「メンタルタフネス」で転職に克つ！

第1回 ストレスは人生のスパイス！　転職はストレス度ランキングの何位に入る？

掲載日：2015.8.14

この連載では、転職にまつわるストレスやその対処法を、私、リコが皆さんに伝授しちゃいます！　さあ、あなたも転職につきもののストレスに勝ち、ステップアップを手に入れてみませんか？

ストレスって、とかく悪い意味で使われることが多いんだけど、本来は良い刺激、悪い刺激、どちらもストレスには違いないって知ってた？　カナダの生理学者セリエが、「ストレスは人生のスパイス」って言ってるように、ストレスがまったくなくなると平坦でつまらない人生になってしまうものなのよね。でも、あまりに多いとこれは問題！　心と体にいろんな悪影響を及ぼしちゃいます。つまりバランスが重要ってこと、まずは覚えておいてね！

さて、転職ストレスを読み解くキーワードは、何といっても「変化」。何かしらの「変化」があると、私たちはそれに自分を合わせたり、変えたり、適応させる必要が出てくるでしょ？　たとえどんなに小さな「変化」でも、それは人にとって刺激、すなわちストレッサーになるものなの。そう考えると、転職は小さな「変化」から大きな「変化」まで、さまざまなストレッサーのオンパレードって言えるわね。

メンタルタフネス（＝ストレス耐性）を身に付けることが重要

しかし、恐れることなかれ！　ストレスを人生のスパイスと楽しめるくらいの余裕を持ち、転職のストレスを自分でマネジメントできれば、ハッピーな転職やキャリアアップも間違いなし！　それには、まずメンタルタフネス（＝ストレス耐性）を身に付けることが重要。

ストレスから受ける影響の大きさは、人によってかなり個人差があって、同じストレスを受けても大きなダメージを受けてしまう人とそうでない人がいるもの。ほら、周りを見渡してみても分かるでしょ！　例えば上司にものすごい剣幕で怒られた時に、「自分は本当に駄目人間だ」とか「この人私が嫌いなのね……」って受け止めてしまう人はメンタフが低い人。逆にメンタフの高い人は、「自分に教えようとしてくれてるんだな」とか「目を掛けてくれてるんだな、頑張ろう！」って感じる。この「受け止め方」によって、その後のダメージが違ってくるのは直感的に分かる気がするよね。

スポーツ心理学から生まれた理論

そもそも、この「メンタフ」はスポーツのトレーニングから出てきたコトバで、アメリカの大物スポーツ選手を指導してきたスポーツ心理の先生方によって作られた理論なの。昔からスポーツをしている人は精神的に強いとか、よく言われてるけど、実はあれも訓練の賜物。メンタルタフネスの第一人者ジム・レーヤ－も、著書「スポーツマンのためのメンタルタフネス」の中で、「メンタルタフネスは誰にでもトレーニング次第で習得できる」と言ってるわ。ほかのさまざまなスキルと一緒で、トレーニングをすれば誰でもメンタフになれるってことなの！

このメンタフとは、どのようなストレス状況でも自分の持っている才能とスキルを最大限に発揮して、プレッシャーに負けずに目標に向かって突き進める能力とも言えるわね。スポーツシーンのみならず、ビジネスシーンでもまさに必要なスキルってこと。具体的なメンタフ強化法については、後日この連載でじっくり伝授しちゃうからお楽しみにね！

（情報提供・監修）
株式会社ライフバランスマネジメント研究所
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（キャラクターデザイン／イラストレーション）
©プラスプランニング　上原 ゆかり