私がタイ・バンコク現地で感じた「びっくりエピソード」6選

タイ人が日常的に使う“マイペンライ(大丈夫)”という言葉。良いことも悪いことも、なんとなく曖昧にしてしまうのがタイ! ルールをしっかり守る日本人にとっては「ありえない!」ということもたくさんあります。

タイ政府観光庁が打ち出している“アメージング・タイランド”というキャッチコピーがありますが、同じアジアの国とはいえ、考え方、生活習慣は「アメージング」なことがいっぱい。そんなタイの日常を紹介いたします。

年々増えていくタイの高層ビルと街並み
<年々増えていくタイの高層ビルと街並み>

サワディーカー! バンコクで暮らす女性のためのフリーペーパー「Arche+(アーチプラス)」の編集長を務めている平原千波です。タイで暮らすようになって早10年が経ちました。すっかり現地の生活になじみ、最初は驚いていたタイの生活習慣も、今では当たり前の日常の風景となりました。今回は、住み始めた頃の初心を思い出しつつ、タイで体感したびっくりな事柄を紹介します。

1. 渋滞がひどすぎる

バンコクの負の名物、渋滞。夕方の帰宅ラッシュ時は、通常10分程度で到着できる場所へ1時間以上かかったなんて話は日常茶飯事です。なぜこれほどの渋滞が起きてしまうのか。一方通行が多いのにUターン可能な場所が少なく、また、場所によっては5分以上赤信号待ち、青になったと思ったら1分で再び赤になってしまうなど、そもそもの道路構造が原因のようです。

降雨時は車のスピードも落ちるため、さらなる渋滞が発生してしまいます。大事な予定がある際は、高架鉄道BTSや地下鉄を使う方が確実です。ですが、近ごろBTSや地下鉄も、通勤帰宅ラッシュ時には人がホームに溢れかえり、何本も見送るなんてことも増えてきました。

延々と続く車の列。いつ目的地に到着できるのやら……
<延々と続く車の列。いつ目的地に到着できるのやら……>

2. 8時と18時、タイ人は突如として立ち止まる

毎日朝8時と夕方6時に一斉に流れるタイの国歌。国歌が流れている間は、立ち止まり、敬意を表します。動いていた人の群れが突然止まるという光景は、タイに住み始めた当初は何が起こったのかわからず、びっくりしたものです。また、映画館でも、映画の上映前に国歌が流れ、外国人も立ち上がらなくてはなりません。

BTSのホームで立ち止まる人々。一瞬、時が止まったようです
<BTSのホームで立ち止まる人々。一瞬、時が止まったようです>

3. ビールに氷は必須アイテム!

タイ人はビールを飲む際に、必ず氷を入れます。その理由として、ビール自体が冷えていないという場合もありますが、年中常夏なので、グラスやジョッキに注いでしばらくすると、あっという間に生温くなっておいしく飲めないからです。

氷を入れれば冷たさをキープでき、さらには氷でビールが薄まるため、グイグイ何杯でも飲めます。一度氷入りビールを味わってしまうと、病みつきになり、タイ在住の外国人も、氷がないとビールを飲んだ気がしない! という人が増えてきています。

氷入りビールに慣れると、氷なしだと物足りなく感じます
<氷入りビールに慣れると、氷なしだと物足りなく感じます>

4.お酒を買いたくても買えない時間帯がある!

またまたお酒ネタなのですが、タイではお酒を買える時間帯が限られています。購入できる時間帯は、11:00〜14:00、17:00〜24:00の間だけです。その他の時間帯は、買いたくても売ってもらえません。

お酒の購入時間制限が実施されるようになったのは2015年(※)から。当時は日中からお酒を飲む国民が多く、問題視されるようになり、この規則ができたそうです。その他、選挙や仏教休日の際には、丸1日お酒を飲んではいけない禁酒日もあります。お酒好きの人、レストランやバーにとっては辛い日ですね。

出所:The Office of Alcohol Control Committee, Department of Disease Control, Ministry of Public Health (タイ政府機関のウェブサイト)

山積みにされたお酒。目の前にお酒があっても、購入可能時間以外は購入禁止
<山積みにされたお酒。目の前にお酒があっても、購入可能時間以外は購入禁止>

5. タイの私立病院は、ホテルと見間違えるほど豪華なホスピタリティ

メディカルツーリズムに力を入れ、世界中から患者を誘致しているタイですが、バンコクには「バムルンラード病院」、「サミティヴェート病院」、「バンコク病院」など、世界的に高い評価を受けている私立病院があり、最先端の治療を行っています。

病院独特の陰気さを全く感じさせないホテルのようなロビーと、まるで客室のような居心地のいい病室には、本当にびっくりします。レストランやカフェもあり、ちょっとしたモールのようです。治療費も一流なのですが、海外旅行保険に入っていれば、キャッシュレスで治療が受けられます。

大きな窓からは明るい日差しが入り込む。カフェもあります
<大きな窓からは明るい日差しが入り込む。カフェもあります>

6.まるで鳥の巣のような電線がデンジャラス

何本も無数に伸びた、鳥の巣のような電線。これが、タイの街中の風景が、ごちゃごちゃしていると感じる理由の一つかもしれません。場所によっては、電線が切れ、垂れ下がっていたりと、なかなか危険です。感電して亡くなった・・・・・・なんてニュースもたまに聞きます。

そこで、そんな危険な電線を地中に埋め込むという作業が、最近になって徐々にスタートし始めています。あと何年かしたら、バンコクもすっきりとした「安全な街」になっているかもしれません。

なぜこんな状態に? と頭を捻りたくなるような絡まり具合
<なぜこんな状態に? と頭を捻りたくなるような絡まり具合>

まとめ

今回ご紹介したトピック以外にも、スコールが降ったら道路が川になったり、「雨がひどいので遅刻します」というのが正当な言い訳になったり、タイ人と約束しても当たり前のように遅刻してくるなど、タイには日本人がびっくりするような事柄が山ほどあります。ぜひ、タイだからこそのアメージングな日常をご自分自身で実感してみてはいかがでしょう?

このデータを調査した人
平原千波さん・タイ特派員サムネイル
編集者/ライター。初めて一人旅をしたタイにすっかり魅了され、何回か通ううちに、住んでみたくなりタイへ移住。ほんの1年のつもりが、気が付けば、すでに10年が経過。現在は、バンコクに暮らす日本人女性に向けたフリーペーパー「Arche+」で編集長を務めるほか、日本の女性誌をはじめとする各メディアの取材やコーディネートも行っている。