらに重要なのは、一度地獄耳や千里眼を手に入れてしまうと、後戻りできなくなるという点です。携帯電話を忘れて外出したことがあるのですが、ものすごく不便だし落ち着かない。そのくらいITは人間の知覚と切り離せないものになっている。言ってみれば体の一部になっているんです。

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