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第一線で活躍するヒーローたちの「仕事」「挑戦」への思いをつづる

Vol.47女優 石原さとみ
ロマンチストだった10代

Heroes File Vol.47
掲載日:2011/3/18

石原さとみさんの写真1

時代劇からコメディーまで様々な作品に出演し、多彩な演技力で私たちを魅了する石原さとみさん。とりわけここ数年の彼女の成長ぶりには目を見張るものがある。仕事や生き方に対する最近の心境の変化などを伺った。

Profile

いしはら・さとみ 1986年東京都生まれ。2002年に第27回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞、翌年映画でデビュー。主な出演作に映画『人間失格』『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』『漫才ギャング』、舞台「幕末純情伝」「組曲虐殺」など。4月30日(土)から劇団☆新感線プロデュース「港町純情オセロ」の東京公演(会場:赤坂ACTシアター)に出演予定。

劇団☆新感線の舞台に初参加!

取材当日、石原さとみさんは昭和初期創業の銀座の老舗キャバレーにいた。ここで、彼女がヒロインを務める舞台「港町純情オセロ」(劇団☆新感線プロデュース)の製作発表会見が行われたからだ。
役のイメージに合わせて真っ白なブラウスで登場した石原さんは、「控室に『ホステスの十カ条』が貼ってありました。お客様だけでなく従業員にも笑顔でとか、ステキな言葉ばかり。とても勉強になりました」と初めてのキャバレーを楽しんでいる様子。

劇団☆新感線の舞台も初参加で、「演出のいのうえひでのりさんは、ホリプロタレントスカウトキャラバンの最終審査前に演技指導してくれた先生なんです。そのお陰もあってグランプリを受賞し、女優としてデビューできました。そんないのうえさんと9年ぶりに再会。感慨深いものがあります。緊張もしていますが、うれしさの方が大きい」と目を輝かせる。

目の前のことで精いっぱいだった10代

石原さとみさんの写真2

小さい頃に憧れていたのはラジオのパーソナリティー。それが、テレビドラマ「WITH LOVE」で女優に変わった。
「藤原紀香さんがDJ役で出演していたのですが、それを見て女優になれば何にでもなれるんだと思ったんです」
そして、16歳で女優デビュー。以後、映画、ドラマ、舞台などに次々出演、念願のラジオ番組も担当するなど演じる役柄と共に着実に仕事の幅も広がっていく。だが真面目な性格ゆえ、自分で自分を追い詰めることも多かったという。「どの作品も常に楽しかったのですが、10代の頃は精神的な余裕が全くなかったですね。いつも目の前のことに精いっぱいでした。でも、つらいことを乗り越えれば必ず糧になると思って頑張ったし、そこから何かを得ようと意識的に少し無理をして努力していました」
かなりロマンチストだったと自身を振り返り、分析する。石原さんの言う「ロマンチスト」とは、悲しいと感じたら本気で悲しみの境地まで自分を追い込んだり、うれしかったら死ぬほどうれしがったりと、感情の浮き沈みをいちいち体感するような人のこと。「それが女優として良い方向につながるんじゃないかと思い、必死にロマンチストをやっていましたね」

何でも吸収したくて気になることは全て書き留めていた時期もあった。しかし最近になって、意識的に何かをするよりも、自然体でいることの方が大事なのではないかと思えてきた。「無理をせず、もっと自分に忠実に生きていきたいなと。そう考え始めたら途端に楽になって、メモもやめました」
自身の内面が変わっていく音がした。

無理しなくても前には進める

ロマンチストを卒業したのは昨年あたりのこと。途端に気持ちが楽になった。また、昨年はいろいろな意味で転機の年だったという。
「人との出会いも大きいと思いますが、長く続けていたラジオの仕事が終わり、環境も変化したせいか、私の意識がずいぶん変わった年でした。前は、いつもどう見られたいかを気にしていたのですが、それ以上に、自分はどうありたいかを考えるようになりましたね」
主体的に物事を考えるようになると、以前ほど一つのことに執着したり深追いしたりしなくなった。いい意味で「いい加減」になってきたのだろう。そのせいか肩の力も抜け、「今は本当に自分がやりたいことをやらせてもらっていて、人として少しさらっとのびやかになった気がします」。

昨年は単身でニューヨークへ。約1カ月の語学留学の体験も内面に変化をもたらした。
「めちゃくちゃ友だちができたんですね。12月24日が私の誕生日なのですが、人生初のパイ投げをされました(笑)。最高におもしろかったです」
一人で海外へ行き、「世界は広いなあ」としみじみ実感したという。「人間って足元しか見ないところがあって、今いる場所でしか生きていけないんじゃないかと思いがち。でも、何も今の場所に執着しなくてもいいんだ、私は今ここが好きだからここで生きているんだなって。無理しなくても、心を閉ざさず、ただ人と会って話したり、いろいろなものを見聞きするだけで、こんなに意識も世界も変わるんだなと気づきました。そう思ったら心に余裕ができてきましたね」

「座頭市」で知った女優のおもしろさ

石原さとみさんの写真3

女優をずっとやっていきたい――。心底そう思えるようになったのは、映画『座頭市 THE LAST』との出会いが大きいという。
「阪本順治監督が現場を作り上げていく感じがすごく良かった。緊張感もありましたが、そこに居られることが喜びでした。それと、市の妻役だったのですが、自分でも驚くほど役に入り込んでいて、現場を離れても市の顔しか浮かばなかったんです。それだけ集中できたことがうれしかった。またお芝居がしたいなと思わせてくれる作品でした」

正直、女優としてどうありたいかなんてまだ分からない。でも、いつも幸せな人でありたいとは思うという。ではその秘訣(ひけつ)はと聞くと、「真面目に生きること(笑)。それと、恐れず一歩踏み出すこと。必ず何かがいい方向へ変わるから」。
これからも真面目を貫き前へ進む。その姿勢は変えないつもりだ。

ヒーローへの3つの質問

石原さとみさんの写真4

現在の仕事についていなければ、どんな仕事についていたでしょうか?

看護師ですね。以前、ドラマでナース役を演じさせてもらったのですが、その時、看護師って素晴らしい職業だと思いました。もし、看護師になれなくても、医療を勉強したくなりましたね。

人生に影響を与えた本は何ですか?

まだ読んでいないのですが、友だちに勧められて買ったばかりの「修養」(新渡戸稲造著)です。「絶対、バイブルになるから」と言われたのですが、どうかな。読んでどんなふうに影響を受けるか楽しみです。

あなたの「勝負●●」は何ですか?

つかさんのお芝居に出演させていただいていた時は、テンションを上げるためにコブクロさんの「DOOR」を何度も聴いていました。今は、ローリン・ヒルが多いですね。たぶん「港町純情オセロ」出演中もローリン・ヒルのアルバムです。気分が「クッ」となってテンションが上がるんですよね、彼女の曲を聴くと。

Infomation

21世紀のシェイクスピア作品
舞台「港町純情オセロ」

劇団☆新感線が満を持してシェイクスピアの四大悲劇の一つ「マクベス」に挑んでから5年。次なるシェイクスピアもやはりその一つとして知られる「オセロ」。といっても、舞台は戦前の関西らしき場所にある港町、混沌とした時代を背景に、チンピラヤクザたちの純情悲喜劇に脚色されている。主演は、同劇団の看板俳優橋本じゅんさん、そしてヒロインは初参加となる実力派女優、石原さとみさん。いったいどんな変化球で、悲劇だけではない「オセロ」が誕生するかが見どころだ。

「港町純情オセロ」
東京公演/2011年4月30日(土)~5月15日(日)
会場/赤坂ACTシアター
脚色/青木豪
演出/いのうえひでのり
出演/橋本じゅん、石原さとみ、大東俊介、田中哲司他
問合せ/サンライズプロモーション東京 0570-00-3337
公式サイト/http://junjo-othello.jp
※4月15日(金)~22日(金)まで大阪公演あり。

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