【会議編】ブレインストーミングとは、はたから見るとただの寄り合いである | #エンジニアあるある 転職・副業編 システム開発現場・実録IT用語辞典

【会議編】ブレインストーミングとは、はたから見るとただの寄り合いである

お疲れさまです。今月からまた大きな企業の開発現場に常駐して仕事を請け負うようになりました。その前の1カ月は、開発はほぼ自宅で行い、要件はお客さまと1対1で話し合って決めていたので、1カ月ぶりに遭遇したn対nでのコミュニケーションが必要な現場に少し戸惑いを覚えています。

人数をかけて行う開発では、どうしても「会議」とか「ミーティング」とか「意識合わせ」といった言葉と仲良くする時間が増えてきます。1対1の開発であれば、相手の気持ちをくみ取って、どうすれば満足してもらえるかを考えてさえいれば良いので、非常に楽なのですが……

#エンジニアあるある 実録IT用語辞典【会議編】INDEX

「ブレインストーミング」とは

通称、ブレスト。

これをやっている人たちをはたから見ると、ただの寄り合いっぽく見えたりするかもしれないもの。

あまり神経を張ってやるミーティングでもないので、参加しているメンバーも寄り合い的なゆるい気持ちでいることが多いような気がするもの。

ブレストは数名の人間が集まって、議題に対してさまざまな意見を自由に出し合う形式の会議で、より多くの発想を並べてその中から良いものを抽出することを目的としているので、出てきた意見に否定的なことを言って新しい意見が出てきづらい空気を作ったり、予算や現実味を考えてしまって自由な発想をしなかったりしてはいけないようだ。

「数名の人間」が「自由に」などの言葉から想像されるとおり、話の流れをうまくコントロールするような司会(リーダー)が配置されていないと、話が脱線を続けて肝心の議題に関する意見はさっぱり集まらない座談会みたいなものになってしまったり、その意見はダメ、この意見もダメ、とお互いを否定し合う論争の場になってしまったりと、せっかく人数を集めたのにあまり実りのない時間に終わってしまうことも多い(筆者の周囲では)。

また、話し好きの人がメンバーにいると、その人が延々と意見を述べ続ける独演会と化してしまうこともあるので、会議の主催者には全員が気軽に意見を出せるような空気を作るテクニックが要求されるかもしれない。

エンジニアがこの作業を行うケースとしては、システムを作成する前にそこに取り付ける機能を考えられる限り挙げたり、プロジェクトの運営がうまくいっていない時に改善策を募ったりする場合などがある。

「立ち会議」とは

文字どおり、椅子に座らず立った状態で行う会議。

プロジェクトの円滑な進行のために、レビューや意識合わせなどのミーティングにできるだけ多くの人間を参加させようとしてしまうと、気が付くと多くの社員がみんな朝から晩までどこかの会議に参加しているといった生産性の低い状況を発生させてしまうことがある。

一部のエンジニアはそうした状況、例えば、今日の午前中は参加しなくてもよいような会議でスケジュールが埋まっているといった場合に、「午後から出社します」といった、どこか間違った自衛手段を取ってしまうこともある。

立ち会議には、そういった切ないシチュエーションの発生率をわずかながらに減らす効果があるのではないかと期待されている。

居心地の良い会議室の椅子に座って話をしていると、つい中身のないやり取りをする時間が増えてしまったりする。また、予定時間より早く会議が終わった時に、残り時間をまったりとした雑談で過ごしてしまうこともある。

これを立ち会議に変えると、参加者たちの頭の中に「立ってると疲れるから、手早く済ませたい」といった心理を発生させて会議時間を短縮できたり、より集中して会議を行えるようになったりすると言われている。

ただし、どれだけ短縮しても1日5時間以上会議に出なければならないような人にまで立ち会議を強要したりすると、「会議への参加し過ぎで足が動かなくなりました」といった妙な現象を発生させる可能性もあるので、参加者の状況に応じた使い方がおすすめされる。

「キックオフミーティング」とは

プロジェクト立ち上げの際に、顔合わせや意識共有の為に行われるミーティング。

手法や目的等が特に定型化されているものでもないし、必ず行われるというものでもないので、世間では主催者の趣味によってさまざまな形のキックオフが存在するようである。

真面目に方針演説っぽい話をする場合もあれば、緩めの雰囲気でメンバーの自己紹介などを行う場合もある。
ちゃんと進行を決めてスタートする場合もあれば、なんとなく担当者が集まって、「何話しましょうかぁ」、「ていうか、どういうプロジェクトなんですか?」といった会話形式で、グダグダな進行をする場合もけっこうある。

ごくごくまれに、何のプロジェクトのキックオフかすら知らない状態で会議に呼ばれ、主催者から「とりあえず今度プロジェクトが始まるらしくて、詳細は何ももらってないんだけど、今から動き始めておけって部長から言われてこの場を持ったんですが…… 何をすればいいんでしょうね(笑)」と言われる場合もある(実話)。

開催者の嗜好や置かれた状況によってさまざまな形式が発生しうる、実に趣深いミーティングである。

お酒が好きな人が集まった会社では、キックオフ飲み会とかいうプロジェクトの初っ端から飲みで始めてしまうという応用形式を使用してくる場合もある。

開発者側の視点から見た場合、この飲みは堅苦しい社内で行うよりも、懇親を深めやすいというメリットがある。

また、経営者側の視点で見ると、会社の会議室でやられると、給料の発生する「仕事時間」としてカウントされるうえに、会社の会議室を1つ占有されることになるけど、飲み屋で勝手にやってくれれば給料も発生しないので、お金も社内設備も使わないという非常にリーズナブルな内容となる。

「雑談」とは

席周辺など、かしこまった感じのない場所で話をすること。

普段しゃべってない人と、いきなりスムーズにコミュニケーションを取るのは、人としゃべるよりコンピュータと対話するほうが得意なエンジニアでなくても難しいものなので、お互いに声をかけやすい雰囲気を作っておくために、雑談はそれなりに行っておくことがある。

また、サボらずに仕事をしていると、パソコンに向かったまま誰とも会話をせずに1日が終わってしまい心が荒んでしまうこともある。そんな時は、精神衛生状態を保つために使用することがおすすめされるもの。

基本的には気軽な気持ちで行うものであるはずなのだが、たまに雑談中に偉い人に思いつきで話をしたら、その話の内容がいつの間にか正式な仕様になってたということもあるので、相手によっては内容を選ばないといけないもの。

意見調整やメンバー管理、他チームとの調整や情報収集の為に雑談をするのは良いこととされているが、あまりやり過ぎると「話ばっかしてるけどあの人、いつ仕事してるの?」という目で見られることもあるので、あまり目立たないようにするのがコツかもしれない。

「独り言」とは

常にパソコンと語り合っているせいで他人とのコミュニケーションが不足している場合や、パソコンやプログラムは友達だという感覚に陥った場合(筆者は長時間の残業が続くとたまにそういった感覚になる)などに発生する現象。

代表的な独り言として、プログラムが思ったような動作をしなかった際に、目を丸くしながら「アレ?」とつぶいたり、誤ったコードを書いて処理を無限ループさせてしまった場合に「うわぁ」とか「ヤバイ」などの言葉をもらしたり、といったものがある。

上記のような思わず出てしまったような独り言であればそれほど周囲から迷惑がられることもないが、周りに聞かせるような声で独り言を言ったり、鼻歌を歌ったり、独り思い出し笑いをしたりするのは、周囲からちょっと白い目で見られることがあるようなので、避けたほうが良いかもしれない。

「ボヤキ」とは

某プロ野球団の元監督が得意にしている技。

開発現場の隣の席から聞こえてくることがあるもの。

ボヤキの対象になる内容は、人間関係や会社の体制といった一般的なものから、日程の過密さ、無駄な仕事の多さ、使用しているパソコンのスペック、ソフトウエアを作っているメーカーに対する不満といった開発現場に特有のものまで、さまざまである。

人間関係に関するボヤキは、あまり頻繁に言うと職場の雰囲気を悪くすることがあるらしいので、避けたほうが良いかもしれないもの。

エンジニアから嫌われているソフトウエア会社のソフトが原因で作業に支障が出た時は、ボヤくと周囲が反応して会話が盛り上がったりすることもあるもの。出来が良くないと言われている統合開発環境や、欠点の多いミドルウエアなどが盛り上がりやすい。

一部に熱心な信者がいるようなソフトウエア会社のことを悪く言うと、たった一言で人間関係に亀裂が入ることもあるので、(どことは言えないが)悪口を言ってよい会社といけない会社の区別はしっかりしなければいけない。

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注意!!

この連載記事には必ずしも正しいとは限らない内容が含まれています。この記事を信じたことによって発生した障害に対して、筆者及び株式会社マイナビは一切の責任を負いません。ご容赦ください。

※この記事は2007/11/23〜2009/08/28に連載された内容を再構成しています

著者プロフィール:MW(えむだぶりゅー)

Java、PHP、C、C++、Perl、Python、Ruby、Oracle、MySQL、PostgreSQL関連の業務経験がある、典型的な広く浅い役に立たない系のウェブ(時々クライアント)アプリのエンジニア。 週に1日休みがあれば、ほか6日間は終電帰りでも全然へーきな体力と、バグが出ても笑って誤魔化す責任感の無さを武器に、今日も修羅場った開発現場の風景を横目で見ながら、適当に仕事をこなす日々を送る。
著書「それほど間違ってないプログラマ用語辞典」(発行:毎日コミュニケーションズ)

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