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第一線で活躍するヒーローたちの「仕事」「挑戦」への思いをつづる

Vol.175俳優 賀来賢人
他人をまねて、助言も受けて実力を磨く

Heroes File Vol.175
掲載日:2017/11/30

賀来賢人さんの写真1

ドラマ、映画、ミュージカル、舞台などでさまざまな作品に出演し着実に力をつけている俳優の賀来賢人さん。最近は相次いでコメディー作品に出演し、笑いのセンスも開花させている。「何か面白いことをやっているなと思われる役者でありたいし、今までいなかった人になりたい」そう語る賀来さんの仕事への思いを伺った。

Profile

かく・けんと/1989年東京都生まれ。2007年俳優デビュー。NHK連続テレビ小説「花子とアン」や映画『斉木楠雄のΨ難』を始め数々のドラマ、映画、舞台で活躍。東京・本多劇場にて17年12月8日(金)から始まる舞台「流山ブルーバード」(作・演出:赤堀雅秋)に出演予定。

ドラマ、ミュージカル、映画と活躍目覚ましい俳優の賀来さんが、2017年12月8日(金)から新たな舞台「流山ブルーバード」に出演する。共演するのは太賀さん、柄本時生さん、若葉竜也さんといった同世代の俳優仲間たち。

「友人でもある太賀と芝居をしたいとプロデューサーに話したのが発端で実現しました。結果的にすごく面白いメンバーが集まって、しかも作・演出は生々しい独特の世界観を作り上げる赤堀雅秋さん。僕はここのところ舞台に続けて出演していますが、その集大成にしたいと思っています。今自分が最もやりたいことができる座組なんじゃないかと」

小さいころからテレビっ子で、ドラマもよく見ていたという賀来さん。18歳でスカウトされた当時、ハマッていたのがドラマ「木更津キャッツアイ」で、出演者がみんな楽しそうに見え、「自分もこの仕事をやってみたい」と軽い気持ちでこの世界へ飛び込んだ。しかし現実は甘くなかった。芝居のレッスンを受けるもオーディションにはなかなか受からない。「何なんだこれは!」と悔しさばかりが日々募った。

そんななか、ようやく役をつかんだのが映画『神童』。これをきっかけに役をもらえるようになり、20歳の時、映画『銀色の雨』で初めて主演を務めた。同作でアルバイト感覚は卒業し、「俳優でやっていく」という覚悟が決まった。

賀来賢人さんの写真2

「共演させていただいた中村獅童さんのたたずまいや集中力に圧倒されたのも大きかったですし、スタッフ、キャストなど大人たちが一丸となって本気でもの作りに打ち込む姿がとてもかっこよく見えたんです。そのころから自分もここで頑張っていきたいなと思うようになりました」

それからは、仕事に対する意識もガラリと変わったという。芝居がうまくなりたいという気持ちが芽生え、いろんなジャンルの映画や舞台を片っ端から見まくった。「出演者の演技を見ていいなと思ったら、次に自分が出る作品でまねしてみる。芝居の勉強の仕方が分からず、時間もあったのでそんなことを繰り返していた時期がありました」。実は映画に主演したもののあまり仕事は入ってこず、「俳優でようやく食べていけるようになったのは25歳のころでした」。

賀来さんが一躍注目されるきっかけになったのは、NHK連続テレビ小説「花子とアン」だ。そこで共演した石橋蓮司さんに感情的な芝居を褒められた。「欲を言えば拳を握ると力が逃げないよ」と助言も受けた。以来、感情的なシーンでは握り拳を忘れない。人の芝居に学び、先輩の言葉を心に刻みながら、賀来さんは俳優としての実力を蓄えていった。

いいなって思う人との縁は、絶対に逃さない

賀来賢人さんの写真3

キリッとした眉と目力の強さが印象的な俳優の賀来さんが、ここのところ意外な才能を発揮している。それはコメディー作品だ。

映像、舞台を問わず、全力でぶっ飛んだ表情をしたり、謎めいたキレのある動きをしたりして強烈なインパクトを与えている。きっかけをくれたのは演出家で映画監督の福田雄一さん。22歳で経験した初舞台「スマートモテリーマン講座」の演出が福田さんだった。それ以来、何度か作品に呼ばれる中で親交を深めた、賀来さんにとっては尊敬する人物の一人である。

「2、3年前、自分には俳優としての面白みがない、何か変わりたいけれどどう変わったらいいのかも分からないと悩んだ時期がありました。福田さんに相談したら『お前ほどコメディーをやっている同世代の俳優はいないんだから、そこで一番になりなさい』と。その言葉に救われ、コメディーセンスを身に付けて、そこでは誰にも負けないようにしようと決めました」

そんな賀来さんは今、舞台にも力を入れている。観客の反応がダイレクトに伝わってくるところが好きだという舞台。「その分プレッシャーもあるし、役者として一番シビアだと感じる場所でもあるのですが、それは自分の実力を確認したり、俳優としての振り幅を増やしたりするためにも必要なもの。今回出演する『流山ブルーバード』では、今まで見せたことのない自分を出し切る覚悟で臨んでいます」

俳優になって10年になる。「流されるままやってきて、それが良い方向へ行ったり行かなかったりしたけれど、案外何とかなるものです。悩まないほうですが、それでも悩んだ時は家族や友人などに話すことで解決しています」

この仕事は、続けたもん勝ちだと思っている。仕事がないからと焦っても来るわけじゃないことも分かってきた。「それよりも今は、時間があれば徹底的に遊ぶ。遊びも仕事も、何でも一生懸命やるという日常の積み重ねが、この仕事では大きな糧になると思うので」

また、人との縁も大事にするようになった。「どんな仕事も出会いによるところが大きい。最初は仕事うんぬん関係なく、とにかくこの人って何かいいなと思ったら絶対に離さない(笑)。良い関係が長く続くよう努力します」

更に2016年に結婚し、17年に子供が誕生して良い意味で開き直る気持ちが増したそうだ。「守るものができたことがプラスに働いていて、何でも来いっていう思いがより強くなった気がします」。いつか自分の出た作品を子供に見せたい。「そのためにも、まずは目の前の仕事に精いっぱい取り組みます」

ヒーローへの3つの質問

賀来賢人さんの写真4

現在の仕事についていなければ、どんな仕事についていたでしょうか?

ハワイでロコモコとかを売っている店のオーナーなんかやりたいですね。楽しそうじゃないですか!

人生に影響を与えた本は何ですか?

井上雄彦さんの少年漫画『SLAM DUNK』です。中学生のころに読んだのですが、この作品から友情や仲間、努力など、熱く感じるものの素晴らしさを学びました。

あなたの「勝負●●」は何ですか?

もうずっと習慣にしているのですが、舞台の初日や大事な日には赤いパンツを履きます。

Infomation

舞台公演「流山ブルーバード」に出演!

賀来賢人さんを中心に同世代の太賀さん、柄本時生さん、若葉竜也さんら実力ある俳優陣が出演する、M&Oplaysプロデュース公演「流山ブルーバード」。千葉県流山市という東京にほど近い地方都市の、半径3km圏内でくすぶっている4人の若者たち。東京へ出ていく気力もなく、町を抜け出そうにも抜け出せない“ダメ”な4人と、彼らを取り巻くろくでもない大人たちの青春群像劇が繰り広げられ、それぞれに鬱屈(うっくつ)したものを抱えた人たちのやるせない日々と、その中に垣間見える一筋の希望が描かれる。「社会から落ちこぼれているという感覚は僕にもあります。自分も俳優をやっていていつ必要とされなくなってもおかしくないですから。だから登場人物たちの気持ちもよく分かる。この舞台は20代の若手俳優がやる青春群像劇なので、ぜひ同世代の人に見てほしいですね。同世代にはきっと希望というか、何かそんなものが届くと思います」(賀来)
日程:2017年12月8日(金)~27日(水)
会場:本多劇場(東京・下北沢駅)
作・演出:赤堀雅秋
出演:賀来賢人、太賀、柄本時生、若葉竜也、小野ゆり子、宮下今日子、駒木根隆介、赤堀雅秋、平田敦子、皆川猿時
公式サイト:http://mo-plays.com/bluebird/
問い合わせ先:(株)M&Oplays(電話03-6427-9486/平日11:00~18:00)
※島根、大阪、広島、静岡、大田区(東京)公演もあり。

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