「メンタルタフネス」で転職に克つ!
第3回 面接で落ちてもめげない! 認知療法でタフな転職活動を
掲載日:2015.9.11
リコです! 前回はメンタルタフネスにかかわる性格傾向、つまりストレスの「内部要因」についてお話ししたけど、理解してもらえたかしら? 今回は、そんな「内部要因」との戦い方を伝授するわよ!
<薬並みに効く認知療法>が熱い!
キーワードは認知療法。心理カウンセリングで活用される手法の1つなんだけど、アメリカやイギリスではうつ病の治療に広く使われていたりするの。
日本でもうつ病に関する特集がメディアで組まれる時には、必ず紹介されるのでご存知の方もいると思うけど。<薬並みに効く認知療法>という見出しがつくこともあるのよ! 実はこの認知療法、うつ病以外の不安症とか、腰痛などにもよく効くみたい。メンタルタフネスを鍛えるってことも、まさにこの理論を身に付けるってことなの。
実際の「内部要因」との戦い方はこんな感じよ。紙に書き出してみるのもいいわね。
- 自分にとってストレスとなった出来事を思い出してみて。起こった「事実」(=外部要因)だけを、ありのままに見つめることがポイントよ。ここではその時の気分や感情を、ゴチャ混ぜにしちゃダメ。
- その「事実」によってあなたがどう感じたか? どういう気分になったか? を素直に書き出してみて。ストレスレベルを数値化しておくのもおすすめよ。むかつき度90点とかね。
- どうしてそう感じたのか? という根拠を書き出してみて。
- その根拠が、「現実的だったか?」「合理的だったか?」「柔軟性があったか?」「あなたにとってプラスだったか?」を自分に問い直してみて。ポイントは第三者になったつもりで、その根拠を客観的に反論してみること。「あれ?」って気づくことが誰にでもあるはずよ。
- ここで自分が普段から自動的にしてしまう考え方や、物事のとらえ方の「癖」が特定できるはずよ。例えば前回挙げた8つの性格傾向ね。探してみて!
- ここまでくれば気分的にも大分落ち着けたはず。むかつき度も下がったんじゃない? じゃあ最後に、現実的な着地点を探してみて。現実と理想の中で自分がとれる行動は? 今度同じ状況になったら自分はどうしたいのか? をクールダウンした頭でしっかり考えるの。
ね! 簡単でしょう? このステップの繰り返しで、あなたの「思考の癖」は修正できるはずよ! つまり内部要因の弱点が補強できるってわけ。えっ? 実例がないとイメージがわきにくい? もー、ワガママなんだからー!
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面接で落ち込んだ時こそ「認知療法」
ということで、転職活動のなかで認知療法を試す実例をお届けするわ。やっぱり一番試してほしい場面は、「面接に失敗した時」ね。一度面接に失敗してしまうと、めげちゃうし、落ち込んじゃうし、どうしたってその後の転職活動に影響を及ぼしちゃうわよね。でも、認知療法メソッドを使って冷静に客観視することで、同じ出来事でも違って見えてくるんだから。
【認知療法メソッド】
- ストレスとなった出来事
初回の面接に行ったが、不採用通知が来た - その時感じたこと、気分(ストレスレベル%)
めちゃくちゃ落ち込んだ(落ち込み度80%) - そう感じた理由
「オレってやっぱり能力がないんだ……」「あの時、変なこと言っちゃったかな?」 - 「現実的?」「合理的?」「柔軟性ある?」「あなたにとってプラス?」について検証
「今までの会社ではちゃんと業務をこなしていた。能力がないっていうのは言い過ぎ」「緊張して少し的外れな発言はあったけど、それが不採用の直接原因とは考えられない」「採否は、その仕事に適任かどうかで判断されるもの。今回は単に先方が求めている人材と違っただけ」「次の面接が控えているのに、こんなに落ち込んでいてもメリットはない」 - その時の「物事のとらえ方、考え方の癖」をチェック
「初回の面接で、少し神経質になり過ぎていた」「しどろもどろになったのは、面接で完ぺきに受け応えしなきゃ! と思い過ぎていたから」「自分をよく見せようと、少し背伸びをし過ぎていた」 - 現実的な着地点
「次回はできるだけありのままの自分で面接を受けてみよう。今までだって、それなりに評価を受けていたのだから、能力は低くないはず!」「機会があれば、今回不採用だった理由を聞いてみよう! 自分の弱点を知れば、次の面接に生かせるかもしれない」 - ストレスレベルの変化(1~6のステップを経て)
落ち込み度80% → 20%に減少
ちなみに面接で失敗してしまう場合の「考え方の癖」は、大きく以下の2つに分けられるわね。
- 面接で緊張し過ぎてしまう場合 「高過ぎる目標設定」「失敗を許さない傾向」
- 面接での失敗を考え込み過ぎてしまう場合 「神経質になり過ぎる傾向」「自己没入の傾向」
どう? これが認知療法の実際の使い方よ! それほど難しくはないでしょ? さあ、あなたも認知療法メソッドを身に付けて、転職活動のストレスを乗り切ってみて。
リコのプロフィール
大学の心理学科を卒業後、大学院を経て臨床心理士に。 精神科・心療内科クリニック、大学病院精神科、企業のカウンセリングルームで 、悩み相談から、うつ病などの病気のカウンセリングの経験を持つ、心のエキスパート。
(情報提供・監修)
株式会社ライフバランスマネジメント研究所
https://www.lifebalance.co.jp/
(キャラクターデザイン/イラストレーション)
©プラスプランニング 上原 ゆかり
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