転職Q&A【法律関係】
ボーナス支給日前に退職したら、賞与はもらえない?
更新日:2025年12月23日
賞与支給日の前月末に退職しました。この場合、賞与はまったくもらえないのでしょうか?
ボーナス(26歳 女性)
A
賞与(ボーナス)は、退職のタイミングによって支給されないことがあります。その判断は「就業規則にどう定められているか」が重要なポイントです。
就業規則に書かれている内容による
賞与は原則として、その算定期間の勤務成績などに応じて支給額が決まります。そのため、算定期間に勤務していれば、通常は賞与の支給対象者となります。
しかし、就業規則や給与規程に「賞与は支給日に在籍している者に限り支給する」などの条件が明記されている場合、支給日に在籍していないともらえないのが一般的です。
例えば、支給日が7月10日であって、6月末で退職している場合は「不支給」とされるケースが多いです。
一方で、就業規則にそういった在籍要件が明記されていない場合や、「業績・勤務成績に応じて支給する」など曖昧な表現の場合は、法的には受け取れる余地があります。その場合、賞与が労働契約の一部と見なされれば、一部でも請求できる可能性があります。
給与と賞与のちがい
給与は労働の対価としての「確定的な報酬」であるのに対し、賞与は「会社の業績・本人の勤務成績等を勘案して支給される」不確定な性格の報酬です。そのため、支給されるかどうかやその金額は、会社側の裁量が比較的大きくなります。
年俸制の場合は?
年俸制の場合では取り扱いが異なります。
例えば、年俸を14分割し【「月給×12カ月」+「賞与(賞与相当額)×2回」】として支払っている場合、賞与はすでに年俸の一部として契約されているものです。
この場合、たとえ退職が支給日より前であっても、「働いた期間に応じた按分支給が必要」とされる可能性が高くなります。
就業規則等に書かれていなければ余地あり
繰り返しになりますが、就業規則や雇用契約書に明確な「不支給要件」の記載がない場合は、賞与の一部を請求できる可能性があります。
しかし、支給するのかしないのか、いくら支給するのかは会社の経営上の判断や人事考課など経営判断に大きく左右されます。
どうしても支給してほしい場合は、感情的にならず冷静に事実と実績をもとに交渉することが望ましいでしょう。
※この情報は2025年7月1日時点のものです。
回答者
永廣 勇資
社会保険労務士
ながひろ社労士事務所 代表
2011年社会保険労務士登録。
豊富な実務経験を基に、企業労務顧問、人事労務アウトソーシングを専門とする。特に、人材確保が喫緊の課題である運送業向けコンサルティングに注力。
独自のノウハウを駆使し、企業の成長を力強く支援するほか、企業のパワハラ予防対策にも定評がある。従業員が安心して働ける職場環境づくりに貢献し、労働トラブルの未然防止にも取り組んでいる。
労働法規の専門知識と実務経験を活かし、企業の持続的な発展を力強く後押しすることを心掛けている。
もっと詳しく知りたい
あなたに合った
非公開求人をご紹介!
転職支援サービスでは、
公開されていない求人もご紹介可能。
転職活動、1人では不安…
業界専任のキャリアアドバイザーが
あなたの転職をサポート!
シゴト性格や強み・弱みをチェック
向いている仕事が分かる、応募書類作成に役立つ!
社労士解説! 転職Q&A動画
-
【社労士解説】職場の3大トラブル対処法〜泣き寝入りしないためのTIPSを学ぶ!~
-
【社労士解説】違法残業とは?特殊な職種や管理職でもNGに!
-
退職時の給与・賞与にまつわる金銭トラブルを社労士が徹底解説
-
バレてもOKな副業・NGな副業〜会社も禁止できない副業って?社労士がマジメに解説!
豊富な転職・求人情報と転職ノウハウであなたの転職活動を支援する【マイナビ転職】。マイナビ転職は正社員の求人を中心に“日本最大級”常時 約8,000件以上の全国各地の豊富な求人情報をご紹介する転職・求人サイトです。毎週火・金更新であなたの希望の職種や勤務地、業種などの条件から検索することができます。職務経歴書や転職希望条件を匿名で登録するとあなたに興味を持った企業からスカウトされるサービスや、転職活動に役立つ職務経歴書サンプルや転職Q&A、会員登録をすると専門アドバイザーによる履歴書の添削、面接攻略など充実した転職支援サービスを利用できる転職サイトです。










