【所属】管理部 【担当】運輸係 【社歴】10年
妻が一番驚いていました



ちょっと時間が空いてしまった社長自らが社員にインタビューするシリーズ。今回は新しい働き方を選んだ社員にインタビュー。男性で育休を取得したのは当社の歴史でも初。なぜ、彼が育休制度を利用するに至ったかを切り込みます!

ーHくんとは入社当時から縁があるというか、節目になんだか私が携わってる気がする。

Hくん:中途入社の合格通知をいただいたのは10年前のクリスマス・イブでした。社長から年明けに合格を通知するのは、モヤモヤな年越しになるから早めに通達してくれたっていう話を入社後に教えてもらったり、妻との出会いから結婚、そして第一子妊娠に至るまでの道のりを、都度社内で社長と話する機会があったりと、何かとプライベートを話してきました。

ー確かに、たまたま立ち話すると人生の節目となるような機会が多かったかも。あと高級サングラス買うか悩んでたよね(笑)。

Hくん:よく覚えてらっしゃる(笑)。社長が自分の事を【オシャレ番長】と、呼んでくださっていたので、つい…。

ーで、番長。今回の育休を取る経緯って教えてもらえます?

Hくん:そもそもTVニュースや新聞で男性でも産休・育児休暇を取れるっていうのは知っていました。ただ文字通り向こう側の世界なんだなぁっと。でもその後に、当社のLINEワークスの掲示板で育休制度の改正(産後パパ育休)読んで、あれ?こっちの世界でもありなの?って。

ー大事なことを言った言わない。聞いた聞いてない。っていう中小企業あるある文化を何とか打破したくて入れたシステムだけど、今ではLINEワークス活用しまくって悪しき文化は物払拭されました。

Hくん:初産という事もあって自分も妻も不安でした。そんな中でこの制度を使えるかもしれないって思い始めて。この不安と期待を出来るだけ一緒に共有する事を含めて初めて家族になれるのかなと。で、妻に相談したわけです。

ー奥様、喜んでくれたでしょう。

Hくん:いや逆なんですよ。「アナタ、会社に迷惑掛かるんじゃないの?」って開口一番で想定外の反応が返ってきました。妻は某大手の携帯電話会社の販売店に勤めているのですが、自分の社内でも男性は誰も取ったことがないし、そんな話が出た事もない。産婦人科でお友達になったママ友からも夫が育休を取るって聞いたことは一度も出ない。「アナタ、ホントに大丈夫なの?」。どうやら会社がいい顔しないんじゃないかと思ってた節があります。

ーえらい言われようだなぁ(苦笑)。でもそれが現実的な反応だよね。

Hくん:うちの会社が、福利厚生に積極的でオープンなのは知っていたので、逆に妻に「そんな会社じゃないから大丈夫。自分が信じた会社を信じて欲しい」って言い返したら、安心したらしく。で、その後に総務部長に相談したらきちんと説明してくれたので、制度についての不安も払拭されたので、ここは思い切って使わせていただこうかと判断しました。

ー私としては嬉しい判断ですよ。今の働き方はどんどんと進化している。って言うか、時代がどんどん変わってきている。昭和の寿退社や平成の24時間働けますか?やらハラスメント問題。「昔のオレ等に比べて今の生ぬるい体制は~」含めて今では信じられないよ。でも進化に対応しない生物=会社はすべからく滅びる運命だと私は思ってるから。

Hくん:友達にもこの話をしたらビックリしてました。「すごい!」とか「いいなぁ!!」とかじゃなくて宇宙人を見るような目で見られましたし(笑)。“今、オレは何か得体の知れない者と会話してるんだ”みたいな空気で。大都市ならまだしも、地方の中小企業でこの制度を使えると言うのは、現実には異次元的発想なんだと。

ーよくぞ切り開いてくれました。社長として誇らしいです!!当社にもこれから子供を授かるであろう社員達がいるからね。

Hくん:カッコつけるわけじゃないですが、自分がこの制度を利用する事で、後輩たちが 続いてくれんじゃないかと。そのベースは会社が気持ちよく使わせてくれて、背中を押してくれたって言うのがありきですけれど、この制度は絵に描いた餅じゃないんだって、皆に分かってもらえたら何となく嬉しいです。

ー人生においても【オシャレ番長】じゃないか(笑)。

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