転職Q&A【法律関係】
解雇理由を知る権利はありますか?
更新日:2025年12月24日
先日、突然理由も示されず解雇を言い渡されました。納得できないので解雇理由を知りたいのですが、どうすれば良いのでしょうか?
知る権利(33歳 女性)
A
突然の解雇でも、会社に「解雇理由証明書」を請求すれば理由を知ることができます。
解雇理由は「解雇理由証明書」で確認できます
解雇を言い渡された場合、その理由を明らかにするよう会社に求めることができます。労働者が希望すれば、会社は「解雇理由証明書」を交付しなければなりません(労働基準法第22条)。
この証明書には、会社が解雇に際して主張する理由が書かれており、その解雇が法的に妥当かどうかを確認するための重要な手がかりになります。
解雇には「合理的理由」と「社会的相当性」が必要
労働契約法第16条では、「解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして無効とする」と定められています。
つまり、会社が自由に従業員を解雇できるわけではなく、解雇には合理性と妥当性が求められます。これが欠けていれば、解雇は無効と判断される可能性があります。
解雇理由証明書の請求は法的に認められた手段
「解雇理由証明書」の請求は、労働者の正当な権利です。
会社はこの請求に応じなければならず、もし交付を拒んだ場合には30万円以下の罰金が科せされることもあります。
ただし、証明書に書かれた内容はあくまで会社側の見解です。記載された理由が法的に正当かどうかは、別途、労働審判や裁判などで判断されることになります。
会社には「解雇回避努力義務」が課されています
解雇を行う前に、会社には「解雇を回避するための努力義務」があるとされています。例えば、配置転換や職種の変更、雇用形態の見直しなど、できる限りの方策を講じる必要があります。
したがって、いきなり一方的に解雇されたような場合、その対応が不当である可能性も否定できません。
解雇に納得がいかない場合は、まず「解雇理由証明書」の交付を請求しましょう。
※この情報は2025年7月1日時点のものです。
回答者
永廣 勇資
社会保険労務士
ながひろ社労士事務所 代表
2011年社会保険労務士登録。
豊富な実務経験を基に、企業労務顧問、人事労務アウトソーシングを専門とする。特に、人材確保が喫緊の課題である運送業向けコンサルティングに注力。
独自のノウハウを駆使し、企業の成長を力強く支援するほか、企業のパワハラ予防対策にも定評がある。従業員が安心して働ける職場環境づくりに貢献し、労働トラブルの未然防止にも取り組んでいる。
労働法規の専門知識と実務経験を活かし、企業の持続的な発展を力強く後押しすることを心掛けている。
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