転職Q&A【法律関係】
退職する際、赤字を背負わされるのでは?
私の任されているグループには赤字があります。会社からは相当な教育を受け、将来的には事業部を任せたいと言われていますが、赤字を背負っているので、退職した場合、損害賠償の対象になるのでしょうか?
ぷらいす(27歳 男性)
A
役員であれば、株主、従業員、取引先からの訴訟なども予測できますが、社員の場合は、利益を出せなかったからといって会社から訴えられたり、退職することで損害賠償を請求されることはありません。故意に会社に多大な損害を与えた場合は、役員、社員を問わず賠償責任を科せられることはありますが、部門のトップとして勤務して成果を出せなかったことを理由に、賠償責任が発生することは通常では考えられません。
損害賠償についての規定は就業規則に記載されていますので、確認されたらいいと思いますが、退職することにより賠償責任が発生するということは書かれていないはずです。ただし、会社の機密事項や技術などの情報を転職先企業などに漏洩した場合は、賠償責任が発生することがありますので、十分注意して行動する必要があります。
退職時の賠償責任とは違いますが、会社のヒト、モノ、カネ、情報といった財産を使いビジネスを行うわけですから、部門のトップであれば責任感も要求されます。会社の期待する結果が出せなければ賞与などが減額されることもありますし、場合によっては降格ということも考えられますが、逆に成功した場合は報酬や昇格も期待できます。
赤字を背負って退職することを心配するより、相当な教育を受けさせてもらいチャレンジできる場を与えてくれる企業に、感謝してみたらいかがでしょう? 悪いことを予想してマイナスのことを考えれば、いくらでも不安材料は出てきます。現実に起こった問題ではないのですから、今回の抜擢をチャンスと捉えて、どうしたら赤字部門を黒字化できるかということに気持ちを集中して頑張ってください。
キャリアアドバイザー 谷所健一郎
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