コンサルタントとは?種類別の仕事内容や向いている人の特徴を解説
更新日:2025年08月29日
記事まとめ(要約)
- コンサルタントとは、クライアントの課題を発見し、解決に向けて戦略立案・改善を行う職種
- コミュニケーション能力や、論理的思考力が高い人が向いている
- MBA、中小企業診断士、公認会計士といった資格があるとコンサルタントへの転職が有利になる傾向がある
社会人として特定の分野で知見を得たり、営業活動などを通じて顧客の課題解決に向き合いたいと感じたりと、自身の経験を生かしてコンサルタントを目指したいという人もいるのではないでしょうか。
しかし、未経験からコンサルタントを目指すには、幅広い知識を身に付ける必要があります。
そもそもコンサルタントとはどのような仕事なのか、必要な資質は何か、転職が有利になる資格があるのかなど、コンサルタントという職種について、詳しく解説します。コンサルティングに興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。
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コンサルタントとは
コンサルタントとは、クライアントとなる企業が持つ課題を発見し、課題を解決するために戦略の立案や業務プロセスの改善を行う職種です。
「相談する」という意味を持つ「consult」が語源になっており、クライアントからの相談をもとに、的確な戦略提案やアドバイスを行うことで、企業の成長や業績改善などを目指します。なお、「コンサル」と略して呼ばれることも多く、ビジネスシーンではこの略称が広く浸透しています。
コンサルタントは、依頼によって担当する範囲が異なったり、業界によって携わる分野がさまざまだったりします。そのため、戦略コンサルタントや経営コンサルタントといった分野や、ITコンサルタントやシステムコンサルタントといった領域に分類して呼ばれることがあります。分類や呼称は企業により異なる場合があるため、注意が必要です。
コンサルタントの仕事には、依頼企業に期待され、報酬以上の成果を求められるなど、プレッシャーのかかる場面もあります。企業の期待値をうまく調整しながら、自らの能力を最大限に発揮する必要がある、やりがいのある仕事と言えるでしょう。
コンサルタントの主な役職・キャリアパス
コンサルタントという職種は、大きく4つの役職に分けられます。キャリアパスとしては、アナリストからスタートし、コンサルタント、マネジャー、パートナー・プリンシパルの順で昇格するのが一般的です。
4つの役職は、以下のように分類されます。
| 役職 | 特徴・ポジション | 主な仕事内容 |
|---|---|---|
| アナリスト |
|
|
| コンサルタント |
|
|
| マネジャー |
|
|
| パートナー・ プリンシパル |
|
|
- 分類・呼称は企業により異なる可能性があります
現場と近いアナリストから実務経験を積み、チームやプロジェクトを管理するコンサルタントやマネジャーを目指し、最終的にはパートナー・プリンシパルとして責任者を目指すチャンスがあります。
なお、4つの役職名や分類は一般的なものであり、コンサルティングファームによって異なる場合があります。希望する企業での役職やポジションを理解し、コンサルタントとしてのキャリアをイメージしてみましょう。
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コンサルティングファームの種類
コンサルタントは、基本的にコンサルティングサービスを提供する企業であるコンサルティングファームに所属しています。
コンサルティングファームは、それぞれ専門分野や得意な領域があり、以下のような種類に分かれています。
- 戦略系コンサルティングファーム
- 人事系コンサルティングファーム
- 総合系コンサルティングファーム
- シンクタンク系コンサルティングファーム
- 医療系コンサルティングファーム
- 財務系コンサルティングファーム(FAS)
- 再生系コンサルティングファーム
所属するコンサルティングファームによって、クライアントの業界や提供するサービスは異なります。興味のある分野や携わりたい業務に合わせて、相性の良いコンサルティングファームを見つけましょう。
コンサルタントの種類と仕事内容
コンサルタントの種類は、業務内容や対応領域によって変わります。ここでは、以下に分類して説明します。
コンサルタントの分類ごとに、サポートする企業の業界や対応領域だけではなく、求められるスキルや経験も変わります。
それぞれの特徴を押さえて、どのコンサルタントになりたいか、自分に向いているかを考えてみましょう。
戦略・業務系コンサルタント
戦略・業務系コンサルタントは、大きく下記の表のように分けることができます。
| 種別 | 主な対応内容 |
|---|---|
| 戦略 コンサルタント |
事業戦略や新規事業など、今後の経営に関する戦略を立案する |
| 経営 コンサルタント |
顧客が現在抱えている経営課題に対し、幅広い解決策を提示する |
| 業務 コンサルタント |
企業の目標や課題を実現・解決するための業務フローや業務プロセスの提案・改善を提案する |
1.戦略コンサルタント
戦略コンサルタントとは、企業の経営層が抱える課題にアプローチし、戦略立案を行うコンサルタントです。
企業の現状を調査・ヒアリングしたうえで、会社全体や事業の戦略などを立案します。戦略実行に必要な意思決定や判断など、依頼企業の実務をサポートする場面もあります。
戦略コンサルタントには、現状から的確なプランを導くための論理的な思考能力が欠かせません。現状に合った仮説を立て、適切な検証を実施したうえで、成果につながる戦略を提案できると、顧客の課題解決に近づくでしょう。
論理的な思考だけではなく、顧客との会話からヒントを得られることもあるため、コミュニケーション能力も必要です。
2.経営コンサルタント
経営コンサルタントとは、企業が持つ経営課題の解決を支援するコンサルタントです。大まかな役割は戦略コンサルタントと共通する部分がありますが、対応領域に違いがあります。
戦略コンサルタントは事業戦略や新規事業など経営に関する戦略を立案・提案する専門家である一方、経営コンサルタントは顧客が抱える経営課題に対し、戦略だけではなく幅広い解決策を提示するのが特徴です。
経営コンサルタントは、経営における企業の意思決定に対し、より良い方法でその実現を進められるようにアドバイスを行います。事業計画や財務、人事など幅広い分野に関わり、業績の伸び悩みや従業員の離職率など、企業が抱えるさまざまな経営課題の解決を目指すのが大きな役割です。
3.業務コンサルタント
業務コンサルタントとは、企業の目標や課題に対して、業務フローや業務プロセスの改善を行うコンサルタントです。
例えば、業務に関するコストに課題を抱えている場合には、コストを削減するために業務フローや業務プロセスを見直します。目標達成や課題解決につながるフロー・プロセスを提案するだけではなく、実現するための仕組みやシステムの導入をサポートするのも重要な役割です。
業務コンサルタントには、顧客の業務に関する専門的な知識が求められます。顧客の業務だけではなく、業界の動向や他社の事例なども把握できていると、より成果につながる提案・サポートができるでしょう。
IT系コンサルタント
IT系コンサルタントは、大きく下記の表のように分けることができます。
| 種別 | 主な対応内容 |
|---|---|
| IT コンサルタント |
IT技術を用いて、顧客の課題解決をサポートする |
| システム コンサルタント |
ITを含め、社内のシステムそのものの課題解決をサポートする |
1.ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、IT技術によって顧客の課題解決をサポートするコンサルタントです。
IT技術を取り扱うため、システムエンジニアと似ている面がありますが、担当する業務には違いがあります。システムエンジニアはシステムの設計や開発などの実務を行いますが、ITコンサルタントは実務よりもIT技術を活用した戦略の立案やシステムの選定などを行うのが特徴です。
ITコンサルタントの中には、ERPと呼ばれる統合管理システムやCRM(顧客関係管理システム)といったITパッケージに特化したコンサルタントもいます。
IT全般に対応する場合も、特定のパッケージに特化する場合も、IT技術への知見だけではなく、IT関連の最新事情や業界動向にも精通している必要があります。常に最新の事情を理解し、その時に合った提案・サポートができるITコンサルタントが重宝されるでしょう。
2.システムコンサルタント
システムコンサルタントとは、ITをはじめとした業務の仕組み・システムに関する課題解決を行うコンサルタントです。
ITに関わる点はITコンサルタントと共通していますが、両者には違いがあります。ITコンサルタントはIT技術によって課題解決を行う一方、システムコンサルタントはITを含めた社内の仕組みやシステムの課題解決に取り組むのが特徴です。
顧客が持つ課題に対して、解決につながるシステムを検討し、選定から設計、導入まで関わります。システム構築に関するアドバイスのみを行う場合もありますが、対応範囲にかかわらず、高度なITスキルや知識が必要です。最新情報をキャッチアップし、提案やサポートに生かす姿勢もシステムコンサルタントには欠かせません。
専門系コンサルタント
専門系コンサルタントは、大きく下記の表のように分けることができます。
| 種別 | 主な対応内容 |
|---|---|
| 人事 コンサルタント |
企業人事に関わる課題解決に取り組む |
| 営業 コンサルタント |
営業活動に関する課題解決策を提示する |
| 建設 コンサルタント |
あらゆるインフラを対象に公共機関や建設会社と連携して幅広いサポートを実施する |
| キャリア コンサルタント |
個人・企業・教育機関などを対象に、顧客の理想的なキャリア選択をサポートする |
このほかにも、医療コンサルタント、会計コンサルタント、事業再生コンサルタントなど、さまざまな種類があります。
1.人事コンサルタント
人事コンサルタントとは、企業を支える人事に関わる課題解決に取り組むコンサルタントのことを指します。
人事は組織、採用、育成という3つの領域に分類され、人事コンサルタントの対応領域もコンサルティングファームによって異なるのが特徴です。
それぞれの領域では、以下のような業務を行います。
| 領域 | 業務内容 |
|---|---|
| 組織開発 | 評価基準の見直しや組織の意識改革などのアドバイスをする |
| 採用活動支援 | 採用ターゲットの設定や内定者へのフォローなど採用活動全般についてアドバイスをする |
| 人材育成 | 既存社員への研修や新入社員への教育などに関するアドバイスをする |
2.営業コンサルタント
営業コンサルタントとは、企業が抱える営業活動に関する課題を解決するコンサルタントです。営業活動の成果が出るように、現状を把握したうえで改善策の提案を行います。
営業活動に関わる具体的な手法をアドバイスするほか、営業人材の育成や仕組みの構築などが主な仕事です。より幅広い支援を求められる場合は、営業支援システムの選定や導入などを担当することもあります。
時には、見込み顧客の獲得方法やリピート率の増加策など、具体的な相談をされることもあるでしょう。相談に対して柔軟にアドバイスを行い、営業の成果を高める仕事が求められます。
3.建設コンサルタント
建設コンサルタントとは、建設事業全般に対して幅広いサポートを担当するコンサルタントです。
道路や鉄道などあらゆるインフラを業務の対象とし、国や地方自治体などの発注者、建設会社と連携して整備を行います。発注者の技術パートナーとして、予算や工期の設定、周辺環境への影響などの調査、企画・設計から施工管理を実施するのが役割です。
建設コンサルタントには、土木や建築の専門知識が求められますが、コンサルティングの成果は将来にわたって人々の生活を守るインフラとして残り、大きなやりがいを感じられるのが魅力です。
4.キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントとは、個人や企業、教育機関などの顧客を対象に、就職相談や職業選択、職務能力の向上など、理想的なキャリアを歩めるようにサポートする仕事です。
2016年4月に職業能力開発促進法によって国家資格に定められ、「職業選択や能力開発に関する相談・助言を行う専門家」として、顧客のキャリア形成を支援します。
キャリアコンサルタントは個人や教育機関における就職サポートのほか、企業の依頼を受けて社員の職場復帰の課題解決、中堅社員向け能力開発、シニア社員向けセカンドキャリアのサポートなどの支援を行うこともあります。
コンサルタントの年収
コンサルタントの年収は、所属するコンサルティングファームの規模や対応領域などによって異なります。
コンサルタントの種類によっても年収に差があり、マイナビ転職の求人情報から算出したモデル年収平均(2025年版)は以下のとおりです。
| コンサルタントの種類 | 平均年収 |
|---|---|
| 経営戦略 コンサルタント |
1,410万円 |
| 営業・マーケティング コンサルタント |
1,017万円 |
| システム コンサルタント |
938万円 |
| 業務プロセスに関する コンサルタント |
881万円 |
| 組織・人事に関する コンサルタント |
648万円 |
| 建設 コンサルタント |
576万円 |
| 財務・会計 コンサルタント |
507万円 |
| SEO・SEM コンサルタント |
475万円 |
| その他 コンサルタント関連職 |
905万円 |
コンサルタントだけでなく、ほかの職種や、業種別、年齢別のモデル年収平均も併せて参考にしてみてください。
コンサルタントに向いている人の特徴5つ
コンサルタントにはさまざまなスキルや経験が求められるため、自分には向いているのかどうか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
コンサルタントに向いている人の主な特徴は、以下の5つです。
- コミュニケーション能力が高い人
- 論理的思考力を持つ人
- 高い学習意欲がある人
- プロフェッショナル意識を持つ人
- 何事もポジティブに乗り越えられる人
自分のスキルや価値観などを振り返り、コンサルタントとの相性を考えてみましょう。
1.コミュニケーション能力が高い人
コンサルタントは、顧客とはもちろん、社内のスタッフや専門家などと関わる機会が多いため、コミュニケーション能力が求められます。日ごろからさまざまな人と円滑にやりとりできる人は、コンサルタントに向いていると言えるでしょう。
コンサルタントに求められるコミュニケーションスキルは、提案を伝えられるだけではなく、相手の要望や思いをくみ取る力も含まれます。相手の意図を正確に読み取ったうえで、求められている提案を分かりやすく伝える力が必要です。
2.論理的思考力を持つ人
コンサルタントとして、顧客へのヒアリングや現状分析をもとに的確な提案をするためには、論理的思考力が欠かせません。
顧客からの情報やデータの分析によって明らかになった課題に対して、説得力のある根拠に基づいた提案に落とし込む力が必要です。客観的に納得できる施策を打ち出せれば、顧客の信頼を得るきっかけになり、良好な関係を築けるでしょう。
日ごろから物事に対して理由を丁寧に考えたり、仮説をもとに自分の考えを言語化できたりする人は、コンサルタントへの適性があります。
なお、論理的思考力はコンサルタントの実務をとおして磨かれていくスキルでもありますが、向上させるには研さんが必要です。
3.高い学習意欲がある人
コンサルタントは、コンサルティングに関わるスキルや経験だけではなく、顧客が属する業界や業務への知見も求められます。
専門外のプロジェクトを担当する場面もあり、さまざまな企業や業界に携わるためには、専門知識やトレンドなどを学ぶ姿勢や意欲が必要です。
ITコンサルタントやシステムコンサルタントなど、技術革新との関わりが深いコンサルタントであれば、最新情報を日々キャッチアップする必要があります。
新しいものに興味があったり、興味を持ったことを詳しくリサーチしたりするなど、学習意欲のある人はコンサルタントとして活躍を期待できるでしょう。
4.プロフェッショナル意識を持つ人
コンサルタントは、顧客からレベルの高い仕事を求められた際に、それに応えて成果を上げるプロフェッショナル意識が必要です。
顧客の成長や課題解決を実現するプロフェッショナルであることを自覚し、期待に応える仕事ができる人がコンサルタントに向いています。
顧客の要望すべてをかなえられないと判断した場合には、期待値の調整も重要な仕事です。顧客とコミュニケーションを取りながら、実現可能な範囲で期待値を調整したうえで、付加価値を生み出すのがプロのコンサルタントと言えるでしょう。
5.何事もポジティブに乗り越えられる人
コンサルタントとしてプロジェクトに関わる中で、レベルの高い要求にプレッシャーを感じたり、課題解決の過程で壁にぶつかったりすることがあります。
困難な状況に遭遇した場合でも、その状況を成長のチャンスと捉え、ポジティブに乗り越えられる人はコンサルタントとして長く活躍できるでしょう。
これまでに挫折をしても再びチャレンジした経験や、失敗を通して成長した経験などがあれば、持ち前のポジティブさをアピールできます。
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コンサルタントの将来性
コンサルティング市場は拡大傾向が続いており、市場の成長に伴って、コンサルタントの需要が増えています。コロナ禍に打撃を受けた企業、日本経済の停滞を受けて海外進出を目指す企業など、さまざまな企業がコンサルタントの力を求めているため、コンサルタントは将来性の高い仕事と言えるでしょう。
また、さまざまな分野にテクノロジーが導入され、AIが台頭したことで、AIを活用して企業の課題を解決するAIコンサルタントが注目されています。AIの登場だけではなく、企業を取り巻く環境は激しく変化しており、多様化する課題に対応するために、コンサルタントには幅広いスキルや柔軟な対応力が求められるでしょう。
成果を出せるコンサルタントは、コンサルティングファームに所属する以外にも、事業会社への転職や独立といった選択肢も視野に入れられます。伸びしろのあるコンサル市場で活躍するために、経験やスキルを積み上げ、理想のキャリアの実現を目指しましょう。
コンサルタントのやりがいと大変なこと
コンサルタントとして働くうえで、やりがいはもちろん、大変なことも当然あります。
やりがいや魅力だけで転職すると、実際に働きはじめた時に厳しさや責任の重さを強く感じたり、きついと思ったりするかもしれません。
コンサルタントという仕事の良さと厳しさをあらかじめ理解し、転職やキャリアチェンジを慎重に考えていきましょう。
やりがい・魅力
コンサルタントのやりがい・魅力は、以下のとおりです。
- 顧客の課題を解決した時に達成感を得られる
- 顧客の課題解決を通して人や社会に貢献できる
- プロジェクトに関わる中で自分の成長を実感できる
難易度の高い課題解決を求められたり、報酬以上の成果を期待されたりすることもある中、さまざまな壁を乗り越えて成果が出た時に、大きな達成感を得られます。
また、さまざまな顧客のために課題解決に取り組むことで、多様な業界・業種について知識を深めることができたり、顧客の事業を通して人や社会に貢献できたりするのも魅力です。
コンサルティングに携わる中で、経営に関する考え方や成長につながるアプローチなどを学び、自分自身の成長も感じられるでしょう。
大変なこと・厳しさ
コンサルタントとして働くうえで、大変なことや厳しさは以下のとおりです。
- 難易度の高い課題や要求に応えなくてはいけない
- 仕事のスピード感を求められる
- タイミングによっては業務量が多くなる
企業がコンサルタントに依頼する際、難易度の高い課題の解決・成果を求めることがあります。要求のレベルが高く感じ、プレッシャーやストレスを感じる場合があるでしょう。
また、企業は課題をできるだけ早く解決したいという思いを持っているため、スピーディな仕事を求められます。スキルや経験に不安がある場合には、スピード感に応えられないことに悩むかもしれません。
複数のプロジェクトを担当したり、プロジェクトが開始するタイミングであったりすると、業務量が増えることもあります。多忙になる時期があるため、タスクの管理や働き方などに注意を払いましょう。
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コンサルタントへの転職に有利になる5つの資格
コンサルタントへの転職において、資格を必須としている企業は少ないですが、関連する資格を取得していればプラスアルファの強みとして有利になる場合があります。
さまざまな資格がある中で、特にコンサルタントへの転職に有利な資格は、以下の5つです。
- MBA
- 中小企業診断士
- 公認会計士
- 税理士
- TOEIC・TOEFL
ここでは、上記5つの資格がコンサルタントにどのように役立つかを解説します。
1.MBA
MBA(Master of Business Administration)とは、ビジネススクール(経営大学院)で取得できる学位の一つで、経営学や経営管理に関する知識やスキルを証明できます。コンサルタントに必要な経営に関する知識を身に付けられるので、種類を問わず、コンサルタント全般に生かせる資格と言えます。
座学だけではなく、グループワークや課外学習などを組み合わせてビジネスリーダーに必要な知識と実践力を身に付けるため、コンサルタントに必要な土台を整えられるでしょう。
これまでは海外で取得するのが一般的でしたが、国内の大学院でも取得できるようになりつつあります。夜間や週末のみの通学、リモート通学などの選択肢もあるため、働きながら取得を目指すことも可能です。
2.中小企業診断士
中小企業診断士とは、中小企業の経営課題を解決するために診断や助言を行うプロフェッショナルです。中小企業の支援を専門とする国家資格であり、課題を抱える中小企業をサポートする戦略コンサルタントや経営コンサルタントなどに活用できます。
中小企業診断士の業務は、中小企業支援法で「経営の診断及び経営に関する助言」と定義されていますが、経営に関する幅広い役割を担うのが特徴です。中小企業への支援に携わりたい方は、中小企業診断士の資格を取得し、コンサルティングに役立つ知識やスキルがあることを証明しましょう。
3.公認会計士
公認会計士とは、企業の財務情報を独立した立場で監査し、正しさを保証する会計のプロフェッショナルです。財務に精通していることを証明できる資格であるため、財務コンサルタントとしての業務に生かせます。
公認会計士の業務は幅広く、監査や税務、M&Aの支援などさまざまです。コンサルティングも業務に含まれており、公認会計士として携わった経験があれば、より財務コンサルタントへの適性をアピールしやすくなります。
4.税理士
税理士とは、税金に関する専門知識を持ち、企業や個人の税務をサポートする専門家です。公認会計士と同じく会計や税務への知見を証明できるため、財務コンサルタントへの転職の際にアピールできる資格です。
税理士は税務代理や税務書類の作成、税務相談をはじめとして、企業の会計業務を担当したり、会計参与を務めたりする場合があります。会計や税務に関わった経験は、財務やM&Aを支援するコンサルティングファームからの評価を得られるでしょう。
5.TOEIC・TOEFL
TOEIC・TOEFLで一定のスコアを獲得できている場合には、業務に英語を必要とするコンサルティングファームへの転職に役立てられます。
特に外資系コンサルティングファームでは、海外の本社とやりとりしたり、外国人スタッフとコミュニケーションを取ったりする機会があり、英語力が欠かせません。
TOEICは700点以上で高得点といわれ、ビジネスレベルでは800点以上のスコアが求められる傾向があります。TOEFLの場合は、80点以上が基準の一つです。海外に目を向けてコンサルタントとして活躍したいならば、それぞれの目安を参考に目標のスコアを目指しましょう。
紹介した5つの資格以外にも、コンサルタントへの転職で有利に働く資格があります。
例えば、人事コンサルタントには社会保険労務士、キャリアコンサルタントやITコンサルタントはITストラテジスト、P2Mが役立つでしょう。アピールポイントを増やしたい方は、ぜひ関連資格の取得を検討してみてください。
コンサルタントへの転職に生かせる経験の例
コンサルタントへの転職を目指すうえで、これまでの経験をアピールするのも効果的です。コンサルタントへの転職には、例えば以下のような職種で携わってきたことを生かせます。
- 営業職
- 企画職
上記はあくまで例であり、企業が求める経験を持っていれば、ほかに取り組んできたことも転職に役立てられます。
コンサルタントに求められる経験は、未経験で転職を目指す場合にも役立つため、これまでの自分を振り返ってアピールできるポイントを見つけましょう。
1.営業職
コンサルタントは顧客に対して提案やアドバイスをする機会が多いため、日々顧客と接する営業職の経験は転職に生かしやすいです。
営業職としての経歴や実績などは、コンサルタントに必要な折衝力やコミュニケーションスキルのアピールにつながり、未経験でも評価される場合があります。コミュニケーションスキルは汎用性が高く、コンサルタントの種類を問わず活用が可能です。
営業職の経験の中でも、マーケティングや経営者層との交渉などに携わっていた場合は、戦略コンサルタントへの転職に役立てられます。
営業職の経験を分かりやすく伝えるために、具体的なエピソードを整理し、志望動機や面接などで説得力のあるアピールを心掛けましょう。
2.企画職
商品・サービスの企画立案やマーケティングなどを担当する企画職の経験は、コンサルタントとの相性が良いです。
企画職として自社の課題解決に向けた戦略や企画を立案・提案した経験は、コンサルタントとして顧客の課題解決を目指す際に生かせます。企画の考え方や物事からのヒントの見つけ方なども親和性が高く、コンサルタントに通じるスキルとして評価を得られるでしょう。
志望動機や面接などでアピールする際は、企画職に携わっていたことだけではなく、どのように企画の立案や提案をしてきたかを具体的に伝えるのがポイントです。
営業職や企画職以外にも、経営企画、経理・財務、人事、IT関連職など、コンサルティングの領域とマッチすれば、転職に生かせる経験は多くあります。業務改善を図り収益性をアップした経験など、これまでの仕事を振り返りながら、何を自分の強みとしてアピールできそうか考えてみましょう。
希望する業界のコンサルタントへの転職に挑戦してみましょう
コンサルタントは企業の抱えているさまざまな課題を解決に導く仕事です。
顧客の期待を上回る付加価値の提供が求められるため、各業界や領域の深い知識に加え、高い専門性が必要になります。
コンサルタントの需要は増加傾向にありますが、AIに代用できる部分もあるので、今後更に専門性が求められていくと考えられています。
これまでの仕事で課題を見つけて解決したプロセスや成果などはアピール材料になるため、経験や実績を振り返り、自分だけの強みや専門性を伝えましょう。
さまざまな企業の課題解決に取り組みたい人は、ぜひこの記事を参考に、コンサルタントを目指してみてください。
監修者
谷所 健一郎(ヤドケン)
キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)
有限会社キャリアドメイン 代表取締役
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾 、キャリアドメインマリッジを経営。主な著書「はじめての転職ガイド 必ず成功する転職」(マイナビ出版)、「転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方」(マイナビ出版)、「転職者のための面接回答例」(マイナビ出版)、「転職者のための自己分析」(マイナビ出版) ほか多数。
マイナビ転職 編集部
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