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仕事のモチベーションとは?意味や種類、上げる方法を分かりやすく解説

掲載日:2026年11月05日

仕事のモチベーションとは?意味や種類、上げる方法を分かりやすく解説
伊藤 ゆかこ

監修者伊藤 ゆかこ

キャリアコンサルタント/oriiro career代表

記事まとめ(要約)

  • 仕事のモチベーションとは、仕事の原動力となる「働く目的・理由」のこと
  • 何がモチベーションになるかは人によって異なり、仕事や立場によっても変わる
  • モチベーションが低いまま放置すると、仕事や健康面に悪影響が生じることがある
  • そのため、自分のモチベーションが低いと気づいたら向上・維持に取り組むことが望ましい
  • モチベーションを維持・向上する方法を紹介
  • 自分のモチベーションの源泉を理解し、モチベーションを保てるキャリア選択を考えることが大切

仕事に慣れてくると、人間関係やキャリアの悩み、漠然とした不安や飽きなどから、「モチベーションが保てない」「やる気が出ない」と感じる方もいるのではないでしょうか。その結果、不満やストレスが溜まり、転職を考えることもあるでしょう。

本記事では、そもそも仕事のモチベーションとは何なのか、そしてモチベーションが下がる理由とモチベーションを上げる方法について解説します。今の自分のモチベーションを点検し、自分のモチベーションの源泉や上げ方を知るきっかけにしてください。

目次

    仕事におけるモチベーションとは?

    そもそもモチベーションとは何でしょうか。ここでは定義を紹介した上で、仕事においてモチベーションが重要な理由を解説します。

    モチベーションの意味

    モチベーションとは、人が行動を起こし、継続するための理由です。モチベーションが高いと「やる気に満ちた状態」になり、仕事に対するモチベーションが高ければ、意欲的に仕事に取り組めます。

    何がモチベーションになるかは、人や物事によって変わります。

    同じ「好き」という気持ちが、ある人にとっては趣味のモチベーションになり、他の人にとっては仕事のモチベーションになるかもしれません。同じ仕事に対するモチベーションでも、やりがいやお金など、人によって異なります。

    モチベーションと「やる気」の違い

    モチベーションと「やる気」は同じ意味で使われることもあります。しかし心理学的には、モチベーションとやる気は以下のように区別されます。

      モチベーション やる気
    性質 行動を引き起こす原動力、源 前向きな気持ち
    方向性 プラス(例.仕事を頑張りたい)にもマイナス(例.仕事を怠けたい)にも働く プラスの意味合いが強い
    持続性 比較的安定している「行動の理由」 一時的な気分

    例えば、「うれしいことがあったから今日は頑張る!」という気持ちは、一時的な感情=やる気ですが、「自分が好きなサービスを広めたい」といった気持ちは、安定して仕事を続ける理由=モチベーションになるといえます。

    なぜ仕事でモチベーションが重要なのか

    モチベーションは仕事の成果や個人の健康に影響を与えることから、これまで重視されてきました。

    モチベーションが高い人は、仕事において生産性や積極性が高い傾向があります。また、モチベーションが高い人が集まったチームは、積極的に助け合う風土を作りやすいとも言われています。

    反対に、モチベーションが低い人は、受け身で不満を持ちやすく、心身の不調を抱えやすいとも言われています。

    こうした背景から、仕事で成果を出し健康的に働き続けるためには、モチベーションの維持が重要だと言えます。そのため、企業の施策だけでなく、個人レベルでも、自分のモチベーションを維持する工夫が求められています。

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    仕事のモチベーションの主な種類

    仕事のモチベーションを考えるうえでは、内発的動機付けと外発的動機付けの違いが重要です。また、他者への貢献を重視する向社会的動機付けという観点もあります。

    それぞれについて紹介しますので、自分の仕事へのモチベーションがどれに当てはまるのか、考えてみましょう。

    内発的動機付け

    内発的動機付けとは、自分の内面から湧き上がるモチベーションです。心から「やりたい」と思っているため長続きしやすく、主体的な行動を促します。

    仕事において内発的動機付けが高い人は、仕事をすること自体に楽しみや価値を見出しています。例えば、やりがいや「仕事が好き」といった気持ち、仕事に対する誇りなどが該当します。

    外発的動機付け

    外発的動機付けとは、自分の外にあるものによって行動を引き出されている状態です。

    例えば、インセンティブや上司からの褒め言葉が欲しくて仕事を頑張る場合、インセンティブや上司からの褒め言葉をもらうことが外発的な動機となります。

    また、上司に叱られないようにミスを防ぐ場合は、「叱責を避けたい」という気持ちによって行動が促されているため、外発的動機付けに該当します。外発的動機付けは行動を促す効果がありますが、同じ報酬や評価に慣れてしまうと効果が薄れることがあります。

    向社会的動機付け

    近年、組織行動研究で関心が高まっているのが、向社会的動機付けです。これは「『ありがとう』と言われる仕事がしたい」「顧客の役に立ちたい」といった、「他者のために」という気持ちからくるモチベーションを指します。

    向社会的動機付けは、必ずしも利他的なものばかりではありません。「頼みを断れない」「良い人と思われたい」といった周囲からのプレッシャーを感じている時も、向社会的なモチベーションがある状態だといえます。

    向社会的動機付けが強い人は組織の潤滑油として活躍しやすくなります。一方で、「他者のために」無理をして燃え尽きてしまうこともあります。向社会的動機付けが高すぎて負担を感じる場合は、注意が必要です。

    仕事のモチベーションが上がらない主な原因

    ここではよくあるモチベーションが上がらない原因を6つ紹介します。モヤモヤしている人は、自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。原因は1つとは限りません。

    仕事内容にやりがいを感じられない

    現在の仕事に興味や意義を見出せないと、仕事に楽しみや充実感を感じられず、モチベーションが上がりづらくなります。

    「希望と違う仕事に配属された」「商品やサービスに魅力を感じない」など、業務や商材に興味を持てなければ、熱量を持って仕事に取り組むことが難しくなることがあります。

    また、同じ業務を繰り返すルーティンワークが続くと、新鮮さや達成感を感じにくくなり、仕事の意義を見失ってしまうこともあります。

    特に、希望していた仕事を担当できなかったり、自身の興味や強みを生かせる機会が少なかったりすると、やりがいを感じにくくなる場合があります。希望する仕事を担当できなくても、自分の中で小さな目標や楽しみを探すことが大切です。

    評価や給与に不満がある

    給与や評価に不満があり「頑張っても報われない」と感じる時も、モチベーションはなかなか上がりません。

    特に給与は代表的な外発的動機付けの一つです。激務に応じた報酬や、成果に対する昇給・インセンティブを得られないと、「こんなに大変な思いをしているのに」と仕事への不満を感じやすくなります。

    会社への不信感から、自分の時間や労働力を搾取されているように感じることもあるでしょう。

    同様に、自社の評価制度に沿った成果を出したのに評価が得られない時も、頑張っても無駄だと感じられ、モチベーションの低下につながることがあります。

    人間関係にストレスを感じている

    人間関係の悩みもモチベーションを下げる大きな原因になります。仕事をするうえでは、他者とのコミュニケーションが欠かせません。

    そうしたなかで、コミュニケーションがうまく取れない、仕事のやり方や考え方が周りと違う、周囲に相談しづらいといった状況はストレスを生み、モチベーションの低下につながる可能性があります。

    また、自身が当事者でなくても人間関係の問題はストレスになることがあります。不仲な従業員がいたり、職場でハラスメントが発生していたりすると、職場全体の雰囲気が悪化し、働きづらさを感じる場合があります。

    その結果、仕事に集中しにくくなったり精神的な負担が大きくなったりして、モチベーションが低下することがあります。

    役割やキャリアが変化し価値観が変わっている

    自分の役割やキャリアの変化によって、生活や仕事に対する価値観が変わり、モチベーションが上がらなくなることがあります。

    例えば20代は幅広い経験が積めることにやりがいを感じていた人でも、30代になって専門性を高めたいと思うようになるケースがあります。その際、現在の職場で希望する経験やスキルを得られない環境だと、モチベーションが低下することがあります。

    また、プレイヤーからマネジャーに昇進したことで仕事に求められる役割が変わり、以前と同じようなやりがいを感じられなくなる場合もあります。

    このように、年齢や役割、キャリアの変化もモチベーションが上がらなくなる原因になることがあります。

    目標が不明確になっている

    モチベーションは行動を特定の方向へ促す役割があるため、仕事で目指す方向性が見えない時や、目標が遠すぎる場合もモチベーションは上がりにくくなります。

    また、仕事の目標や将来のキャリアが不明確だと、「何のために働いているのか」「この仕事が将来につながるのか」という不安や疑問を持ちやすくなります。その結果、仕事に意味を感じられず、モチベーションの低下につながることがあります。

    反対に、仕事の目的が明確で、達成できそうな目標がある、または今の仕事の先に将来のビジョンが見える場合は、モチベーションを維持・向上しやすくなります。

    心身の疲れが溜まっている

    心身の疲れが溜まると、エネルギーが枯渇しモチベーションが上がりにくくなることがあります。疲れを無視して頑張り続けると心身の不調につながる恐れがあるため、注意しましょう。

    長時間労働や休日出勤、不規則な勤務などは、体力面の疲労を招きます。また、人間関係や、仕事でミスをしないように気を使うことで、いつの間にか精神的な疲れが溜まっていることもあります。

    また、スマートフォンやSNSに触れる時間が長くなると、コミュニケーション過多による疲労や睡眠リズムの乱れを引き起こし、十分な休息や睡眠を確保しにくくなることがあります。十分な休息や睡眠を確保し、疲れを溜めないように心掛けましょう。

    仕事のモチベーションが低い状態を放置するリスク

    モチベーションが低いまま働き続けると、キャリアや健康に悪影響を与えることがあります。

    ここでは、以下の3つの観点からリスクを解説します。

    仕事のパフォーマンスが低下する

    モチベーションが低下すると、主体的に目標を達成しようとする意欲が弱まり、仕事への積極性が低下することがあります。仕事に対して受け身になると「やらされている感」が強くなり、業務の目的や意義を感じにくくなる場合もあります。

    また、集中力が低下しダラダラと仕事をすることで、ミスが増えたり作業効率が悪くなることもあるでしょう。

    こうした結果、パフォーマンスが下がり、成果が出ず周囲から十分な評価を得られなくなることがあります。そして、それがモチベーションの低下につながり、悪循環に陥る可能性もあります。

    心身の不調につながる

    モチベーションと心や身体の健康は、互いに影響を与え合います。

    仕事は生活の多くの時間を占めるため、やりたくないと感じることを無理に続けるとストレスが積み重なり、心身の不調につながる可能性があります。不眠や食欲不振、慢性的な頭痛、蕁麻疹などはストレス症状の代表的な例です。

    一方で、モチベーションの低下が心身の不調に由来している場合もあります。特にうつ病などメンタル面の不調がある場合は、意欲の低下が症状の一つとして現れることがあります。

    モチベーションが下がった原因に心当たりがない時や、心身の不調が続いている場合は、医療機関への受診も検討しましょう。

    成長が停滞する

    モチベーションが下がったまま仕事を続けると、新しい知識を学んだり未知の領域に挑戦したりする意欲が弱まることがあります。その結果、成長の機会を逃してしまう可能性があります。

    また、知識やスキルが身につかないと成長が停滞し、今以上の成果を出しづらくなってしまいます。その結果、社内でも評価されづらくなり、転職をしようと思ってもアピールできることが少なくなり、転職先を見つけづらくなるかもしれません。

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    仕事のモチベーションを上げる方法

    モチベーションが低いことに気づいたら、放置せずに対策を取りましょう。ここでは、今日から始められるモチベーションを上げる方法をご紹介します。ぜひ取り入れやすそうなものから試してみてください。

    小さな目標を設定する

    小さな目標を設定し、目標を達成する経験を積み重ねると、モチベーションを高めやすくなります。目標設定のコツは、「提案資料を1時間で作り終える」「チームチャットでは全員にリアクションボタンを返す」など、日々の業務を小さく分割して、具体的に設定することです。

    やるべきことが明確になると、仕事に集中しやすくなります。また目標を達成する習慣がつくと、より難易度の高い目標や中長期の目標にも挑戦しやすくなるでしょう。

    達成した成果を見える化する

    仕事での成果を「見える化」すると、達成感や会社に貢献しているという実感を持ちやすくなります。

    小さな目標を達成し最終ゴールへと近づいていく過程が分かれば、焦った時でも前進していることを実感できます。

    また、組織や顧客への貢献を視覚化すれば、周りに貢献できたことをいつでも実感できるでしょう。成果を記録する際は、売上などの数字だけでなく、チームの生産性を上げた施策など、定性面の成果も見える化しましょう。

    自分の強みを仕事に生かす

    自分の強みを仕事に生かすと、成果が出やすく、モチベーションを高めやすくなります。

    まずはこれまでの経験を振り返り、人から褒められてきたことや、周りより得意なこと、入社時の自分と比較してできるようになったことを書き出しましょう。小さなことでも良いので挙げていくと、自分の強みや成長度合いが分かります。

    次に、こうした自分の強みを今の仕事でどのように生かせるかを考えてみましょう。仕事の見方が変わるはずです。更に、これから伸ばしたい強みや増やしたい強みも一緒に考えると、新たな目標が見つかるかもしれません。

    仕事の目的や意義を見直す

    仕事自体は変えづらくても、仕事に対する自分の捉え方は変えられます。

    「どんな仕事にも意味がある」という前提で、会社や社会全体の流れの中に自分の業務を位置付け、俯瞰してみましょう。

    自分の前後の工程の人たちから徐々に遠くへと視野を広げ、自分の仕事が誰にどのような役に立っているか、またそれが会社の事業とどう関連しているか、を考えましょう。仕事の意義が見えてくるはずです。

    仕事の位置付けが分からない時は、上司や先輩に質問するのも良いでしょう。

    新しい知識やスキルを身につける

    どうしても仕事に前向きになれない時は、自分の成長に目を向けることをおすすめします。

    知識やスキルを身につければ、それを実践したいと思うようになり、仕事へのモチベーションが高まりやすくなります。できることが増えれば、社内外で評価されやすくなり、任される仕事の幅が広がるかもしれません。

    また資格取得も明確な目標ができるため、モチベーションを上げてくれます。実際に合格すれば、達成感や自信につながるでしょう。

    信頼できる人に相談する

    人に相談すると、相手が理解しやすいように状況や気持ちを説明するため、自分自身の考えが整理でき、状況を客観的に捉えやすくなります。その結果、モヤモヤの原因や、解決策が見つかれば、モチベーションが上がるでしょう。

    相手から反応をもらえることも相談のメリットです。「こんなことができるなんてすごいね!」「こういうところで頑張ってるんだね!」などの言葉から、意外な自分の強みが分かり、自信や前向きさを取り戻せる可能性もあります。

    十分な休息を取る

    モチベーションが上がらない時は、思い切って休むことも重要です。仕事から離れて趣味に没頭したり、リラックスタイムを設けるだけで、活力が湧いてモチベーションが戻ってくることもあります。

    ウォーキングや筋トレといった軽い運動もリフレッシュになります。また、疲労回復には質の良い睡眠も欠かせません。

    無理なく続けられるよう、自分なりのリフレッシュ方法を探してみましょう。

    仕事のモチベーションを切らさず維持するコツ

    一度上げたモチベーションが再び落ちないようにするためには、自分でモチベーションを保つ必要があります。ここでは、数ある方法の中から、気軽に取り入れられる方法を3つ、ご紹介します。

    成長や成果を記録する

    自分の成果や成長の「足跡」を残すと、自分の頑張りや成功体験の積み重ねを目で確認できるため、モチベーションを維持しやすくなります。To Doリストや「できたことリスト」を活用するのがおすすめです。

    To Doリストを使えば進捗が明確になり、目標に向けて前進していることや、自分が小さな目標をいくつも達成してきたことを確認できます。

    できたことリストは、「30分以内に資料を作れた」「同僚に〇〇を褒められた」といった、自分ができたことや、うれしかったことを蓄積します。定期的に見返せば、自分の成長や強みを確認できます。

    自分のモチベーションの源泉を理解する

    モチベーションは人によって違うため、自分にとって何がモチベーションになるかを理解しておくことが大切です。

    モチベーションが上がらない理由を紙に書き出すと、今の不満が見えてきます。それらを裏返すと、自分が仕事で満たしたいものが見えるでしょう。自分の求めるものが分かれば解決策を導き出しやすくなります。

    一般的にモチベーションは、待遇や働き方といった外的要因よりも、仕事のやりがいや充実感など自分の内面に由来するほうが長続きします。自分にとってのモチベーションを知る時には、自分の内面を満たす方法に注目しましょう。

    オンとオフを切り替える

    モチベーションの維持には適度な休息が欠かせません。オンの時に集中し、オフでは仕事を忘れてリフレッシュする、というメリハリをつけましょう。

    50分集中したらコーヒーを淹れる、30分ごとにパソコンの画面から視線を外して遠くを見る、といった就業中の小さなオフや、休日は仕事のことを考えない、といった週単位でのオフを作ると効果的です。

    休むことに罪悪感を感じることもあるかもしれません。しかし、モチベーションを維持して長く働くためには必要な時間だと割り切りましょう。

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    モチベーションが上がらない時は転職すべき?

    モチベーションが上がらない時、転職したくなる気持ちは分かります。心身の健康を損なっている場合などは、転職によって状況が改善することもあります。しかし、これまで紹介したような方法を試すことで、現職を続けながら解決できる場合もあります。

    ここでは、モチベーションが下がった時に転職すべきかを判断するためのポイントを解説します。自分がどちらのケースに近いか考えてみましょう。

    今の会社で解決できるケース

    モチベーションが上がらない理由が、慣れや飽きといった一時的な感情や、人間関係の不満などの場合は、自分の捉え方や行動を変えることで解決できる可能性があります。まずは、現職で改善できることがないかを考えてみましょう。

    転職目的や将来のキャリアイメージが不明確なまま勢いで転職してしまうと、今より満足度が下がってしまうリスクがあります。仕事の意義を考えてみる、コミュニケーションの取り方を変えてみる、自分なりの目標を設定してみる、といったところから始めてみましょう。

    より大きく業務内容や人間関係を変えたい場合は、社内異動の希望を出すという方法もあります。ただし、社内異動は必ずしも希望が通るわけではない点に注意が必要です。

    転職を検討したほうが良いケース

    自分なりに改善に取り組んでも状況が変わらない場合や、以下に当てはまるような時は、転職を検討したほうが良いでしょう。

    • 心身の健康を損なっている(不眠、体調不良、朝起きられないなど)
    • 過度な残業がある(月80時間以上の残業・休日出勤など)
    • 極端に人間関係が悪い(ハラスメントが横行している、職場内いじめがあるなど)
    • 何年も業務内容が変わらず成長を感じられない
    • キャリアビジョンや仕事に対する価値観が変わり現職と合わなくなった

    最初の3つは、自分の身を守るための転職です。後半の2つは自分が求める仕事や職場環境が把握できており、転職目的が明確な状態といえます。

    現職で望むようなキャリア形成が難しい場合は、転職によって新たな環境を選択することも有効な手段です。自分のモチベーションの源泉やキャリアビジョンと合った環境を選ぶことで、仕事への満足度向上につながる可能性があります。

    転職前に確認したいポイント

    転職後に後悔しないよう、転職を決める前に以下の3つを整理しておきましょう。

    • 転職の目的
    • 今の不満と、自分が満たされないと感じる原因
    • 自分の強み

    以下では、これらを整理するための方法を解説します。

    自己分析で価値観や強みを整理する

    価値観や強みを整理する時は自己分析が役立ちます。まずはこれまでの仕事や経験を振り返り、自分がどのような場面でやりがいを感じたのか、どのような仕事が得意だったのかを書き出してみましょう。

    振り返りでは、事実だけでなく自分のモチベーションの変化や印象的な出来事、仕事で大切にしてきたことなど、感情面にも注目します。人から評価された経験や達成感を得た経験を整理することで、自分の強みやモチベーションの源泉、価値観が見えてくるでしょう。

    また、今後どのようにしていきたいかを考えることで、将来のビジョンも明確になっていきます。

    適職診断や転職エージェントを活用する

    自己分析を行う際は、第三者の目線を取り入れることも大切です。自分では気づかない強みや価値観に気づけることがあるからです。

    適職診断や転職エージェントは、客観的に自分を見つめるのに役立ちます。適職診断なら、WEBから質問に答えるだけで自分の適職タイプを教えてくれます。短時間で回答できるものも多く、手軽に活用できます。

    転職エージェントとの個別面談では、プロの目から見た強みやキャリアの提案を受けられるでしょう。

    仕事のモチベーションに関するよくある質問

    ここでは、仕事のモチベーションに関するよくある質問にお答えします。転職やキャリアを考える時の参考にしてください。

    モチベーションが上がる仕事とは?

    モチベーションが上がる仕事は人によって違います。仕事に求めるものや、仕事で満たしたいものが、一人ひとり違うからです。

    一般的には、以下のような仕事はモチベーションが上がりやすいと言われています。

    • 人から感謝される仕事
    • 成果が目に見えやすい仕事
    • 成長を感じられる仕事
    • 自分の好きなことに関われる仕事
    • 規模の大きな仕事(社会に対し影響力のある仕事)

    まずは、自分にとって何が仕事の原動力になるのかを明確にしましょう。その上で、自分の価値観や強みに合った仕事や職場環境を探してみてください。

    モチベーションがなくても仕事はできる?

    モチベーションがなくても仕事をすることは可能です。やる気が出てから行動するのではなく、まずは小さな作業から始めることで、徐々に集中しやすくなる場合があります。

    例えば、「メールを1通返信する」「資料のタイトルだけ作成する」など、数分で終わる作業から手を付けると、仕事に取り掛かる心理的なハードルを下げられます。

    また、仕事をある程度ルーティン化しておくこともポイントです。例えば、出勤したらメール画面を開く、会議が終わったら議事録作成ツールを開く、など、きっかけと行動をセットにして習慣化すると、仕事を始めやすくなるでしょう。

    まとめ

    仕事のモチベーションは、仕事に取り組む原動力となるものであり、その源泉は人によって異なります。モチベーションが低いまま働いてしまうと、仕事の成果や心身の健康に悪影響を及ぼすことがあるため、自分に合った方法で対策することが大切です。

    自己分析を通じて自分なりのモチベーションの源泉を理解し、維持・向上に努めましょう。

    どうしても、今の環境でモチベーションが上がらず転職を考える時も、自分にとってモチベーションを維持しやすい仕事・環境を探すと、満足度が上がる転職をしやすくなります。

    自己分析には、第三者の視点を取り入れることも大切です。適性テストやエージェントとの面談を活用すると、自分一人では見えない強みや価値観に気づけるでしょう。自分の価値観やモチベーションを知り、キャリア選択に生かしましょう。

    監修者

    伊藤 ゆかこ

    伊藤 ゆかこ

    キャリアコンサルタント
    oriiro career代表

    大学院で心理学研究に従事後、新卒では技術者派遣のコーディネーターとして、スタッフの登録面談や求人紹介などを担当。その後事務職を経て、2018年に人材紹介業に転身し、複数社で第二新卒から50代の役員クラスまで幅広い世代の転職支援並びに企業の採用支援を行う。

    2024年に個人事業主としてoriiro careerを立ち上げ、20代〜50代まで幅広い年代の転職支援・キャリア相談を行うほか、大学での就職支援や仕事に関するノウハウをnoteで発信。また、ライターとしてHR領域のオウンドメディアの記事執筆も行う。

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