私がベトナム・ハノイ現地で感じた「びっくりエピソード」6選 Part2

海外勤務先としても人気上昇中のベトナム。経済が右肩上がりに発展し、日系企業の商業施設も完成したことから、ますます日本人の居住が増えそうです。いち早く現地生活に慣れるには、現地の人から話しを聞くのがいちばん。私がベトナム・ハノイ現地で感じた「びっくりエピソード」6選 Part2をご紹介します!

ベトナム現地の写真

みなさん、こんにちは。ハノイと日本を行き来するようになり一年半が過ぎました。人柄が真面目で熱心な人が多いベトナム。こちらでの生活にも馴染み、もう驚くことも困ることもないだろうなと思い始めた矢先、やっぱりまだありましたハノイでの仰天エピソード。えっと驚きつつも、心がほっこりするハノイならではの愉快な“ビックリ”をお伝えします。

1.靴は窮屈? 裸足率が高いオフィスの現実

せっかく素敵なヒールを履いて出社しても、オフィスでは裸足になる人が多いことにビックリ! ハノイのオフィスにはデスクの下に小さな箱があって、そこに素足を置いて仕事をします。暑いし、ヒールは辛いからというのが理由のようですが、靴を履いたまま仕事をする習慣が浸透する(?)にはもう少し時間がかかりそうです。

ベトナムのお洒落な靴の写真
▲ベトナムもお洒落な靴も増え、ファッション熱も上昇中なのですが……

2.社員旅行は大勢で! ご家族みんなご一緒に

ハノイ(ベトナム)で働く人にとって「社員旅行」は一大イベント。よーく見ると、おじいちゃんやおばあちゃんも来ていて家族全員が参加するので、とんでもない大人数になるのでビックリ!

ハノイでは祖父母両親との3世代同居家族も多く、心やさしいベトナム人は“自分たちだけ楽しむ”なんてできないんだとか。毎年、社員旅行に「親戚は何親等まで参加していいのか」と、現地の社員同士が本気で揉めるのはハノイだけでしょうか。

ベトナムのビーチの写真
▲ベトナムでもビーチリゾートが人気!

3.コスメは美白が人気! 色白&スリムが理想

ローカルのCちゃんに「このコスメがどうしても欲しいの。今度買って来て!」と懇願されたのは、ネットで話題になっている日本の美白コスメ。国内コスメに満足できなくなったようで、海外コスメまでチェックしているのかとビックリ!

昨今のベトナム女性は美容に熱心で、お金をかけるのは最近の若者の傾向なんだとか。Cちゃん曰く“目指せ! 美白&スリムも楽じゃない”そうです。

ベトナムの美白グッズの写真
▲スーパーに並ぶ美白グッズは数知れず

4.サッカーとビールで友だちなれる?

サッカー好きな人が圧倒的に多いベトナム。プロリーグは連日盛り上がっています。観るだけでなくプレイする人も多く、ハノイにはたくさんのフットサルサークルがあります。

身体を動かした後のお楽しみはビールという人も多いと思いますが、試合や練習を愉しんだ後のベトナム人の半端ない飲みっぷりにはビックリ! つられて飲みすぎないよう要注意です。でも、サッカーとビールが好きなら、ローカルともすぐに仲良くなれるかもしれませんね。

ベトナムのビールの写真
▲サッカーとビールは言葉を超えて繋がる大事なコミュニケーションツール

5.上司が部下にお年玉をあげる恐怖? のお正月

ベトナムのお正月(旧正月)が近づくと、派手な“お年玉袋”があちらこちらに出まわります。ふつうお年玉は小さな子どもに配りますが、なんと会社の部下にまで配るベトナムの習わしにはビックリ!

一人にあげるお年玉の相場は、5~10万ドン(約250円~500円)ぐらいだそうで、縁起のよい赤いお札(5万ドン札)で渡すのが伝統です。たくさんの部下を持つ日本人スタッフにとってはなかなかキビシイお正月だったりするのです。

ベトナムのお年玉の写真
▲もらうのは嬉しい。赤、金柑、桃の縁起がよいお年玉袋

6.仕事が終わったら家族そろって夜のお出かけ

平日の夜11時とかなり遅い時間でも、子供が大人と一緒に外食をしていたり、公園遊びをしていたりと、夜のお出かけをする子が多くてびっくり! “こんなに遅い時間に?”と思いますが、これは共働きが増えてきたハノイならではの「家族団らん」の姿なのだとか。

家族全員が揃うのは、両親が仕事を終えた夜。どんなに遅い時間になっても、一緒の時間を過ごしたいという家族思いの人が多いハノイならではの光景です。

ベトナムのローカル食堂の写真
▲安くて美味しいローカルの食堂には家族団らんが溢れています

まとめ

オフィスで裸足になったり、社員旅行におじいちゃんやおばあちゃんを連れてきたりと、日本人にとってびっくりなエピソードの中にも、ハノイの人たちの心温かな姿を感じられたのではないでしょうか。

未来に大きな夢を描くエネルギーと、どこかゆるいままの空気を持ち続けているベトナム・ハノイ。この国の魅力を“びっくり”から学び、その違いを楽しむことができたなら、ハノイ生活がより充実していくと思います。ぜひこの“びっくり”を、次はあなたが体験してみてくださいね。

この記事を書いた人
Midori N ホーチミン特派員サムネイル
タイ、イギリス在住時代に日々の暮らしをブログで紹介、人気投票で選ばれオムニバス版で書籍化など。現在は地球の歩き方ハノイ特派員ブログ、訪日外国人旅行者のためのWebガイドブック・Planetyzeほか、ライターとして活動中。2016年より日本とベトナムを行き来し、年の半分をハノイで生活している。国内外問わず大の旅好き、美味しいもの好き。大学生になる一人娘、若いオス猫の母でもある。

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