20代の生き方・働き方を応援
20代でマイホーム購入!理由は?購入後の生活は?
掲載日:2017.2.20
20代は賃貸住宅や実家暮らしが多いでしょう。しかし、少数ながらもマイホーム購入した人はいます。そんな人たちの購入理由や仕事への取り組み方などを聞いてみました。
20代でマイホーム購入!その理由は?
皆さんは今、どんな家で暮らしていますか?
20代のうちは実家、あるいは賃貸住宅で一人暮らしという人が多いのでは。あるいは兄弟や友人とルームシェアしている人もいるかもしれませんね。20代はまだまだ収入も少なく、生活費やスマホなどにかけるお金でいっぱいいっぱいになりがち。「いつかはマイホームを」という漠然とした憧れはあっても、まだまだ先のこと……という感覚ですよね。ところが、20代にしてマイホームを購入している人もいるのです。
30~40代でマイホーム購入する人が多いなか、彼らはどんな理由で購入に踏み切ったのでしょうか? シゴトサプリでアンケート調査を行ったところ、こんな理由が浮かび上がってきました。
※アンケート回答者/首都圏で会社に勤務する20代~30代・111名(男性73名・女性38名)2016年10月に実施
Q)住宅を購入した理由は? ※選択式・複数回答
1位)家賃を払い続けることを無駄に感じたから(33.3%)
2位)今が買い時のように感じたから(32.4%)
3位)現在の住まいが手狭になったから(27.0%)
4位)子どもができた/できる予定があるから(25.2%)
5位)まとまった資金が貯まったから(21.6%)
……1位・2位の理由に見られるように、先々を見すえて「得」と判断した人が多いようです。
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20代のマイホーム購入で変化したことは?
では、購入後、彼らにはどんな変化があったのでしょうか?
Q) マイホームを購入したことで、自分自身にどんな変化があった? ※選択式・複数回答
1位)責任感が強まった(39.6%)
2位)モチベーションがあがった(31.5%)
3位)自信がついた(28.8%)
4位)効率的に行動するようになった(27.0%)
5位)意欲的になった(26.1%)
なお、住宅購入した皆さんに「現在の仕事状況」をお聞きすると、8割以上の方が「自分の力を発揮できている」と回答しています。ちなみに、住宅購入していない方々にも同じ質問を投げかけたところ「自分の力を発揮できている」と回答したのは6割弱にとどまりました。
自分の実力を発揮できているということは、その成果が収入に反映されているとも考えられます。収入に対する満足度が、住宅購入に踏み切るかどうかの判断にも影響を与えているのかもしれません。あるいは、住宅を購入したことで仕事へのモチベーションが上がり、結果、力を発揮できている方もいるのではないでしょうか。
直撃!20代でマイホームを購入したビジネスパーソン
Tさん(29歳/男性/会社員)は、今から3年前、26歳のときにマイホームを購入しました。
Tさんの家族構成&マイホームの基本データ
◎家族構成/妻(28歳)現在は専業主婦で、子どもが1歳になったら正社員で復職予定/長女(5ヵ月)
◎購入場所/東京23区内。下町情緒があり近所には商店街もある
◎購入物件/築47年の戸建て(2階建て)・21坪・4LDK
◎購入価格/4100万円+リノベーション費用200~300万円程度
◎購入資金/頭金200万円(貯金)残額は借り入れ
◎月々のローン返済額/14万円
◎購入時の年収/700万円台
プロポーズと同時に、マイホーム購入を決意
現在の妻にプロポーズする時点で決意していて、結婚の直前に購入しました。
賃貸でも持ち家でも、月々にかかる住宅費って変わらないんですよね。自分1人ならずっと賃貸でもよかったけれど、結婚して家庭を築くとなれば、家族に残せる資産として家を持とうと考えたんです。
物件選びでは「資産として残ること」を重視
「資産として残せるかどうか」。これを一番重視しました。
まずは立地。新興の住宅地ではなく、長く人が暮らしてきた歴史があり、その土地に愛着を持っている人が多い地域、つまりは住宅の価値が下がることがない地域に注目しました。それなら事情が変わって売却することになった場合も、需要があって安心ですから。
それと、持ち家のリスクとして気になるのは、やっぱり「震災」ですよね。地域危険度マップを見て、危険度が低い地域をピックアップしました。加えて、区の育児支援制度が充実しているかどうかもチェック。
こうした要素を複合的に考えて、最適と思われる街を選んだんです。
購入したのは戸建て住宅です。単純に「庭が欲しかった」という理由もあるけれど、震災などで建物が壊れたとしても、資産として残る土地を手に入れたかったんですよ。
建物は、築47年の古家。購入価格はほとんど土地代で、家は壊すことを前提に売り出されていたんですが、新築はせずリノベーションしました。その費用は200~300万円。仮に数年内に震災に遭って建物が損壊したとしても、損害は200~300万で済み、土地の価値は継続すると考えています。
そして、30代か40代以降かわからないけれど、タイミングを見計らって、そのときのライフスタイルに合った家に建て替える計画。どんな家にするか、今からいろいろ考える楽しみがあります。
家を持つことで「マネジメント」の感覚が養われる
住宅購入と結婚が同時なので、守るべき家庭を持ったことによる変化ともいえるんですが……まず購入を決意した段階で、ずっと今の仕事を続けていくという覚悟は決めていました。
実際、苦しいと感じる場面でも「逃げなくなった」。もちろん、以前も、実際に仕事を投げ出して逃走したわけではないですけど、気持ちの上で「やりたくない」「辞めちゃおうか」などのネガティブな発想が浮かばなくなりましたね。
また、会社に対する思いも強くなったような気がします。今の仕事をずっと続けていくなら、自分がスキルアップするだけでなく、会社もより良い会社になってもらわないと。
だから、自分の仕事さえうまく回っていればいいというより、チームや組織を見渡し、より良く機能させていくためにはどうすればいいか、という観点で考えるようになりました。
つまりは、視野が広がって、「経営の視点」が身についてきているんじゃないかと思います。
それに、家を持つことそのものに「経営している」という感覚があるんですよ。使っているうちに随時メンテナンスが必要になりますし、どの場所・設備にどの程度のコストをかけるかを検討し、判断する場面が頻繁にあります。マイホームを守っていくことは、経営センスを磨くことにもつながるかもしれませんね。
―― 「家を持つなんて、20代ではまだまだ早い!」なんて思い込んでいませんか?でも、こうして体験者のお話を聞くと、方法もメリットもいろいろあることがわかりますね。仕事への取り組み方、会社をみる視点が変わっていくのは興味深いところです。みなさんの場合は、どんな視点になるでしょうか?
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