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20代はお金の貯めどき!実家暮らしと一人暮らしのお金の使い方&貯め方

掲載日:2017.7.3

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毎月、給料を自身で自由に使える20代シングル。未婚者(18~34歳)のうち男性は72.2%、女性は78.2%(「第15回出生動向基本調査」2015年 国立社会保障・人口問題研究所)が実家暮らしをしている時代ですから、お金の使い方によって“貯めどき”にも“ムダ遣いどき”にもなります。そこで20代のお金の貯め方、使い方をAll Aboutマネーガイドの井戸美枝さんに教えていただきました。

最初の目標は、1年分の「手取り額」を貯める!

「毎月の貯蓄額を考える前に、まずは手取り額を確認してみましょう」と井戸さんはいいます。
というのは、収入と手取り額は同じではないからです。会社員の場合、収入から健康保険料や厚生年金保険料、雇用保険料といった社会保険料、所得税や住民税といった税金が引かれた金額が手取り額。一般的に手取り額は収入の8割程度といわれますが、毎月の給与明細を確認すれば自分の手取り額がわかります。

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「手取り額がわかったら、毎月、貯めるお金を決めましょう。1人暮らしなら10~15%、実家暮らしなら30%が目安です。1人暮らしだと10%貯めるのも大変でしょうし、実家暮らしなら余裕で30%貯められる人もいるはずです。大切なのは、決めた金額を財形貯蓄や自動積立定期預金で先取り貯蓄してしまうこと。これをしなくては、お金は貯まりません」。

井戸さんが最初の目標額として提案するのは、毎月の手取り額の1年分。「これは万が一に備えて持っておく“お守り”のようなものだと思ってください。1年分あれば転職を考えたり、1人暮らしを始めようと思ったり、病気になって入院するなど、お金が必要なことがあっても困らないからです」。

実家へはいくら入れる? いつまで住む?

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「実家へいくら入れるかは親子の問題ですから、特に目安はありません。ただマネー相談を受けている中での実感としては、入れていない人が多く、入れていても2~3万円程度がほとんどです。ムダ遣いさえしてなければ、どちらでも問題ないと思います」と井戸さん。

お金を入れていない人は毎月の貯蓄を増額するなど、きちんと貯める仕組みづくりが必要になりそう。

いつまで実家暮らしをするかについても「居心地がよければ、実家に住み続けるのがよくないことだとは思いません。特に首都圏は家賃が高いので、住居費が必要か否かは貯蓄額を大きく左右するからです。扶養する家族がいない20代は貯め時ですから、実家暮らしをしてしっかり貯めることは賢明な選択といえます。ラクだからと目的もなく実家暮らしを続けて浪費をすることは、最も避けるべき20代のお金の使い方です」と、井戸さんはアドバイスします。

1人暮らしを始めたら、予算を立てて支出を管理

20代後半になって収入が増えると、1人暮らしを考える人もいるでしょう。収入の大半を貯蓄とお小遣いに使うことができた実家暮らしのときとは異なり、1人暮らしを始めたら予算を立てて支出を管理する必要が出てきます。

「毎月の手取り額を、支出ごとに割合を決めて予算を立てます。まず、10%は貯蓄。1人暮らしになると大変かもしれませんが、これは必ず確保してください。住居費は節約ができない固定費ですから、30%程度に納まる物件を選ぶといいでしょう。あまり細かく予算を立てると面倒になって管理しきれなくなるので、食費や光熱費、雑費などは基本生活費として、合計で手取り額の40%以内に収まればいいと考えます。習い事など自分への投資が15%、予備費が5%。これをひとつの目安として、自分なりに予算を立てて管理してみましょう」と、井戸さんはアドバイスします。

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キャプション:1人暮らしの生活費の目安(All Aboutマネーガイド 井戸美枝さん作成)

とはいえ、初めて1人暮らしをするのですから、何にいくらかかるのか分からないという人も多いはずです。そこで井戸さんは「1年間程度は支出を把握するために、家計簿をつけてみましょう。家計簿アプリなど楽しく使えるものも多いので、それほど負担にならないはずです」と、提案します。確かに、季節によって光熱費も異なりますし、イベントが多い年末年始は出費が増えるなど、支出は1カ月単位だけでなく年間で考える必要もあるからです。

貯蓄のスピードを決めるのは「ボーナス」の使い方

「ボーナスは、全額貯蓄するのが基本と考えましょう」という井戸さん。なぜなら「1人暮らしを始めて毎月の貯蓄額が少なくなっても、ボーナスを全額貯蓄に回せば年間の貯蓄額は確保できるから」だといいます。

しかし時間もお金も自分のために使える20代だからこそ、使いたいお金もあるはずです。

「もちろん、絶対に使ってはいけないというわけではありません。海外旅行へ行く、資格を取得するというような目的がはっきりしたことのために、計画的に使うのならばいいと思います。絶対に避けたいのは、ボーナスをあてにして買い物をしたり、毎月の支出の赤字補填に使うことです」。

確かに、ボーナスは業績連動の傾向が強く支給額が安定しません。それをあてにしてマネープランを考えるのは、避けた方がよさそうです。

毎月赤字!?…1人暮らしで気をつけたいお金の使い方

では、1人暮らしの場合、どんなことを注意したらいいでしょうか? 井戸さんは「支出が収入を超えない」を強調します。

「1人暮らしだと仕事や家事で忙しく、毎月何にお金を使ったかわからない……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。先程も述べましたが、ボーナスをあてにして毎月の収支が赤字になっているという方は要注意です。収入と支出を把握するために家計簿をつけましょう」。

支出は把握しているけれど、ついついお金を使ってしまうという方は、「買った物(サービス含む)を『これから何年使って どう自分に役立つか』と購入前に一度冷静になって考えてみましょう。3回に1回は欲しいものを我慢する、というルールを作ってもいいかもしれません」。

いくら貯めれば安心ということはありませんが、収入が増えたら貯蓄額も増やす、ボーナスが入ったからといってムダ遣いしないといった、基本的なお金との付き合い方を20代から身につけておくことは将来、役に立つに違いありません。

【取材協力】
井戸美枝さん

社会保険労務士、ファイナンシャル・プランナー(CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士)、キャリアカウンセラー。
年金・社会保障から身近な経済問題まで、お金にまつわる幅広い事情に精通。関西と東京に事務所を持ち、講演や執筆、テレビ・ラジオ出演などを通じて、お金との付き合い方を紹介している。

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