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第一線で活躍するヒーローたちの「仕事」「挑戦」への思いをつづる

Vol.26女優 小池栄子
自己満足せず、貪欲に

Heroes File Vol.26
掲載日:2010/5/14

小池栄子さんの写真1

バラエティー番組や経済番組の司会などとしても活躍しているが、ここ数年は女優としてドラマ、映画、舞台に積極的に挑んでいる小池栄子さん。「現場が好き。いろんな役を演じるたびに、自分の心が潤っていくのを感じる。女優という仕事が楽しくてたまらない」もがき苦しんだ20代前半の頃のこと、そして、今の思いをうかがった。

Profile

こいけ・えいこ 1980年東京都生まれ。テレビ、CM、舞台、映画から経済番組まで幅広く活躍。主演舞台「甘え」(作・演出:本谷有希子、日程:5月10日~6月6日、会場:青山円形劇場)が現在上演中。5月22日(土)には映画『パーマネント野ばら』の公開が控える。

嫌なことからいつも目を背けていた

「どうしようもなかったなあ。何でも自分に都合良く考えていたし、他人を認めるどころか批判ばかりしていて。今思えばすごく恥ずかしい」
デビュー当時のことを尋ねると、小池栄子さんはそう振り返った。

「デビューして3年目の頃、保育士になりたいと事務所に言ったことがあるんです。そう言えば仕事を辞められると思ったから。単にその時の状況がつらく、逃げ出したくて、保育士を口実にしてしまった」
嫌なこと、見たくないものから逃げ、「逃げている自分」からも目を背けていた。そんな生き方に終止符を打つきっかけになったのは、父親から掛けられた言葉だった。
「今、芸能界の仕事を辞めたら、何をやっても続かない。自信を持ってもう少し頑張ってみなさい」と。

そう言われて初めて自分という人間と正面から向き合い、真剣にいろいろと考えた。そして現実から逃げてはいけないと覚悟を決め、事務所に「どんな仕事でもやります」と頭を下げた。
腹をくくったら、人の話も素直に聞けるようになった。
「そうしたらバラエティーの深夜番組が決まり、次第にお芝居の仕事も増えていって。結局、すべては自分の心掛け次第なのだと学びました」

さらに、小池さんを成長させてくれたのはテレビドラマ「大奥~華の乱~」の林徹監督だ。
「うわべだけで芝居するなとさんざん怒鳴られました」
当時「バラエティー出身なのに芝居も結構いい」と言われ、その称賛にあぐらをかきそうな時もあった。だが、「林監督のお陰で、そんな勘違いをした女優にならずにすみました」

出会う相手が成長させてくれる

小池栄子さんの写真2

今は自分から「何か直すところがあれば、言ってください」「叱(しか)ってください」と監督や先輩たちに怖がらずに言う。ダメ出しに腹が立ったり、落ち込んだりすることもあるが、結果的にはそれによって自身の感性が磨かれ、感情の引き出しが増えることの方が多い。
「それが分かってきたので、厳しい言葉も真摯(しんし)に受けとめられるんです」

また、受け身で待っている人より、自分には何かが足りないと感じて次なるものを必死に追い求めている人の方に、チャンスも訪れるものではないかと小池さんは考えている。
「仕事が安定してくると、とかく好きなことだけ選びがちですが、私自身がそうならないよう、これからも貪欲(どんよく)に、いろんなことに挑戦していきたい。その方が人生も意外に楽しく、毎日を心豊かに過ごせる気がします」

新作では自分のマイナス点と向き合う

5月22日(土)、西原理恵子さん原作の映画『パーマネント野ばら』が公開となる。この中で小池さんは、主人公・なおこ(菅野美穂さん)の友人・みっちゃんを演じている。
「気っ風が良くて感情の激しい女性だけに、テンションの高い芝居で、共演者から浮いてしまわないかと心配でした。何より『ついやりすぎてしまう』のが私の芝居の欠点で、コンプレックスに感じていることでもあったので」

たった1つのセリフをどう言えばいいのか悩み、眠れない夜もあった。しかし、そこを吉田大八監督がきめ細かな演出でうまくフォローしてくれたという。
「監督には、思いもよらない意見を言われたり、私が『何がダメなのか分からない』と意見を戦わせることもありました。でも、それができたのは監督を信頼しているからこそ。実際、こうしたやりとりのお陰で、自分の演技のマイナス点としっかりと向き合うことができました」

共演の菅野さんからは主役のたたずまいを学んだ。
「彼女は撮影中ずっとロケ地に滞在し、スタッフを盛り上げていました。その姿勢が何ともかっこ良く、美しくて。すごく勉強になりましたね」

良いことだけ言うのはフェアではない

小池栄子さんの写真3

現場では、監督、スタッフ、共演者の一挙一動に目をこらす。貪欲(どんよく)なまでにそこにあるすべてから何かを感じ、得たいと思っているからだ。
「自分の失敗やダメなところはちゃんと受けとめ、人の良いところは認めたいし、まねしたい。同時に、これは違うと思うことは正直にそう伝えたい。大人なんだから時には我慢した方がいいのでしょうが、相手にとって都合の良いことだけを言うのではフェアじゃない気がするんです。なので思ったことはできるだけ何でも話すようにしています」20代前半では、正直に伝えなかったがゆえに、自分を嫌いになったり、後悔することが多かった。同じ経験はもうしたくないという思いもある。

そんな小池さんも今年で30歳。これからのことを聞くと「夫は、例えば腹筋10回と決めたら12回やれと言います。しんどい、キツイと感じた後の2回が大きいし、それがモノを言うんだからと。仕事も同じ。苦しいと感じてからが勝負。もうちょっと先まで手を伸ばして頑張ってみる。そんなことを心掛けて女優の仕事を続けていきたいです」周りの意見を素直に受け入れる包容力と、自分の弱さを隠さない強さ。これこそがまさに彼女の女優力を、さらなる高みへと引き上げている。

ヒーローへの3つの質問

小池栄子さんの写真4

現在の仕事についていなければ、どんな仕事についていたでしょうか?

頑張って専業主婦をやってみたいかな。主婦ってすごく大変な仕事だと思う。だからこそ、一度完璧な主婦に挑戦したいです。

人生に影響を与えた本は何ですか?

最近読んだ本ですが、「ミッキーマウスの憂鬱」(松岡圭祐著・新潮社)。ディズニーランドの内情がわかってしまうおもしろさもあるのですが、それ以上に、仕事を通して1人の青年が成長していく姿にとても共感を覚えました。1つのことをやり続けると人は成長するんだなって思いましたね。

あなたの「勝負●●」は何ですか?

勝負「酒断ち」です。特に重要なシーンを撮影する2日前ぐらいからお酒を飲むのを休みます。で、それが終わるとシャンパンなど大好きなお酒を飲む。こういう時に飲むお酒というのはまた格別においしい。たまらないですよね。

Infomation

映画「パーマネント野ばら」
2010年5月22日(土)から全国ロードショー

海辺の町の小さな美容室「パーマネント野ばら」。離婚をして一人娘を連れて出戻ったなおこ(菅野美穂)と、その母・まさこ(夏木マリ)が切り盛りしている。町の女たちは、日々ここに集まっては悲喜こもごものおしゃべりをする。一方、なおこは高校教師のカシマ(江口洋介)と恋をしていた。互いを優しく想いあう2人。だが、その恋にはせつなくもあたたかい秘密と真実が隠されていた。
西原理恵子さんの同名漫画を映画化。「どんな恋でもないよりましやき、というみっちゃんのセリフが大好き。優しさに満ちた映画なので多くの人に観てほしい。そして、この映画に登場する女たちのように一生恋をしてほしいなって思います」(小池栄子さん)。

キャスト/菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、宇崎竜童、夏木マリ、江口洋介他
監督/吉田大八
原作/西原理恵子「パーマネント野ばら」(新潮社刊)
公式HP/http://nobara.jp

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