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第一線で活躍するヒーローたちの「仕事」「挑戦」への思いをつづる

Vol.174俳優 江口洋介
たくさん影響を受けて人生の歩を進めよう

Heroes File Vol.174
掲載日:2017/11/2

江口洋介さんの写真1

1987年の映画デビューから今年で30年となる江口洋介さん。20代は「東京ラブストーリー」「ひとつ屋根の下」といったトレンディードラマの常連として一躍人気を博した。30代以降は社会情勢に正面から向き合う役柄も増え、気づけば硬軟どんな役も演じられる実力派俳優へ。なぜ江口さんは、常に第一線で活躍し続けていられるのか。そのヒントを聞いた。

Profile

えぐち・ようすけ/1968年東京都生まれ。87年映画デビュー。現在、経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(テレビ東京系)で案内人を務める。2017年11月5日(日)から放送予定の「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」(WOWOW)に出演。

俳優デビューして約30年、常に第一線を走り続けている江口さん。この2017年秋は「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」に出演。01年に政官界を揺るがした外務省の機密費詐取事件を映像化した作品で、江口さんは佐藤浩市さんと共に国家権力の捜査に臆することなく挑む刑事を熱演している。「実話ものだという緊張感はありますが、あくまでもオリジナルドラマとして魅力あるものにしたい。国家の暗部に石を投げ続けた刑事たちの姿をすがすがしく感じていただけるよう、どのシーンにも丁寧に積み重ねるような気持ちで取り組みました」

子供のころからドラマに登場するアウトローが好きであこがれた。高校卒業後は迷わず芸能界へ。そこで出会った映画人たちに影響され、家から近い映画館へ毎日のように通うようになる。「ドラマとは明らかに違うものを感じ、それが何かと考えを巡らせるのが好きでした」。出演するようになると、映画は華やかさと泥臭さの両面を併せ持つ世界だと知り、ますます夢中になる。俳優になる覚悟もできた。

江口洋介さんの写真2

そんな江口さんを一躍有名にしたのが、1990年代に出演した「東京ラブストーリー」や「ひとつ屋根の下」などのトレンディードラマ。「評価されたことは素直にうれしかった。ただ半面、若さや見てくれで評価されて喜んでいてはダメだ、ここで甘んじていては本物の俳優にはなれないと思っていました」

人気に溺れることなく、冷静に将来を見据えていた江口さん。「30代は、俳優だけで食っていくための土台作りをする」と決め、併行して続けていた音楽活動を封印し、主役にこだわらず、単館系の映画や舞台などそれまでとは異なる芝居に果敢に挑戦した。

更に転機となったのは、40代に差し掛かるころに主演した映画『闇の子供たち』だ。人身売買という重いテーマ。自分の感覚や想像だけでは難しく、膨大な資料を読み、取材もした。「それによって普通では知り得ない事実に触れ、心が動かされました。また、こういう衝撃的な事実を演じることで、広く伝えていくということも俳優としての自分の役割のように思えました」。そこから一気に社会派作品への出演を自ら望むようになる。

「この世界へ入った時もそうですが、出会う人や作品に影響されながら人生の歩を進めてきた気がします。人から影響を受けることで得られるものはとても大きいので、特に若いうちは孤立などせず、いろんな所へ飛び込んで多くの影響を受けてほしいですね」

ユーモアが思わぬ新しいアイデアを生む

江口洋介さんの写真3

江口さんと言えば、経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」を思い浮かべる人も多いだろう。同番組のオファーがあったのは42歳の時。以後7年、案内人を続けている。自ら取材現場へ出向き、インタビューも行う。「現場に行って、社会で生きるさまざまな人たちのリアルな話が聞けるのは非常に刺激的です」

普段の役作りにおいても、かなり入念に時代背景や歴史などを調べたうえで撮影に臨む。「調べればいいというものでもないですが、僕にとって準備はとても大事。情報を得ることで、演じる役の心情まで深く掘り下げることができますし、撮影に入ってから現場で、心的にも技術的にも自由に立ち回ることができます」

作り手であるスタッフたちの情熱が自身を駆り立ててくれることも多いという。今回出演する「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」がまさにそう。「社会派作品というのもあり、作り手の明確で強い意志を感じます。監督、スタッフ、共演者など自分以外の人のこだわりに思わず共鳴したり、触発されることって多いですね」

俳優は正解がない仕事。チャレンジしてベストを尽くすしかない。それでも毎回「ここがダメだった」「こうすれば良かった」「もう少しできたはずなのに」と自分の至らなさを悔いるという。「過去を振り返らないタイプではあるのですが、やった仕事での反省点は絶対、次の現場でカバーしてみせるって、それだけはなぜか思ってしまうんです」

次こそは。この思いが江口さんの原動力だ。「特に大変な思いをしたり、もがきもがいた作品ほど『次』に返ってくる。それは評価だけでなく、役者としての土台になるものだったり、自分の中にずっと残るものだったりするのですが、苦しんだ分、何かがちょっと違う。だからこそ毎回『次こそは』と思い、克服するために次のチャレンジをしていく。そんなことを繰り返していたらあっという間に今に至ってしまったという感じですね(笑)」

そんなチャレンジにおいて、大切なのはユーモアだと江口さんは語る。「どう演じるかを理詰めで考えてもいいアイデアが出てこないのに、皆で冗談を言い合っている時にいきなり新しいアイデアが芽生えたりします。そんなふうにユーモアって思いもよらない力を発揮してくれる。だから、何だか思いどおりにいかないなんて悩んだ時は、いったんそこから離れ、近くにいる人たちと笑いのある会話を楽しんでみたらいい。ユーモアが、今すべき新しいチャレンジへときっと導いてくれると思いますよ」

スタイリスト:島津由行 ヘアメイク:勇見勝彦(THYMON.Inc)

ヒーローへの3つの質問

江口洋介さんの写真4

現在の仕事についていなければ、どんな仕事についていたでしょうか?

思い浮かばないですね。高校を卒業した時も、俳優と音楽しかやりたいことはなかったという気がします。

人生に影響を与えた本は何ですか?

本は原作ものや翻訳ものなど、その時の仕事がらみで読むことが多いですね。ビジネスで成功した起業家の伝記なども読みます。自分とは考え方が違う方の本を読むと、その方はどんな風に人と接するのかと考えたりしますね。

あなたの「勝負●●」は何ですか?

まったくないですね。

Infomation

WOWOW「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」に出演

骨太な社会派ドラマを真正面から描き続けるWOWOWが、この秋挑むのが2001年に発覚し、政官界を揺るがした「外務省機密費詐取事件」を映像化した「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」だ。主演に佐藤浩市さんを迎え、江口洋介さんを中心とする「連続ドラマW しんがり ~山一證券 最後の聖戦~」チームが再びタッグを組み、新たな衝撃作を世に送り出す。前代未聞と言える外務省事件の捜査に、臆することなく突き進む捜査二課の“名も無き”刑事たち。江口さんは佐藤さん演じる無骨な刑事と相反しながらも共に捜査を進める上司役を演じる。「ある組織の中で、これだけ熱い言葉を交わしながら仕事をしていた時代があったことを知ってほしいですね。非常に男くさいドラマです。とても爽快な気分になってもらえると思うのでぜひ見てください」(江口さん)
2017年11月5日(日)放送スタート
放送時間:毎週日曜22:00~/全8話(※第1話無料放送)
原作:清武英利『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』(講談社刊)
監督:若松節朗(「連続ドラマW しんがり ~山一證券 最後の聖戦~」、映画『沈まぬ太陽』ほか)、村谷嘉則
脚本:戸山田雅司(「連続ドラマW しんがり ~山一證券 最後の聖戦~」「スペシャリスト」「相棒」ほか)
出演:佐藤浩市、江口洋介、北村一輝、萩原聖人、飯豊まりえほか
公式サイト:
http://www.wowow.co.jp/
dramaw/ishi/

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