前回・【転職編】はコチラ!!
ー今回は社員になってみてからという事を中心に聞いてみたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
Iくん:よろしくお願いします。
ーまず派遣社員から正社員になって今年で5年が過ぎたけれど、振り返ってみてどうです?
Iくん:仕事はさておき、まず結婚しました。そして子供も授かりました。そういう意味ではこの会社でお世話になってから人生が激変したような気がします(笑)。
ー確かに人生の分岐点に当社ありだったかもしれないね。
Iくん:ボクは派遣社員として働いてる期間も長かったのですが、その選択自体は正しい事だったと今でも思っています。いろいろな世界を覗けるし、その仕事を体験することによって、どの職種が自分に向き不向きかをわかることもありましたので。
ーいわゆる学生が興味のある企業などで実際に働いたり、訪問したりするインターシップみたいな感じかな?
Iくん:そうだと思います。本来ならば学生の時にそういうシステムがもっとあればよかったのですが、まだまだ当時は今ほどに発達していなくて…。そんな中で、この会社と出会った事はラッキーでした。派遣社員のままだったらカノジョと結婚までいったかどうか(汗)。誤解して欲しくないですけど、家庭を持つってちゃんと地に足付けた生活基盤があってこそだと。
ーしっかりしてるなぁ。
前回も聞いたけれど、正社員になって心がけてる事ってあります?もしくは意識してる事とか。
Iくん:うちの会社はどちらかと言うと『チーム』でモノを作る事が多い方かと。渋いおじさんの職人さんが、しかめっ面で「オレの技を盗んでこそ一人前じゃ」という感じではないです(笑)。
ー個人商店の集まりではないよね。
Iくん:みんなの作業があって、それがまとまって一つの製品が出来上がっていく工程がうちの会社のメイン業務じゃないですか。逆に一つの作業が滞ってしまうと後の行程に影響が出てしまうんです。思い出すと入社した頃は作業工程にムラがあって待ちぼうけしてる時間もありました。結果、残業が増えてしまうという事も多かったです。
ーその残業を減らすように、作業の稼働分析していわゆる『仕事の見える化』に着手したのもIくんが入社した頃だった気がする。
Iくん:確かに残業は結構減りました。それまでは自分の仕事が終わっても、先輩社員が帰らないと帰れない空気とか結構ありましたよ。同僚と先輩にバレないように帰るにはどのルートで工場を歩けばいいのか探してましたし(笑)。
ー耳が痛い話だ(苦笑)。でもそういう事がまかり通っていて、結果、生産性が低く皆の残業が増える環境をを変えたくてトップダウンで改善させてもらいました。
Iくん:残業が嫌だとは思ってないです。受注が多い時もありますから。そこは納得してます。だって今は毎日の自分がすべき仕事が予め決められてますよね。で、それが終われば周りを気にせず帰っていいですよ、というルールに会社が決めてくれたので、堂々と大手を振って帰ってます。子供も小さいので妻の負担も減るので早く帰れるのは助かりました。
ーイクメンでもあられたりするのね…。
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社長が社員にインタビューしてみた~製造Iさんの場合②実務編~
2021-09-17 11:01
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