ベトナム転職体験談
日本語指導を通じて
人と会社の成長にイチから貢献したい

【ベトナムで働く! インタビュー】韓国の企業で15年間、社内の日本語講師としてキャリアを積んできたAさん。一時日本へ完全帰国し、でも、また海外に出たくなり、ハノイで働き始めたAさんに、ベトナムを選んだ理由や海外で働く醍醐味を聞きました。

掲載日:2018/10/29

マイナビ転職グローバルを通して、ベトナム転職を成功したAさん

“これからの国”に可能性感じ

学生の時に行ったイギリスで刺激を受け、海外で働きたいと思うようになりました。大学院で日本語教授法を学び、卒業後は韓国で大手メーカーの研修専門機関に入社。日本語講師として社員の語学指導に当たり、講師陣の指導やマネジメントなども経験してきました。

15年間勤務し、2017年に日本に帰国。しばらくは日本で働いていましたが、また海外へ行きたいという想いが強くなりました。

新天地にベトナムを選んだのは、仕事を一から手掛けるチャンスがあると感じたから。
ベトナムはこれからの国。成長の可能性は未知数です。さまざまな提案をして、社員の成長促進や会社の体制づくりに正面から取り組んでみたいと思いました。

苦労の分、やりがいもひとしお
指導体制のリニューアルを始動

ベトナム北部にある日系メーカーの拠点で日本語指導の責任者をしています。社内の語学教育はこれまでも行われていましたが、伸び悩んでいる人が多いということだったので、まずは全体の語学レベルを計ることから始めました。

従業員80人と面談して初級から上級までを細かく判定。知識ゼロからの指導のほうが成長率が見えやすいので、新設するクラスのレベルは「初級」に設定しました。現在、各部門の核となる人材12人が受講しています。

語学習得は、毎日勉強することが肝心です。そこで、会社にかけ合って受講者が午前に4時間、毎日受講できるよう勤務スケジュールを調整してもらい、指導カリキュラムも新たに作り直しました。ハード、ソフトともにこれだけ大幅な刷新は前例がなかったようですが、スタートできたのは、私の15年の韓国での経験を信頼してくれていたことと、会社側の「本気で従業員の日本語力を上げたい」という想いが意思決定につながったのだと思います。

始まったばかりでこれから課題も出てくると思いますが、受講者はとても熱心に取り組んでくれているので、カリキュラムがひと段落する4カ月後にどれだけレベルアップするか今から楽しみです。

日本語指導業務はベトナム人講師と2人で担当しています。私が所属する人事課は、20代がメインで活気がありますね。日本人は私一人で周囲とは日本語で会話します。従業員の多くは機会があれば日本語を話したいという雰囲気がありましたが、「教える立場」の私に気を遣っているのか、最初は皆さん距離がありました。

私は自分から話しかけていくタイプなので、ささいな会話をしていくうちに打ち解け、和やかな雰囲気で仕事がしやすくなったのを感じています。

言葉は分からないほうが楽しい!?

現地の言葉は挨拶ぐらいしかできません。でも何とかやっていけています! 不思議なもので、言葉が通じなくても身振り手振りで相手が一生懸命対応してくれるのを目の当たりにすると、現地の言葉や聞きとりにくい英語も意味が分かってくる(笑)。

これまでの海外経験を振り返っても、コミュニケーションは正しい文法や単語を使うことよりも、「伝えたい」「理解したい」と互いに思うことが大切なのかもしれません。

観光客の多い旧市街のホテルやレストランのスタッフや若い世代の子たちは大体英語が通じます。街中で英語を話さないベトナム人とのやり取りでは、「翻訳アプリ」を使って乗り切り、移動はタクシーを利用することが多いんですけど、その時重宝するのがgoogleの地図! 運転手にスマホを見せて指さしすると、大体スムーズに目的地に到着できますよ。「外国人」である自分を楽しんでいます。

正直、ベトナム語が分かったら「もっと生活しやすいだろうな」とは思います。通勤時間が長いこともあって語学学校には通えないので、ネットで語学サイトをチェックしたり気になる言葉を同僚に聞いたり、少しずつですが独学でベトナム語の勉強を始めました。

海外転職を考えている人に伝えたいこと。

気負わなくても大丈夫です。言葉の壁は便利な翻訳アプリのおかげで昔に比べて格段に低くなっていますし、コミュニケーションは「分かりたい」「伝えたい」という気持ちがあれば何とかなるもの。情熱があるのに考えすぎてチャレンジしないのは、すごくもったいないと思います。

日本に比べるとインフラが途上にあるベトナムは確かに不便。日本ほど高性能な家電もないですし。でもそのストレスを忘れさせてくれるくらいの経験や出会いが、海外転職にはあると思います。

こちらに来て2か月余り。しがらみから解放され、視野が広がり、自分のやるべきことと向き合っている充実感があります。もし追求したいことや興味があるのなら、一度海外に飛び出してみませんか?

ベトナム転職で気になるポイントを直撃!

ハノイは東京、ホーチミンは大阪!?

ベトナム人は勤勉でまじめな人が多いです。その一方、分からなくても分からないと言わない頑固さ、プライドの高さを感じることも。これは首都であるハノイ特有の気質なのかもしれません。同じベトナムでも南部の商業都市ホーチミンは人当たりが良くのんきな印象があるので、東京-大阪と同じくらい両都市の印象は違いました。

「相席」がきっかけで友だちに

街では思わぬ出会いがあります。夜ごはんを食べに一人でローカルレストランに行くと、相席をすすめられることが結構あります。先日もお子さん連れのベトナム人の女性と相席になりました。

私が外国人だからかいろいろ話しかけてきてくれて盛り上がり、週末にお茶でも飲もうと連絡先を交換しました。日本人コミュニティーには入っていませんが、出会いや交流を自分なりに楽しんでいます。

おしゃれやリゾートもリーズナブルな価格で

休日は買い物やカフェでのんびり過ごすことが多いです。市場などを歩いていると物価の安さにいまだに驚きます。ローカルのネイルサロンは日本より格段に安くて気軽に楽しめるところが気に入っています。こちらはダナンやホイアン、ニャチャンなどリゾート地がたくさんあるので、長い休みが取れたら行ってみたいです。