シゴトサプリトピックス
上司とトイレで二人きり…… 気まずい場面を切り抜けるオトナの雑談力とは
掲載日:2015.5.21

エレベーターやトイレなどで上司や先輩と二人きりになった時、話題が見つからず、沈黙で気まずい…… なんて経験、一度はあるのでは? こんな時、一体どう切り抜けるのが良いのでしょうか?
「気まずいと思ったら、まずは『おはようございます』『お疲れさまです』と、あいさつをしましょう。雑談力を鍛えるには、とにかく口動(こうどう)、口を動かすことです。発言する“言う気(ゆうき)”を持ちましょう」
こう話すのは、櫻井弘話し方研究所代表の櫻井弘さん。最近は、雑談ができない若手ビジネスパーソンが多いそうで、企業研修の一環で雑談の講習をするのだとか。櫻井さんいわく、コンビニやネットショッピングの発達で会話をしなくても買い物ができる状況や、SNSの普及が雑談力を低下させていると言います。
「雑談力というと自分が話さなくてはいけないと思いがちですが、若手の場合は相手に話させることが大切です。聞き役に回り、質問をしたり、自分なりに言い換えたりしながら相手の話を広げていきましょう」(櫻井さん 以下同)

雑談のステップは4つ。まずあいさつをしたら、次は「暑いですね~」のような季節や天候など、相手が「そうですね」と相づちを打ちそうな質問を投げ掛けます。続いて、「暑いのは好きですか? 嫌いですか?」など、相手がイエスorノーで回答できるクローズド・クエスチョンを。最後に、「それはなぜですか?」という相手の意見や考えを問うオープンクエスチョンをするのが理想的な流れです。とはいえ、そうそうマニュアル通りにいかないですよね……?
「雑談力を身に付けるには、経験を積むこと。雑談とはいわば会話の準備体操のようなもので、ビジネスの場合は、雑談から目的である本論につなげていかなくてはなりません。話が違う方向に進んだ時は、柔軟に対応して軌道修正していくことも必要です。いろいろなことを考えながら質問を投げ掛けていくので、コミュニケーションのセンスが磨かれますよ」
雑談力とは言い換えれば、コミュニケーションスキル。上司や先輩と二人きりになった時は、積極的に挨拶や質問を投げ掛け、相手に気持ち良く話してもらうことから始めましょう!
(名久井梨香+ノオト)

取材協力/櫻井弘
(株)櫻井弘話し方研究所代表、(株)話し方研究所顧問。コミュニケーションの原則に基づいた、日常の話し方・聞き方を指導・啓蒙している。民間企業および、官公庁・各種団体等での研修・講演のクライアント数は1,000社以上。出版著書約50冊、『誰と会っても会話に困らない雑談力サクッとノート』(永岡書店)など。公式HP:http://www.sakurai-hanashikata.com/
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