転職Q&A【内定・退職・入社】
時間が欲しいという主旨を伝えたところ、内定取り消しに!
従業員が30人ほどの輸入会社で、急募の求人に応募していました。最終面接の翌日、メールで内定の連絡を受け、入社の意思を大至急返信するよう要請されましたが、他社の面接の結果待ちがあるので、少々時間が欲しいという趣旨を正直に伝えた結果、内定を取り消されました。
やはり内定を快く引き受けて、後から辞退するべきだったのでしょうか? 2週間後にはオリエンテーション、3週間後から出勤予定ということだったため、ドタキャンして先方に迷惑かけたくなかったというのが本心です。短い間に内定になったので、私も前日と翌日の態度が急変し、よくないとは思っていました。私は、どうすればよかったのでしょうか?
みさと(29歳 女性)
A
転職では、即戦力として採用するケースも多く、人材急募ということで募集をしていたのであれば、他社の結果待ちのために時間が欲しいという返答は、内定を躊躇していると受け取られて、別の人材の採用に動いたと考えられます。入社の意思が明確で時間が必要な場合は、採用担当者も納得しますが、他社と比較している場合、自社が第一志望で、熱意のある応募者を採用したいと、通常考えます。
入社の意思を大至急返信するというような今回のケースでは、みさとさんの返答は、止むを得ないと思いますが、他社と比較していることを告げず、両親と相談したい等の理由でも良かったのではないでしょうか。先方からメールが送られてきたのであれば、大至急返信と記載されていても、メールのチェックが遅れたということで、1日程度は時間の猶予が持てたと思います。その間に、第一志望の企業に、相談することも可能です。ただし、相談することで、不採用になるケースも想定されますので、必ずしもお勧めしたい方法ではありません。
内定取消しになった企業が、入社に値する企業かどうか、文面から判断するとやや疑問を感じます。大至急返信を強要することや、考える時間を与えないようでは、今までも内定辞退者が多い企業なのかもしれません。採用に自信がある企業であれば、「じっくり考えて決断してください。不明な点がありましたら、いつでも連絡をください。」というように、余裕があるはずです。
キャリアアドバイザー 谷所健一郎
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