60秒ビジネスハック

悩んだ時に次の一手を見つけてくれる「メンター」とは？

掲載日：2014.01.29

将来の不安や仕事の向き合い方など、仕事の悩みがないという人はいません。重要な決断を迫られた時、次の一手に悩んでしまった時など、良き理解者（メンター）がいるのといないのとでは、その後の道が大きく変わってきます。

相談相手＝「良いメンター」とは限らない

相談に乗ってもらうことは大事ですが、必ずしも相談に乗ってくれるすべての人が「良いメンター」というわけではありません。例えば、飲み会の席で仕事に関する悩みを相談した時に、「それは◯◯さんが間違っている」と頭ごなしに否定したり、「絶対に◯◯すべきだよ」と決めつけるなど、押しつけがましい人はむしろ避けるべき。本当に良いメンターとは、相手の話を聞いて、質問をしながら一緒に悩み、解決しようとしてくれる人です。質問に答えていくこと自体が、自分の本質にたどり着くための大事なプロセス。自分の良き理解者であり、悩みを整理して答えを見つけさせてくれる人が理想的なのです。

リスペクトできるかが、メンターのカギに

仕事の悩みをスムーズに解決するには、自分の悩みに合ったメンターに出会えるかどうかが重要。例えば、自分のキャリアについての悩みなら人生経験が豊富なA先輩、仕事の進め方などの実務的な悩みなら他業界でバリバリ活躍するB先輩といったように、一人のメンターにすべてを求めるのではなく、得意ジャンルごとに数名のメンターを使い分けてみてください。「この人の、◯◯という点が良い」など、周りの人の尊敬できる部分を見るようにしたら、古くからの友人や家族など、身近な人の中にメンターが見つかるかもしれません。

写真:Thinkstock / Getty Images