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海外と日本でこれだけ違う! 転職に対する考え方

20代の生き方・働き方を応援

2017.1.10

終身雇用が崩れつつある日本。でもまだ転職にためらいのある人も多いようです。人生に数度の転職は当たり前という、海外の転職観・転職スキルとは?

終身雇用が崩壊しつつある日本…… 20代のあなたの準備はできている?

長らく終身雇用制度が守られていた日本社会ですが、その崩壊が顕著となったのは、やはりバブル崩壊以降。誰もが名前を知る大企業が、経営不振で早期退職を募ったり、世界中に展開していた生産拠点を畳み、事業を細切れにして売却したりと、姿や名前を変えて生き残り、あるいは存在を消していきました。


雇用市場の冷え込みから非正規雇用も拡大し、人件費の削減込みで利益を出す体質になってしまった多くの企業では、非正規から正規への雇用替えが目の前の課題となっています。そんな時代に就職活動を始めた20代、30代にとっては、終身雇用信仰は既に過去のもの。ですが、「1つの会社で勤め上げるのが誠実であり、安定」といった既存の価値観が根強く残っていたり、見知らぬ新しい環境へ踏み入るのは勇気が必要なこともあって、いざ自分が職業人として危機や不利な状況に立たされても、転職に躊躇してしまう人もいるようです。


雇用の流動性が高まりつつあり、変化を受け入れざるを得ない日本社会。今、ビジネスパーソンとして転職すべき瞬間がやってきたとしたら、あなたにはその準備がありますか?

欧米では、数年単位でキャリアアップを図って転職するのが一般的

欧米では、特に金融やIT、エンジニアリングなどの業種で、数年に一度転職するといったペースはごく普通のこと。というのも、人材としての成長にしたがってより良い待遇条件を目指すのはもちろんのこと、自分自身が市場で需要のある人材でありつづけるためにも、よりスキルアップできる環境を求めて、”自分のために”転職するという考え方があるからです。


その背景としては、従来の日本的雇用の特徴は、就職後どのような部署や職能へ配属されてもいいとする、いわゆるジェネラリスト志向の「非限定雇用」なのに対し、海外の雇用はあくまでも「どういうスキルがあるか」「何ができるか」「どんな仕事をしてきたか」で、業務をあらかじめ決めて採用するプロフェッショナル志向の「限定雇用」。


つまり、欧米では就職とはその名の通り”職業”に”就く”意味であるのに対し、日本では会社や肩書きに就く、”就社”や”就ポスト”といった意味合いが強かったので、就職市場での自分の価値を客観視し、自分のスキルを向上させる努力や、”より働きやすい”人間関係・職場環境の追求への関心が薄かったとも言えるでしょう。

SNSはアピールの場?転職エージェントはSNSを見ている

欧米では、ビジネスパーソンは常に自分の”値段”を意識しています。自分は、広い労働市場の中のどの領域でどれくらい稼げるのか。だからこそ、プロフェッショナルたちが集まるネット上の会員制コミュニティやSNSで、自分のアカウントを作り、そこで自分の所属や仕事ぶり、達成したこと(ジョブディスクリプション)などを細かく記録してアピールするのです。


すると、同じコミュニティ内の同業種の人材間で、お互いの働きぶりと稼ぎぶりがベンチマークとなります。「同業他社の彼はこういうプロジェクトに関わって、このような待遇を受け、現状に満足して生き生きと働いている」といった情報が、自分を客観視し、より満足度の高いポジションへ移ることができる可能性を探るための材料になるからです。


そして何よりも、人材エージェントがそのようなコミュニティやSNSを見ています。例えば、ある人材エージェントが、とあるプロジェクトを立ち上げようとしているエンジニアリング企業から採用を委託されているとすると、エージェントは似たようなプロジェクトの経験者を探し、SNSも含む人脈の中で候補者を見つけ、直接コンタクトを取ってきます。


SNS上において欧米人が日本人よりもアピール上手なのはそういった背景があるからです。それは、自分の値段を下げないための”営業努力”でもあるのです。

欧米で大切なのは「誰を知っているか」という点。人脈があなたの信用を裏付ける

特に欧米では、「稼ぐために必要なのは、何を知っているかよりも、誰を知っているかだ」とよく言われます。ビジネスパーソン同士のコネクションで、取引先を紹介したり、口利きをする。つまり人脈が、あなたの信用を裏付けるのです。


日本ではこういった雇用観を持つ人はまだ少ないかもしれませんが、海外のビジネスに慣れ親しんでいる人は、所属企業に依存せず自分の市場価値を上げ続けるために、こういった考え方を実践しています。


日本でも特に、SNSネイティブと言われ企業への所属意識よりも個人の価値を重んじる20代は、転職への抵抗も少ないようです。20代の転職検討率はなんと半数以上。また、20代の転職はこの数年以内に集中しているという特徴もあり、自分のやり甲斐を追求する、主体的な転職が広まっているのが感じられますね。


さまざまなネットワーキングに努める一方、自分の能力や適性をチェックできるツールとして、意外と使えるのが転職サイト。転職サイトを活用すると、今業界はどんな動きをしているのか、どんな能力が求められているのかといった情報が入ってくるのです。新しい働き方の時代に備え自分の能力を高めるのに、まずは信頼できる転職サイトへ登録してみると、別の可能性も見えてくるかもしれません。

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