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第一線で活躍するヒーローたちの「仕事」「挑戦」への思いをつづる

Vol.39俳優 伊藤英明
より多くの人に届けたい

Heroes File Vol.39
掲載日:2010/11/12

伊藤英明さんの写真1

今秋公開した、シリーズ映画の完結編『THE LAST MASSEGE 海猿』が大ヒット。さらに、これまでにも数々の話題作に出演している俳優、伊藤英明さん。安定した演技力で、着実にキャリアを築いている実力派だ。デビューのきっかけから、自身を役者として人間として成長させてくれた作品への思いなどをうかがった。

Profile

いとう・ひであき 1975年岐阜県生まれ。映画、ドラマを中心にコメディーからシリアス、アクションまで多彩な役柄をこなす。今年9月には7年間取り組んできた映画シリーズの第3作『THE LAST MESSAGE 海猿』が大ヒットを記録。11月30日から白井晃演出、中島かずき作の舞台「ジャンヌ・ダルク」(赤坂ACTシアター)に出演。仏国王シャルル7世を演じる。

再び巡ってきた俳優へのチャンス

端正な顔立ちに澄んだ目。柔らかな口調でありながらも、どこか凜(りん)としたたたずまいを感じさせる俳優・伊藤英明さん、35歳。
「この年齢になって、おれってこうだったかなあと思うことはあります。若い頃はいい意味でバカだったし、怖いものなしで何にでも向かっていくところもあった。でも今は、ワンクッション置き、本当にこれでいいのかなと考えてから行動することも多くなって。それと、昔は恥ずかしくて言えなかったことが今は平気で言えるから不思議。好きだよとか、大事だよとか(笑)」

芸能界入りは18歳。美男子コンテストでの準グランプリ受賞がきっかけだった。だが、最初に入った事務所とは折り合いがつかず、いったん辞めて芸能界から離れている。
「子どもの頃、病弱で入退院を繰り返していたので親に面倒のかけ通しでした。だから大人になってからも親に負担をかけるのが嫌で。その事務所にいると自立が難しかったので辞めました。その後はずっとアルバイト生活。とび職や解体工事など肉体労働が多かったですね」

それが、約2年が過ぎたある日のこと、焼き肉屋の前で並んでいたら今の事務所のスタッフに声をかけられ、再び役者の道を歩むことになる。
「バイトはどれも楽しかったのでそんな先のことまでは深く考えていなかったけれど、心の奥にいつか役者として表舞台に立ちたいという思いはありました。チャンスをくれた今の事務所に感謝しています」

職人気質のプロたちが自分を成長させる

伊藤英明さんの写真2

とはいえ、この世界ですぐにうまくいくとは思っていなかった。過剰な期待感も全くなかったと振り返る。
「何でもそうだけれど、一生懸命やったからといって報われるとは限らない。何より、明日どうなっているのか分からないのがこの世界だから」

そんな伊藤さんが「一生、役者として頑張っていこう」と思えるようになったのは、様々な作品を通して出会った人たちのお陰だという。
「現場では、職人気質の志の高いプロたちが死に物狂いで作品づくりに取り組んでいる。しかも周りを気遣いながら。その中で仕事ができるなんて本当に幸せだな、と。同時に、僕の出演作を心待ちにしてくれるファンの方々がいる。そのありがたさに気づいてから、僕自身の仕事に対する姿勢も変わりました。責任感が芽生えたというのかな」

今は「一人でも多くの人に観(み)てもらい、楽しんでもらいたい」。その一心で、また次の作品に取り組んでいる。

海上保安庁潜水士からフランス国王へ

伊藤英明さんの人気を不動のものにしたのは映画『海猿』シリーズ。様々な世代から支持され、今秋公開された第3作も記録的なヒットとなった。
「7年もかかわってきた作品ですから思い入れもあります。ただ、前作も数多くのお客さんに観(み)てもらったので、もっと違う役をやらないと、この作品にすがっているように思われるんじゃないかと心配したこともありました」
しかし、ファンの署名運動によって第3作が決定したのだと知り、気持ちが変わった。「やるしかないでしょう(笑)。前作をいろんな意味で超えていけばお客さんは楽しんでくれるはず、と信じて撮影に臨みました」。何でも本気で取り組めば伝わるし、自信が芽生えて不安や恐怖心もなくなるものだと伊藤さんは考えている。

11月から始まる舞台「ジャンヌ・ダルク」にしてもそうだ。大きな作品の後だけに「次は何をやろう」と考えていた矢先、オファーが舞い込んできた。舞台は俳優人生において2作目。演じるのはフランス国王シャルル7世。『海猿』シリーズで演じた潜水士とは全く異なる役柄だ。
「僕自身、どうなるか楽しみでしかたない。不安? ないですね。やる時はやる、相当頑張ってしまう性格ですし(笑)。若い時の僕だったら、うまく見せなきゃとか、どうしたら大きく見せられるかといった気負いがあったかもしれない。でも、今はそういうのはなくて、演出家の白井晃さんに体を預け、できないことはできないと認めつつ、最大限努力すればいいと思っています」

両親にはいつまでもかっこうをつけていたい

伊藤英明さんの写真3

肩の力がいい具合に抜けている。それでいて熱いものもちゃんと秘めている。
「唐沢寿明さんと共演した時、役への没頭のしかたがあまりにもすごくて衝撃でした。普段はいたって普通の人なんですが(笑)。ああいう在り方、生き方に俳優としてあこがれているところはありますね」

あの時ああすれば良かったと後悔するのが嫌いだ。だからこそ、今後も好きなことを本気でやり続けたいという。
「それは、一度手に入れたものにすがることではなくて。もしも他にやりたいことがあるならそっちへ向かえばいいと思う。縁があればちゃんとまた戻れるんだから。何だったら両方挑戦してもいいんだし」

そんな伊藤さんの原動力は何なのか。「親の前ではいつまでもいいかっこうをしていたい、という気持ちかな」。幼い頃、両親に苦労をかけたという思いが常に根底にある。その優しさこそが彼の芝居の根っこに通じている気がした。

ヒーローへの3つの質問

伊藤英明さんの写真4

現在の仕事についていなければ、どんな仕事についていたでしょうか?

やはり海の仕事かなあ。鯨の調査員とかイルカの調教師など。あるいは、青年海外協力隊で働いていたかも。とにかく勉強が不得意なので、体を使って何かに没頭する仕事に就いていたと思います。

人生に影響を与えた本は何ですか?

中沢啓治さんの「はだしのゲン」。原爆被災者の描写があまりにも生々しく衝撃でした。「パパママバイバイ」も強烈に印象に残っています。あとは「トム・ソーヤの冒険」(マーク・トウェイン著)や「ちびくろサンボ」(ヘレン・バンナーマン著)。小学生の頃に読んだものって、大人になっても覚えているものですね。

あなたの「勝負●●」は何ですか?

特にないです。子どもの頃からそうなのですが、遠足など何か楽しみなことがあるとワクワクして眠れなくなるタイプで、それを人に悟られないよう、むしろ平常心を装うって感じなんですよね。

Infomation

世界最強のヒロインを描く、かつてない舞台がついに始動!
「ジャンヌ・ダルク」

鮮烈な登場から、わずか19年の人生で歴史を変えたジャンヌ・ダルク。彼女の生き様だけでなく、その人間性、精神性にまで深く切り込んで丁寧に描いたのが今回の舞台「ジャンヌ・ダルク」。演出は白井晃さん、脚本は劇団☆新感線の中島かずきさん。そして、ジャンヌ・ダルクを堀北真希さん、ジャンヌの運命を決定づけた仏国王シャルル7世を伊藤英明さんが演じる他、壮大なストーリーの世界観を大いに盛り上げる豪華キャストが勢揃い。

「ジャンヌ・ダルク」
東京公演/2010年11月30日(火)~12月19日(日)
会場/赤坂ACTシアター
公式サイト/
http://www.jd2010.jp/
問い合わせ/
キョードー東京 0570-064-708
※12月24日(金)~28日(火) 大阪公演あり

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